自動車にしろバイクにしろ、免許を取得しようと思ったら教習所を利用するのが一般的ですよね。
ここで迷うのが、生活圏内の教習所に「通う」か、ちょっと遠くの教習所で「合宿」を受けるかの2択。
人によっては連休が取れず通いしか選べなかったり、逆に就活や入社に向けて合宿じゃないと間に合わないという人もいるでしょう。
しかし、もしあなたがどちらも選ぶ余地があって悩んでいるというのであれば、断然合宿免許での取得をおすすめします。
理由は金額でも時間でもありません。
合宿免許そのものが有意義なお金の使い方となる可能性が高いから。
合宿免許のメリットは費用が安いことと短期間で取れることばかりがクローズアップされがちですが、実は「人生レベルで貴重な経験(思い出)になり得る」という隠れたメリットがあります。
これを考慮したときの合宿免許って“超高コスパ”なんです。
合宿免許が貴重な経験になり得る3つの要素
合宿免許は人生においてお金を払う価値のある貴重な経験になる可能性が大いにあります。
ポイントは次の3つの要素。
- 日常から離れられるということ
- 免許が一生モノであるということ
- 友達と一緒に参加できるということ
ポイント1.日常から離れられるということ
合宿免許を選ぶと、その名の通り同じ宿舎に泊まり込みで過ごしながら免許取得を目指すことになります。
例えばAT限定普通自動車免許を取得する場合は最低でも13日間の日数を要しますが、基本的にはこの間に家に帰ることはないはず。
13日以上も家に帰らないことって普段なかなかないですよね。
しかも同じ目的を持った初めて会う仲間たちと、これまで体験したことのない「運転」という経験を積み重ねる。
日常要素は皆無です。
これが記憶に残らないわけありません。
一方で教習所に通った場合は内容が似ていてもあまり記憶に残ることがありません。
通いだと日常生活の隙間時間を活用することになるため、時間をかければかけるほど、教習所に通うこと自体が日常の一コマになってしまいます。
もちろん「運転」自体がレアな経験であることには変わりありませんが、その印象も他の記憶に埋もれがちです。
しかし嵐のように過ぎさる合宿は、日常からかけ離れた特別な体験として強く記憶に残ること間違いなし。
実際、管理人はバイクの免許を通いで取得しましたが、ハッキリ言って当時の記憶はほとんどありません。
思い出せるのは教官の鼻をすするクセと、スピードを出しすぎたときに「ミハエル・シューマッハのつもりか」と怒られたことくらい(バイクなのに・・・)。
敢えて言いますがどうでもいい記憶です(笑
この点、合宿免許であれば何年経ってももっとリアルに情景を思い浮かべることができるはず。
部活動で例えるなら、自分の学校で行われた練習試合と他校で行われた練習試合なら、後者の方が記憶に残りやすいような、そんなイメージですね。
ポイント2.免許が一生モノであるということ
そもそも自動車やバイクの免許を取るということ自体がビッグイベント。
人生においてもかなりレアな経験となるため、それだけで記憶に残りやすいと言えます。
しかも免許は取れば終わりではなく、その後も運転のため、身分証明のためと目にする機会が山ほどありますよね。
となれば、その過程を思い出すきっかけも豊富にあるわけです。
その後の人生においても振り返ることの多い記憶となれば、必然的に歳を重ねても忘れられない経験となります。
この「忘れにくさ」というのがポイントで、同じ金額で海外旅行へ行くのと同じくらいか、それ以上に価値の高い経験となる可能性が大いにあります。
そのうえ免許証も手に入るとなるとお得感ありますよね。
ポイント3.友達と一緒に参加できるということ
合宿免許は通いと比べて友達と一緒に参加するのに向いています。
というのも、通いの場合は希望の枠を取れないことが多々あり、友達と一緒に通い始めても少しずつタイミングがずれ、最終的にバラバラに卒業というケースが少なくありません。
タイミングがずれれば一人の時間が多くなり、その頃には新鮮な気持ちも薄れてきて意外と”作業感”が高くなりがち。
一方で、合宿免許の場合は予め卒業までのカリキュラムが組まれた状態でスタートするため、周りと足並みをそろえて進むことができます。
もともと合宿先は慣れない環境のはずですから、刺激もたっぷり。
むしろ友達と一緒に参加するくらいが心強くて良いんですよね。
で、友達と一緒に参加すれば、後になって一緒に振り返って話をすることもできるわけです。
これは先ほどの「忘れられない記憶になる」という要素にも絡みますし、友情が深まることも間違いなしです。
合宿免許は貴重な経験!だからお金をかける価値がある!
合宿免許は「お金の使い方」としてかなり優れた選択肢と言えます。
なぜなら、一つは経験を買うこと自体がモノを買うよりも満足度の高いお金の使い方だから。
合宿は見知らぬ環境や合宿先の交友関係といった日常とは違った経験をもたらしてくれます。
一生モノの思い出がたったの20万円ちょっとで作れる。
実はこれってかなりすごいことです。
しかも自動車やバイクの運転技術を学べるため「自分の成長」も感じられるはずですし、短期間で免許を取得できるため、見方によっては「時間を買う」選択でもあります。
時間を買うお金の使い方は幸福度が上がりやすく、おすすめです。
合宿免許最大の欠点といえば、やはりまとまった休みが必要な点。
しかし敢えて言いますが、「合宿免許に参加している期間は休みがつぶれる」という考え方は間違いです。
ちょっとした旅行感覚も味わえるのが合宿免許の良いところで、「合宿そのものが楽しめるものである」と考えられたら勝ち。
友達と参加すればなおさらそう思えるはずです。
重複しますが、「ちょっとした旅行気分を味わえてついでに免許まで取れてしまう」と考えるとお得感がありますよね。
もちろん教習は人によっては簡単なものばかりではないかもしれませんが、通いと比べて間が空くことがないため、必然的に習得も早くなります。
というわけで、通いと合宿、もしあなたがどちらも選ぶ余地があって悩んでいるというのであれば、断然合宿免許での取得をおすすめします。