ドリフトのやり方!いろいろな「キッカケ作り」とその手順♪

S15 ドリフト ドリフト

MTのFR車に乗ったなら、一度は体験しておきたいのが「ドリフト走行」です。

実は管理人はスライドをねじ伏せてコーナーを立ち上がることに快感を覚えるタイプなのでそこまでドリフトに夢中になったわけではないのですが、グリップ走行においてもドリフトができるのとできないのとではやはり大きく違うと感じています。

タイヤが滑ったときの咄嗟の判断や、そもそもドリフトができるという自信も走りに影響するかもしれませんし、以前も話しましたがF1ドライバーですらカウンターを当てて走る人がいるくらいですからね。

参考記事【アンダーステアとオーバーステアの違いとは?どちらが良いの?】

 

そんなこんなで今回はドリフト走行について、その中でも基礎中の基礎、「キッカケ作り」について簡単に話してみたいと思います。

 

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ドリフトの「キッカケ作り」とその手順

さて、「管理人はあまりドリフトに夢中にならなかった」と言いましたが、それでもかなりの時間をかけて練習しました。

結果的にグリップ・・・と言うか、「より速く走ることの方が好きだな」と感じたわけですが、こういう”小技”は今でも大好きでよくやります↓

管理人の大好きな映画「Back to the Future」のワンシーン。

この動画の冒頭で見ることができる”デロリアン”による華麗な180°ターン、これもドリフトの応用です。

この映画の主人公マーティーは、17歳にしてギター・スケボー・射撃に長けた上にかわいい彼女までいて、車の運転もこの腕前。冷静に観るとめちゃくちゃハイスペック(笑

 

ドリフトやこういったターンは「後輪を滑らせている」という点で共通しています。

公道でやるのが危険なのは言わずもがなですが、派手なドリフトだけでなく、こういったターンもできたらかっこいいですよね~。

 

しかしどうやって後輪を滑らせているのでしょうか。

普通にハンドルを切っただけではこうはなりませんよね。

後輪を滑らせるためには何らかの”キッカケ”を作る必要があります。

その方法は簡単なものから比較的難しいものまで様々ですが、ここでは代表的な5つの方法を紹介します。

 

ドリフトのキッカケ作り その1.クラッチ蹴り

後輪駆動車限定となりますが、個人的にはこの「クラッチ蹴り」が単純なキッカケ作りとしては一番簡単ではないかと思います。(サイドの効きにくいシルビア系の車に乗っているからでしょうか?)

 

まず、コーナーに差し掛かったらアクセルを踏んだままクラッチを切ります(オーバースピードで進入しないように注意)。

この時アクセルを緩めなければ、タイヤ側の抵抗を失ったエンジンは回転数が上昇し、「タイヤ側の回転数」<「エンジン側の回転数」となります。

この状態で再度クラッチをつなげば、エンジンの回転数に吊り上げられる形で駆動輪が急回転し、グリップの限界を超えて滑り出すというわけです。

このときクラッチを切るのはほんの一瞬で、その名の通り”クラッチを蹴るように”操作すれば後輪が滑り出すことになります。

 

とても簡単に後輪を滑らせることができますが、当然クラッチを繋いだ瞬間は激しい変速ショックが生じますし、回転差があるところを無理やりつなぐため、機械的な消耗は激しくなります(特に純正クラッチの場合)。

 

似たキッカケ作りに「シフトロック」というものもありますが、タイヤ側の回転数とエンジンの回転数の差を利用しているという点ではやっていることは同じです。

こちらは具体的には「ヒールアンドトゥ」を用いずにシフトダウンをし、強制的にリアをロックさせるという手順です。

 

ちなみにこのクラッチ蹴り、極々限られたシチュエーションにおいてはグリップ走行にも役立つかもしれません。例えば超々低速コーナーでの立ち上がり。落ち込んだ回転数に合わせて加速するよりも、スタートダッシュのようにエンジンの回転数を上げて一気につなぎ、タイヤのグリップを使い切るように加速した方が速い場合があります。もちろん空転やスリップのリスクはありますし、タイヤを含め車にとってはあまり良くないので参考までに・・・。

 

ドリフトのキッカケ作り その2.サイドブレーキ

「ドリフトと言えばサイドブレーキ」と言う人も多く、ドリフトのキッカケ作りとして広く認知された方法ではないでしょうか。

「クラッチ蹴り」や「シフトロック」と比べると後輪が滑るまでの手順はやや複雑に感じられるかもしれませんが、慣れてしまえば百発百中でドリフト状態に持ち込むことができるようになりますし、減速しながらドリフトへ移行するのでより緩やかに後輪が流れ出すというメリットもあります。

1つのコーナーをドリフトで抜けようとした場合は、クラッチ蹴りよりもサイドブレーキを使ったドリフト(通称サイドドリフト)の方が簡単かもしれません。

 

サイドブレーキを引くことで後輪の回転を強制的に止めると、路面に対してタイヤが引きずられる形となり、テールがアウト側に流れ出します。

この状態でアクセルを再度踏み込めばトラクションが確保できず、後輪が空転を始めてドリフト状態を維持できるというわけです。

具体的には次のような手順となります。

  1. ブレーキを踏んで前荷重を作る
  2. ステアリングを切る。
  3. クラッチを切ってサイドブレーキを引く。
  4. アクセルを踏んで回転数を上げる。
  5. クラッチを繋いでタイヤの空転を維持する。

2と3はシチュエーションによって前後する場合がありますし、4と5はほぼ同時に行います。

コツは1の「ブレーキによる前荷重」をしっかりと意識すること。

先ほどのデロリアンもターン直前にフロントが「クン」っと沈んでいる様子が見て取れますよね。

前荷重を作るということは後輪にかかる荷重を抜くということですから、当然タイヤは滑りやすくなる、というわけです。

 

実際は後輪が滑り出したらカウンターを当てる必要がありますが、キッカケ作りとしては上記のような流れです。

カウンターを当てると言っても、スライドが始まると実際は勝手にステアリングが回ってある程度カウンターが当たるため、カウンターは当てることよりもその後「どこでカウンターを戻すか」の方が重要になってきます。

とりあえずは目線を進みたい方向に向けることを意識して、スピンしても安全な環境でリラックスして操作してみましょう。

 

サイドブレーキを引くタイミングや引いている時間などで車の挙動が変わるのでいろいろ試してみてください。

 

ドリフトのキッカケ作り その3.フットブレーキ(ブレーキングドリフト)

これはフットブレーキによる前荷重だけで後輪をスライドさせるテクニックです。

あまりブレーキを踏みすぎると前輪がロックしてしまう恐れがあり、逆にブレーキが弱すぎると十分に後輪の荷重を抜くことができません。

そのため少なくともクラッチ蹴りからのドリフトやサイドドリフトをマスターしてから挑戦する方が無難です。

 

コーナーへ進入したら気持ち多めにステアリングを切り、ブレーキをかけます。

このときガツンと急ブレーキをかける必要はありません。

車や速度、ステアリングの量などによってどの程度のブレーキがちょうど良いかは変わってきますが、まずはグリップに近い感覚のままステアリングを多めに、ブレーキもやや強めにと言った具合で試してみると良いと思います。

ステアリングを先に切ってからブレーキを踏むことで、前輪を軸にコマのように回転するイメージです。(もちろん前輪でしっかりとコーナー内側へ切り込まないといけませんが)

後述の「フェイントモーション」を合わせて使用するとやや簡単になります。

 

滑りだしたら車の向きが十分に変わるまではブレーキの強さでスライドを調整します。

その後はそのままだと当然車速はどんどん落ちますので、アクセルを踏み込んで通常のドリフトへと移行し、コーナーを抜けていくという流れです。

 

ドリフトのキッカケ作り その4.パワースライド

「パワースライドはドリフトとは認めない!」なんて言う人もいるかもしれませんが、パワースライドはあくまでテールが滑り出すキッカケ、パワースライドから移行した状態をパワードリフトと呼ぶこともありますね。

逆に「FRの派手なドリフトは全てパワードリフトだ」と言う人もいます。

・・・言葉遊びになるのであまり複雑に考えるのは止めましょう(笑

 

パワースライドとは、主にコーナー中盤以降でアクセルONに合わせてリアがアウトに流れ出す現象です。

特にビッグパワーの後輪駆動車で起こりやすく、グリップ走行でもこれを制御しきれずにスピンしてしまう人も見かけますね。

しかしあまり特別な動作を必要としないため、普段グリップで遊んでいる人たちにとっては、もしかすると一番とっつきやすいキッカケ作りだったりするかも・・・?

 

コーナー出口に向けての加速中にドリフトに移行するパターンが多く、この場合深いアングル(内側を向く角度)を付けることは難しくなります。

 

ドリフトのキッカケ作り その5.フェイントモーション

まず曲がりたい方向と逆方向にステアリングを切り、その後曲がりたい方向へ切りなおすことで急激な姿勢変化、荷重移動が起こり、テールが滑り出します。

この時の車の動きがフェイントをかけたように見えることからこう呼ばれます。

 

曲がりたい方向へ切るタイミングが難しく、また直接タイヤをロックさせる動作がないのが特徴です(実際はブレーキなどと合わせて使用することが多いですが)。

フェイントでアウト側に慣性を働かせ、そこから無理やりイン側に車体をねじ込み、後輪のグリップの限界を超えさせることになりますから、グリップを使い切るためにも一定以上の速度が必要となります。

慣れるまでは荷重移動とステアリングのタイミング、車速、ライン取りのどれもが難しく、ドリフトのキッカケ作りの中では最も難しいかもしれません。

個人的には8の字や振り返しができるようになってから挑戦することをおすすめします。

※振り返し:左右の連続するコーナーをドリフトを途切れさせずに抜ける際に車の向きを変える動作のこと。

 

ただし、難しいのはあくまでフェイントのみでドリフト状態に持ち込む場合です。

その他のキッカケ作りと合わせて使うのが普通なので、道幅が許す限り荷重移動を意識して積極的にチャレンジしてみましょう。

 

あとがき

キッカケ作りはいろいろな方法がありますが、もし初めてのドリフトに挑戦するのであれば、これらを練習する前にまずはエンジンをぶん回すことに慣れてください。

エンジン音もスキール音もタイヤの焼ける臭いも日常の運転では味わえないものですから、最初は戸惑うこともあると思います。

ですが、ドリフトでは高回転を維持した方が圧倒的に難易度は下がります。

なぜなら一般的に高回転の方が十分なトルクを発揮することができ、エンジンブレーキも強く効くため前荷重が作りやすいからです。

ビビッて2,000~4,000回転程度でドリフトをしようとしても難しくなるだけです。

 

まずは今回紹介した「キッカケ作り」で思い切って車をスピンさせてみましょう!

きっと新たな世界が拓けるはずですよ♪

 

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