下取り査定0円の車はどう手放す?安全に個人売買できたら…【ガリバーフリマ】

下取り査定0円の車はどう手放す?安全に個人売買できたら…【ガリバーフリマ】 車の売却

同じ車に長く乗っていると、買い替えのときに下取り額がつかなくなることが多々あります。

下取りで0円になってしまったら、あなたならどうしますか?

実際問題、ディーラーの下取りが0円で買い取り業者の査定でも思ったように値がつかないとなると、もはや個人売買くらいしか望みはありません。

しかし、個人売買ってちょっと怖いですよね。

知り合いに売るならまだしも、まず信頼できる取引相手を探すことから難しく、手続きが不十分だと思わぬトラブルにも発展しかねません。

・・・と思っていたのですが、実は最近、中古車買取店のガリバーが「ガリバーフリマ」という面白いサービスを開始しました。

その名の通り、アプリを使ってフリマ感覚で車の売買が可能なのですが、これが結構面白い。

個人的には査定額の低い車にこそおすすめのサービスと感じたので、今回はそのメリットデメリットについてお話ししたいと思います。

先に公式ページをチェックしたい方はこちら↓

ガリバーフリマとは?アプリを利用した車売却の流れ

まずはガリバーフリマがどんなサービスなのか、ざっくりとした利用の流れとともに簡単に説明したいと思います。

ガリバーフリマを利用した車売却の流れは以下の通り。

  1. フリマに出品
  2. 情報の更新や質問回答
  3. 購入申請が届く
  4. ガリバーに車を引き渡し

ガリバーフリマは、フリマ形式で車の売買が可能なサービスです。

一般的な個人売買と異なり、その仲介にガリバーが入ることで、安全性と利便性が高められています。

やること、できることはメルカリなどのフリマアプリと大差ありません。

出品はスマホとPCどちらからでも行えます。

商品ページにはコメント欄があるので、購入検討者から質問があればここでやり取りすることも可能。

買い手からの購入申請に対し、売り手が「許可」を選択すれば取引成立となります。

取引成立後は必要な書類と一緒にガリバーの店舗に持ち込むだけ。

あとはお任せです。

「カンタン出品(簡易出品)」を使って出品してみよう

出品は超簡単。

こちらのページを使えば、メーカー名、車名、おおよその年式とおおよその走行距離、車体番号と手取り希望金額さえ入力すればすぐに出品することが可能です。

具体的に入力が必要なのは以下の8項目のみ。

  • メーカー名
  • 車名
  • 年式(おおよそで可)
  • 走行距離(おおよそで可)
  • 車体番号
  • 手取り希望金額
  • 名前
  • メールアドレスor携帯電話番号

連絡先はメールアドレスか携帯電話番号から選ぶことができ、メールアドレスを選べば電話応対も必要ありません。

写真や詳細なコメントを後から追加することでより売れやすくなりますが、まずはお手軽に試せるのが良いですよね。

ガリバーフリマのアプリを使えば、車検証に付いているQRコードを読み込むことで簡単に情報を入力することもできます。

もちろん、まずはブラウザで出品し、あとからアプリで情報を追加していくということも可能です。

このように簡単に出品できるガリバーフリマですが、利用料や出品料はかかりません。

売買が成立するまでは手数料なしで利用することが可能です。

それでも心配な人は「出品サポート」を受けるのもアリ

「スマホやPCの操作に自信がない」、「車両を売るために必要な情報や効果的な情報がいまいちわからない」という場合は、出品からガリバーに手伝ってもらうこともできます。

売りたい車でガリバーに行くと、登録から写真撮影までスタッフがやってくれます。

中古車販売のプロに撮影してもらえるのは、人によっては大きなメリットかもしれませんね。

適切な価格の設定のアドバイスもしてくれますし、ついでにガリバーでの買取査定額を確認することも可能で一石二鳥かも。

ちなみにガリバー曰く、ガリバーフリマではガリバーの査定額より10万円以上高く売れる実績が多いようです(公式バナー↓)

ガリバーフリマであれば、仮に下取りで0円となった車でも十分に勝負できる可能性があります。

ガリバーフリマのメリット

ガリバーフリマで個人売買

ガリバーフリマを利用するメリットは次の通り。

  1. 査定0円の車も売れる可能性がある
  2. 売れるまで1円もかからない
  3. ガリバーの仲介で安心&ラク

1.査定0円の車も売れる可能性がある

なぜガリバーフリマだと査定0円の車も売れる可能性があるのか。

それは、ガリバーフリマの買い手には「個人」が多いから。

大前提として、車買取業者は仕入れた車を再び売ることで儲けを出します。

このため、売れるかどうかわからない車にはリスクを背負ってまで高額査定をつけてはくれません。

その点、個人同士の売買がメインのガリバーフリマの場合、買い手は再び売れるかどうかではなくシンプルに「自分が乗りたいかどうか」で判断してくれます。

特に特別仕様車や最終モデル、限定グレードといった車両は、個人間売買では大化けする可能性があります。

というか、一般的な買取査定の場合はこれらの希少性が評価されないことも多いんですよね。

マイナー、あるいは希少性の高い車を高く売るには、それを求めている人に直接売るのが一番です。

フリマアプリはまさに最適解と言えますね。

そのうえ、買い手側からしても「買取業者や中古車販売店を経由しない」という点は魅力的。

実際は仲介のガリバーにそれなりの手数料を支払うことになりますが、それでも売り手にとっても買い手にとってもお得な、まさにwin-winの取り引きが可能です。

ここから先は、フリマ特有の「セールスポイントをいかに上手にアピールできるか」という要素も絡んできます。

一応セールスポイントを入力する際はガリバーの用意したテンプレートを使用することも可能なので、大きな心配は不要です。

うまくいけば、下取り0円の車もガリバーフリマにおいては掘り出し物的な扱いをされるかも・・・?

2.売れるまで1円もかからない

ここまで甘いことばかり言いましたが、もちろんそう簡単にうまくいくとは限りません。

売れるのに時間がかかるかもしれないし、その間に他の買取査定を受けたくなることもあるかも。

しかし、ガリバーフリマは実際に車が売れるまで手数料がかからないので、その点は安心できます。

売却後は手数料を支払うことになりますが、あらかじめ手数料分を加味した売却金額に設定すれば問題なし。

買取希望者が現れても、あわてて売却しなくてはいけないということもないので、お手軽に利用できます。

なお出品期間は120日間と、最大で約4ヶ月間も掲載することが可能です。

ただし、売却する意思のない車を出品することを利用規約違反となります。

購入申請が届いても売るかどうか判断することができますが、あらかじめどの程度の価格だったら売ってもよいかを考えておくと良いですね。

3.ガリバーの仲介で安心&ラク

ガリバーフリマは全国規模で中古車の売買を行う大手ガリバーが仲介となるため、個人売買に近い形態にも関わらずトラブルのリスクが非常に小さいという点もメリットです。

例えば書類不備や金銭未払い等のトラブルを防止できますし、それでいて実際に買い手と対面する必要すらありません。

さらに書類の準備や複雑な手続きもすべてガリバーがサポートしてくれるため、専門知識のない人でも終始安心して売買が可能です。

実写確認ができない分、買い手にはややリスクの高さが残りますが、売り手にとってはかなりローリスクなシステムと言えます。

余談ですが、ガリバーフリマは売り手の代わりにガリバーが品質を保証してくれるサービスもあります。

その対象条件は年式無制限、走行距離20万km以下の国産車。

買い手が保証料金29,800円を支払うことで、保証期間3ヶ月、車両本体価格の半額を保証上限金額とする有料保証が受けられます。

たった3ヶ月と思うかもしれませんが、そもそも個人間売買では保証がないことが一般的。

万が一すぐに壊れるハズレを引いてしまっても、ガリバーの保証が受けられればむしろ儲けものです。
そしてこれのすごいところは、売り手は何もしなくても良いというところ。

買い手にとっては29,800円という条件がありますが、売り手にとってはガリバーが品質を肩代わりしてくれるようなもの。

また、必要書類は適切に案内してくれますし、名義変更もガリバーにお任せなのでかなりラクです。

ガリバーフリマのデメリット

お次は気になるデメリット。

デメリットは大きく分けて2つ。

「手数料」と「時間」です。

一般的な個人間取引と異なり手数料がかかる

当然といえば当然ですが、ガリバーフリマにおいては車が売れた際に出品者側、購入者側双方に手数料が発生します。

出品者側の手数料は最低でも18,000円かかり、それを超える設定価格にしないと赤字になってしまいます(取引が成立するまでは手数料はかからない)

せっかくの個人間取引の最大のメリットがやや薄れてしまう印象はぬぐえませんね。

よくガリバーフリマは購入者側に膨大な手数料がかかると言われます。

購入者側にかかる手数料は最低で28,000円と確かに安くありませんが、一般的な中古車販売店との価格設定の差を考えれば、まだおつりが来るレベルです。

問題はその他の費用。

具体的には登録代行手数料や陸送費、車庫証明費用、ナンバー変更手続き費用などが該当します。

これらを理由に「ガリバーフリマは手数料が高い!」だの「車両金額以外の費用が高すぎる!」などと言われがち。

しかしよくよく冷静に考えてみると、確かに陸送費はやや特殊ですが、その他の費用は一般的な中古車販売店でも請求されることがあります。

よく中古車情報サイトなどで見かける、車両価格と総額の差の部分ですね。

これは車両や店舗などによって結構差があるので、一概にガリバーフリマが高いと言い切るのはどうなのかな、と思います。

とはいえ、陸送費に関しては近場の中古車販売店で購入すればかからないものなので、ここに関しては確かに高く感じられるかもしれません。

しかし、いずれも売り手側にとってはあまり関係ありませんね。

陸送費が高いと売れないかというと、買い手の近所にお目当ての車があるとも限らず、決してそうとは言えないからです。

先述のとおり、売れなければ(売らなければ)手数料もかからないので、安心して利用することができます。

売れるのに時間がかかる可能性がある

他の車買取サービスであれば、買い取ってもらえるかどうか、売るかどうかはかなりの短期間で結論を出すことが可能です。

下取りや中古車買取店の査定なら即日、出張一括査定でも最短で数日、楽天オークション等を利用しても1~2週間もあれば結果が出ます。

しかし、ガリバーフリマは他のフリマと同様、出品した物(車)にいつ買い手が現れるかわかりません。

もちろん、買い手が見つかるまではその車に乗り続けることができるのですが、早く手放したいという人には不向きですね。

言い方を変えれば、「時間をかけることでより高く売れる可能性が探れるサービス」ということ。

ちなみに、出品すると120日間(約4ヶ月間)もガリバーフリマに掲載されることになります。

すでに4ヶ月以内に買い替えの予定があれば、少しでも早く登録しておくことをおすすめします。

ガリバーフリマで高く売るコツ【セールスポイントの書き方】

ガリバーフリマで高く売るコツ【セールスポイントの書き方】

ガリバーフリマには愛車を高く売るためのコツがあります。

それは、とにかく出品する車の情報を増やすこと。

写真はもちろん、説明(セールスポイント)も充実していた方が売れやすくなります。

この点はガリバーフリマに限らず、フリマアプリなら鉄板のお約束ですね。

セールスポイントを書く際は、ガリバーの用意したテンプレートを使うこともできるので安心です。

内容の奇抜さより、とにかく情報量を多く、充実させることが一番。

細かなグレードや、純正社外品を問わず、装着済みのパーツやナビ等があれば忘れずに書いておきましょう。

セールスポイント欄に書く内容は、必ずしもプラスの面ばかりでなくても構いません。

むしろ、不具合箇所があればそれらを正直に書くことで購入者側に安心感を与えることができます。

「その程度の不具合なら・・・」と考えてくれる効果も期待できるので、例えばエアコンの効きがやや弱いなど、些細なことでも書いておきたいところ。

また、塗装の劣化やタイヤの摩耗など、画像を見ればわかる内容についても丁寧に文字に起こしておくと良いと思います。

不具合箇所が思いつかない場合も「不具合箇所:走行上の不具合はありません。」などのように書いておくと、買い手の安心感を得られます。

もしコメント欄で質問を受けることがあれば、その回答をすぐにセールスポイント欄にも反映させましょう。

さらにセールスポイントを充実させたい場合は、他の出品車両を参考にしてみるのもおすすめです。

特にハート(お気に入り)の多い車両はセールスポイントが充実していることも多く、一度チェックしてみる価値があります。

ガリバーフリマはこんな人におすすめ!

ガリバーフリマは手数料や陸送費など、比較的買い手側に負担の大きいサービスと言えます。

一方で売り手側は売る売らないを自由に選択でき、売ると決めるまでは費用もかからないため、かなりお手軽に利用することができますね。

購入者側に立つと、実写確認が難しい点も大きなデメリットと言えるでしょう。

そのため、高額な車両の売買よりも、ある程度買い手が冒険できる価格帯の車両の方が向いている可能性があります。

ここまでのメリットデメリットを考慮したうえで、ガリバーフリマの利用に向いている人を挙げると次の通り。

  • 各種査定で0円だった人マイナー車種の売却に苦慮している人
  • 対面の価格交渉が苦手な人
  • フリマが得意な人(セールスポイントをうまくアピールできる人)

いずれもガリバーフリマならチャンスがあります!