「ちょっと近くのコンビニまで行きたいな」
なーんて思ったとき、あなたならどうしますか?
地方に住んでいるとついつい車を出してしまいがちですが、しかし車にしろバイクにしろ、エンジンというものは「ちょい乗り」には不向きなんですよね。
あまり頻繁にちょい乗りばかりしていると性能低下を招くばかりか、最悪プラグがかぶってエンジンがかからなくなってしまうことも。
加えて深夜ともなれば音にも気を遣うというもの。
かといって歩いたり自転車に乗るのは面倒・・・。
そんなあなたにおすすめしたいのが「電動スクーター」という選択肢。
動力源がモーター&バッテリーなので、エンジンのようにうるさくもなければちょい乗りしたって何の問題もありません。
そうは言っても個人的には「普通にバイク感覚で買うにはまだちょっと早いかなぁ」と思っていたのですが、実は先日テレビで“折りたたみ可能”というユニークな電動スクーターの存在を知り、ちょっとだけ意見が変わりました。
そのとき知ったのが「BLAZE SMART EV(ブレイズ スマートEV)」という電動スクーターなのですが、見るからにお手軽そうな外観をしていながら電動スケボーなどとは違って堂々と公道を走ることが可能なんですよね。
お手軽かつ「時代をちょっと先取りした移動手段」を求めている人は是非チェックしてみてください!
アイキャッチ画像引用元:特長紹介・スタイル|BLAZE SMART EV(ブレイズスマートEV)100%電動バイク
電動スクーターのメリット・デメリット!普通の原付との違いは?
引用元:特長紹介・スタイル|BLAZE SMART EV(ブレイズスマートEV)100%電動バイク
「ブレイズ スマートEV」を紹介する前に、電動スクーターが普通のスクーターとどのように違ってどんなメリットデメリットがあるのかをおさらいしてみましょう。
まず、やはり一番の違いは動力源。
普通のスクーターやバイクはガソリン燃料でエンジンを回して動力を得ますが、電動スクーターはバッテリーに充電された電気でモーターを回して動力を得ます。
この違いによって生まれる電動スクーターのメリットが次の3つ。
- ガソリンエンジンより経済的
- 家で充電できるのでガソリンスタンドに行く必要がない
- エンジンよりモーターの方が静か
まずガソリンエンジンと比べるとランニングコストを抑えることができます。
まぁ原付スクーターは元々燃費が良くて満タンにしても数百円程度しかかからないのであまり気にする人は多くないかもしれませんね。
しかし、それでもガソリンスタンドに行く手間などを考えると圧倒的にお手軽なのは間違いありません。
オイル交換が不要というのも個人的には大きいですね。
ほぼメンテナンスフリーで乗れます。
また、何より原付特有のあのうるさいエンジン音がないのは大きなメリットだと思います。
モーターの駆動音はエンジンの排気音と比べれば圧倒的に静かなので、「夜中にちょっとコンビニへ」なんて使い方にもこの上なくマッチします。
一方、普通の原付と比べた際の電動スクーターのデメリットは次の通り。
- 長距離走行は苦手
- バッテリーはエンジンより経年劣化しやすい
先述のとおりガソリンスタンドに行かずに家で充電できるのは大きなメリットですが、いざバッテリー切れになったらなかなか復活することができないという点には注意が必要です。
普通の原付なら最寄りのガソリンスタンドまで押すということも可能ですが、電動スクーターの場合は充電させてもらえるところを探さないといけない分、やや難易度は高いですね。
ただしスペアのバッテリーを用意しておけば、その分だけ航続可能距離を伸ばすことも可能です。
もう一つのデメリットがバッテリーの経年劣化。
とはいえバッテリーの性能は年々向上していますし、数年程度で走れなくなるというレベルの心配は無用です。
むしろ、見方を変えれば電動スクーターはバッテリーを交換するだけで簡単に性能を取り戻せるので、長い目で見ると普通の原付スクーターよりも低コストで性能を維持しやすいと言えるかもしれません。
折りたたみ可能な電動スクーター「ブレイズ スマートEV」が良い!
引用元:使用シーン|BLAZE SMART EV(ブレイズスマートEV)100%電動バイク
数ある電動スクーターの中でも個人的に最も注目しているのが「ブレイズ スマートEV」というモデルです。
基本スペックは以下の通り。
- 最高速度:約30km/h(乗員55kgの場合)
- 航続可能距離:約30km
- 車両重量:約18kg
- 展開サイズ:全長約1200mm / ハンドル部約650mm / 高さ約950mm
- 折り畳みサイズ:全長約600mm / ハンドル部約350mm / 高さ約1200mm
- タイヤサイズ:前後315mm
- 最大積載量:120kg(乗員含む)
- 乗車定員:1名
- 電池のタイプ:リチウムイオンバッテリー
- 定格出力:0.35kw
- ブレーキ:前後ディスク式
- 充電時間:約3.5時間
最高速度30km/hはやや控えめですが、そもそも原付は法定速度が30km/hですし、ちょいの乗り用、レジャー用と割り切れば十分合格点。
最高速度は乗員の体重が55kgの場合だそうですが、最大耐荷重が120kgもあるので、体重による差はそれほど大きくないのではないかと思います。
航続可能距離は30kmと、これまた控えめに感じられるかもしれませんが、毎日充電できる家電系モビリティですからね。
30kmと言えば東京駅から横浜駅まで走れる距離ですから、日常使いならこれで足りる人がほとんどなはずです。
しかし一回の充電に約3.5時間を要するので、カフェでお茶しながら充電なんて使い方にはあまり向いていません。
出川さんのマネはできませんね。
一応39,800円(税別)で追加バッテリーを購入すれば、航続可能距離を伸ばすことも可能です。
この他にも次のような特徴もあります。
- 加速が変わる4段階の走行モード選択が可能
- オートクルーズ機能
- 車両の振動を感知して鳴る防犯アラーム機能
- スマホ等を充電可能なUSBポート
走行モードの選択やオートクルーズ機能など、遊び心ある機能があるのもうれしいですね。
「ブレイズ スマートEV」のメリット
一般的な原付スクーターと比べた場合、「ブレイブ スマートEV」には次のようなメリットがあります。
- 圧倒的に軽く、折りたたんで持ち運べる
- 見た目がスマートでおしゃれ
- 最新電動ガジェットでありながら安価
メリット1.折りたたんで持ち運べる
引用元:特長紹介・スタイル|BLAZE SMART EV(ブレイズスマートEV)100%電動バイク
「ブレイズ スマートEV」最大の目玉が折りたためるという点。
これにより車に積載してレジャーなどに出かけることが可能です。
横に倒してもエンジンオイルが漏れて汚れるなんてことがありませんから、かなりお手軽に積載できますね。
キャンプ場に持ち込んだら水くみやトイレといったちょっとした移動に役立ちそうですし、単純に楽しそう。
バックパックを用意すれば買い出しなどもかなり楽になりますね!
重量は約18kg。
中には意外と重いと感じる人もいるかもしれませんが、一般的な原付スクーターの重量はおよそ80kg前後なので、「ブレイズ スマートEV」は1/4以下という計算。
ママチャリの平均重量が約20kgと言われていますから、まさに自転車レベルの軽さってことです。
平均体重が約19kgの日本の5歳児よりも軽いわけです。
これってかなりすごいですよね!
引用元:価格・仕様|BLAZE SMART EV(ブレイズスマートEV)100%電動バイク
↑別売りの専用スタンドを用意すれば室内で充電・保管する際も場所を取らなくてスマート!
メリット2.見た目がスマートでおしゃれ
引用元:特長紹介・スタイル|BLAZE SMART EV(ブレイズスマートEV)100%電動バイク
この独特のスマートな外観、そんじょそこらの原付とは比べ物にならないほどスマートで、普通のスクーターより電動キックボードなどに近いお手軽さが感じられます。
これこそが管理人が食い付いた理由なんですよね(笑
「ブレイズ スマートEV」のカラーはブラック・ホワイト・カーキ・ワインレッドの全4色で、色によってもまた印象が違って見えます。
※2019年7月に新色のパステルとデニムが追加されました。
電動系の乗り物でカラーの選択肢が豊富なモデルはまだ少数派。
自分好みのカラーを選べるのはやっぱりうれしいですね。
メリット3.最新電動ガジェットでありながら安価
「ブレイズ スマートEV」は本体が128,000円(税別)で、これに登録諸費用、配送料の+38,000円(税別)が必要なので、合計で166,000円(税別)が乗り出し価格となります。
この金額でナンバープレート登録など、公道を走るための手続きも全てお任せ。
これを安いと見るか高いと見るかですが、個人的には安いと思いますね。
現行の原付では「スズキ レッツ」が最安で151,000円(税別)、人気の高い「ヤマハ ビーノ」は185,000円(税別)、「ホンダ スーパーカブ50」は215,000円(税別)なので、単純に原付スクーターとしてみても「ブレイズ スマートEV」はそこそこ安い部類にカテゴライズされるわけです。
しかも、「ブレイズ スマートEV」にはこれまで紹介してきたようにいくつもの付加価値があります。
何より最新電動ガジェットの一つとして見たとき、税込み約18万円という金額はそこまで高いものではありません。
例えば日本では公道走行ができない電動スケボーでも、そこそこの性能を持つものは安くても7万円程度、高いと25万円程度しますからね。
お手軽かつ堂々と遊べる電動ガジェットとしてはかなりおすすめできるアイテムだと思います。
「ブレイズ スマートEV」のデメリット
一方、「ブレイズ スマートEV」のデメリットもチェックしておきましょう。
個人的に気になるのは次の2つ。
- 最高速が約30km/hと控えめ
- オートクルーズのボタン位置が悪い
- ミラーが折りたためない
デメリット1.最高速が約30km/hと控えめ
「ブレイズ スマートEV」の最高速度は30km/hと控えめ。
出そうと思えば50km/h以上出てしまう他の原付スクーターと比べれば物足りなく感じられるのも事実です。
しかし、ガソリンが要らなかったり、静かだったり、折りたたんで持ち運べたりと、普通の原付スクーターにはない時代を先取りした特徴とメリットをたくさん持っています。
そもそも原付は公道での制限速度が30km/hと道交法で定められていますから、本来はそれ以上の性能は不要なんですよね。
裏道だけを通って通勤・通学できるという人は日常の足として使っても全く怖さはありませんし、なおかつかなり経済的です。
デメリット2.オートクルーズのボタン位置が悪い
引用元:特長紹介・スタイル|BLAZE SMART EV(ブレイズスマートEV)100%電動バイク
「ブレイズ スマートEV」にはオートクルーズ機能があります。
それ自体は遊び心もあって良いのですが、問題はオートクルーズ状態にするためのボタンの位置。
実はオートクルーズのスイッチは液晶メーターの下にあるんです。
この位置って、一度ハンドルから手を離さないと押せませんよね・・・。
オートクルーズとはアクセル操作をしなくても一定速度を維持して走ってくれる機能のことですから、オートクルーズをONにしたいときっていうのはある程度のスピードが出ているはず・・・。
と考えると、できれば左右どちらかの手元に備えてほしかったですね。
というか、なぜこの位置にしてしまったのか、「ブレイズ スマートEV」唯一の謎ですね・・・。
デメリット3.ミラーが折りたためない
これはデメリットと言うか「惜しい」と感じるポイント。
せっかくボディをコンパクトに折りたためるのに、ミラーがそのままなので気軽に横にすることができません。
室内で保管する際はバイク形態のままスタンドで立てるか、別売りの専用スタンドを用意する必要があります。
いちいちミラーを外すのは面倒ですし、やっぱりちょっと惜しいんですよね。
ちなみに一般的に原付は左右両方のミラーを取り付けていないと道交法に違反することになりますが、最高速度が50km/h以下の場合は右側だけでもOKという特殊ルールがあります。
このため、最高速度が約30km/hの「ブレイズ スマートEV」は左側のミラーがなくても法的にはOK・・・と思ったのですが、ミラーにウインカーレンズが内蔵されているのでダメですね、コレ。
残念。
「ブレイズ スマートEV」の購入方法と注意点は?
まずは購入方法。
「ブレイズ スマートEV」は公式サイトや公式代理店(実店舗)、各種通販サイトなどで購入することが可能です。
公式サイト↓
その他通販サイト↓
詳しくはこのあと説明しますが、公道走行のための様々な手続きを極力簡単に済ませたいなら公式サイトから購入するのがおすすめ。
公式サイトから購入する場合、支払いはクレジットカード(VISA・JCB・Mastercard)、銀行振込、もしくは佐川急便の代金引換(現金支払い)から選択可能。
ショッピングカートのページにてクレジットカード払いにチェックを入れると、最大24回までの分割払いを選択できます。
ちなみに購入時は免許証の提示も不要。
本当に普通の通販感覚で買えちゃいます。
注文後は車体が届くのを待ち、あとはナンバープレートを取り付ければ自由に公道を走ることができます。
ただし扱いは原付なので、公道を走る際はヘルメットの着用が必須です。
各種登録や手続きはメーカーにお任せ♪
引用元:価格・仕様|BLAZE SMART EV(ブレイズスマートEV)100%電動バイク
電動スクーターは原付扱いなので、本来であればナンバープレートの登録・取得・送付、自賠責保険の手続きなど、公道走行のために必要な手続きがいろいろあります。
しかし、「ブレイズ スマートEV」に関してはこれらの必要な手続きのほとんどをメーカーが行ってくれます。
公式サイトによると「走行するための手続きは全て、当社又は販売店によって行います。全く知識が無く不安な方にも詳しくご説明をさせて頂きますのでお気軽にお問い合わせ下さい。」とのこと。
自分でやることと言えば、本体とは別途届くナンバープレートを車両に取り付けることくらい。
ただし、公式サイト以外から購入した場合には代行範囲に差がある可能性があるのでご注意ください。
あとがき│「ブレイズ スマートEV」は原付と電動ガジェットの新しい形
同じ電動の乗り物には電動スケボーや電動キックボード、バランススクーター(ミニセグウェイ)などが挙げられますが、これらと比較したときの「ブレイズ スマートEV」最大のメリットは、やはり「公道を走れる」ということ。
正直に言えば、個人的にはやはり楽しさでは圧倒的に電動スケボーの方が上だと思いますが、実用性を考えたら電動スクーターの方が圧倒的に上ですね。
普段使い用として従来の原付スクーターと比べた場合もお手軽さで優ります。
今後は電動スクーターという乗り物はどんどん一般的なものになると思いますが、今だからこそ時代を先取りして手に入れるという選択は個人的にはアリだと思います。
「ブレイズ スマートEV」に関しては購入時に免許証を提示する必要はありませんし、ナンバープレートの登録まで全てメーカーが請け負ってくれます。
買った後もオイル交換等のメンテナンスは不要で毎晩スマホ感覚で充電するだけ。
購入から維持管理までバイクとは思えないほどお手軽なので、日常の足として、レジャー用として、セカンドバイクとして、最新電動ガジェットとして、是非検討してみてはいかがでしょうか。