マグザムとの思い出。250ccビッグスクーターは魔法の絨毯だった。

MAXAM バイク(2輪)

管理人は2006年7月頃から2016年11月まで、「ヤマハ MAXAM(マグザム)」を実に10年以上も所有していました。

ブームが過ぎ去ってしばらく経つビッグスクーター、しかも一つの車種をこれほど長く所有した人は結構稀なのではないでしょうか。

10年も乗るとさすがにいろいろとガタが出始めたので(それでも致命的な支障はありませんでしたが)今は同じく250ccのVTRに乗り換えて楽しいバイクライフを送っています。

今250ccが熱い!最新タイプ別おすすめバイク一覧【2018年版】
250ccと言えば日本でも”車検が要らないお手頃さ”や”街中を走るのに十分な性能”を持ったバイクとして昔から人気がありますね。そんな250ccクラスが再び盛り上がりを見せています!国内現行モデルをタイプ別に見てみましょう♪

 

しかし乗り換えて改めて気付いたのですが、スクーターにはスクーターの良さ、楽しさがあるんですよね。

そんなわけで、今回はちょっと過去を振り返って10年間そばにいてくれたかつての愛車「ヤマハ MAXAM(マグザム)」についてまとめてみたいと思います。

もし中古で購入を検討している人がいれば、是非参考にしてください。

 

スポンサーリンク

ヤマハ MAXAM(マグザム)とは

MAXAM ブラックメタリックX(ブラック)

「ヤマハ マグザム」がデビューしたのは2005年。

2005年は高速道路の二人乗りが解禁されたり、AT限定自動二輪免許が誕生したりと、まさにビッグスクーター全盛期でした。

同世代のビッグスクーターは、2003年に復活した「ホンダ フュージョン」のほか、MTモード付きでスポーツ性能に優れた「ホンダ フォルツァ」と、大きな車体とビッグパワーを持つ「スズキ スカイウェイブ」が2006年にモデルチェンジしたり、ビッグスクーター人気の火付け役「ヤマハ マジェスティ」も2007年に大きく見た目が変わるモデルチェンジをしたりと、各社力を入れている印象でした。

 

マグザムのコンセプトは「ベストタンデム・アーバンクルーザー」

一人乗り時とタンデム時の重心変化が少なくなるように設計されており、後ろに人が乗っても操縦性がほとんど変わらない、まさにタンデムを前提としたビッグスクーターだったのです。

250ccにしては一見大きく見えるものの、シート高は655mmと低く、足着き性の良さから見た目よりも取り回しは苦ではありませんでした。

またタンデムシートの段差が少なく、タンデムライダーにとっても「乗り降りしやすい」、「視線が高くなくて(重心が低くて)怖くない」などのメリットがありました。

タンデム性が重視されていたビッグスクーターは、マグザムのほかには「ホンダ フュージョン」や後発の「スズキ ジェンマ」があり、これらが真のライバル車種だったと言えるでしょう。

 

マグザムも他の多くの二輪車と同様、2017年9月の排出ガス規制の施行で生産終了となってしまいましたが、今後ああいった余裕のある250ccスクーターに乗れる機会はほとんどないだろうと考えるとちょっとさみしいですね。

2017年はバイクの生産終了ラッシュ!モンキーにSR400も!?
2017年は「ホンダ モンキー」や「ヤマハ SR400」など、長年ラインナップされてきた多くのバイクが生産終了となりました。今回はこの生産終了ラッシュの理由と今回は実際に生産終了が発表された車種についてまとめてみました。

 

スポンサーリンク

マグザムを選んだ理由

マグザムは管理人が自動二輪免許(いわゆる中免)を取って初めて買った自動二輪です。

すでに自動車(180SX)も所有しており、”走り”は車に求めていたので必然的に通学などの普段の足として”快適な”バイクを求めることに。

そうなると、当時ラインナップが豊富だったビッグスクーターは最適な選択肢でした。

マグザム以外に挙がっていた候補は「ホンダ フォルツァ」などのその他ビッグスクーターと「ヤマハ ドラッグスター250」。

ドラスタは250ccだとタイヤが細いのが気になったのと、やはり積載能力などを含めた”快適さ”ではビッグスクーターには遠く及ばないと感じ、「アメリカンは大人になったら乗ろう」と考え、最終的に選択肢から除外しました。

 

個人的には実用性重視でブームを意識したつもりはあまりなかったのですが、「たまには彼女を後ろに乗せて走りたい」なんて考えていましたから、今思えばそれってがっつりとブームに乗っかってますね・・・。

ビッグスクーターはバイク好きからは敬遠される節がありますが、「バイクに乗らない女の子」からのウケは今も昔もそこそこ良いんですよね(笑

 

そんなわけでタンデム性能と見た目でマグザムをチョイス。

UFOを連想するような近未来的なデザインは当時の管理人のツボでした。

縦型のLEDテールランプも”キャデラック”みたいな高級感がありましたし、当時としてはかなり奇抜なデザインのバイクだったと思います。

今見ると大型なフロントライト周りはややもっさりとした感じがしますが、ライト周りの印象なんて社外パーツでいくらでも変えられますからね。

今でも街中でマグザムを見かけると、そのロー&ロングなスタイルに目を奪われます。

10年前にマグザムを選んで良かった。

 

スポンサーリンク

マグザムに10年乗って感じたこと(レビュー)

MAXAMでツーリング

さて、ここから先は10年間マグザムを所有して感じたことを書いてみたいと思います♪

生産終了モデルを今さらレビューして何の意味があるの?って感じですが、10年も乗っていたんでそれなりに深く評価できると思います(笑

 

マグザムの乗り心地はまるで“魔法の絨毯”

もちろん魔法の絨毯なんて乗ったことないですけどね(笑

とにかく、初めて乗ったときはその乗り心地に驚きました。

加速は良いし振動はほとんど感じられないし乗車姿勢は楽だし、車体を傾けて「スッ・・・」っと車線変更したときなんて、まるで戦闘機のパイロットにでもなったかのよう!

・・・戦闘機も乗ったことないですケド。

 

実用性で選んだマグザムでしたが、モーターのようにグングン加速するその乗り味は想像以上に楽しいものでした。

ビッグスクーターってスペック的には一見大したことないのですが、無段変速機(いわゆるCVT)によって常にピークに近いトルクで加速することができるため、発進から数十mは同排気量のMTバイクは寄せ付けません。

当然4輪車より断然加速が良いので、街乗りでストレスがないんですよね。

アクセルを緩めればエンジンブレーキもそこそこ効くので、乗っていて怖さを感じることはありませんでした(逆に早めにアクセルをオフにすると惰性では交差点に到達できないこともしばしば)。

 

重心が低いとバランスが悪い・・・?

マグザムをはじめとするビッグスクーターは重心が車体後方に寄っているため、一般的なバイクより後輪ロックが起きやすいんじゃないかと思います。

特にマグザムの場合、重心が低いため一度姿勢を崩すと立て直すのがめちゃくちゃ難しいですね。

よく「重心が低いモノは安定する」と言いますが、二輪の場合はそうとは限りません。

そもそもバイクはコーナーで車体を傾けて曲がるため重心の高さは変化しますし、重心が低いバイクより重心が高いバイクの方が自分の意志で”安定させやすい”のです。

小学生のころ、手のひらの上にほうきを立ててバランスを取って遊びませんでしたか?

このとき長いほうきを使った方が微調整がしやすかったはずです。

これと同じことがバイクでも言えます。

ですから、一般的にロー&ロングな車体よりオフロードモデルのような背の高いバイクの方が悪路におけるコントロール性が良いわけですね。

荒れた路面で無意識に腰を上げるのも、「お尻が痛いから」だけではないかもしれません。

 

しかし、そうとわかってはいても、管理人は10年間のうちに後輪ロックで2回もコケてしまいました(笑

ABSがあればなぁ・・・。

ただ乗車時は身体がカウルの中に納まっていますので、結構派手にこけてもけがはしませんでした。

カウル交換は高くつきますが、少し転んだくらいでパキっと割れるようなこともありませんでしたね。

 

マグザムで走る高速道路

最高速は管理人の乗っていた個体で140km/h程度。

かなり長い直線が必要ですし、手放すころには出力も落ちていたと思います。

それでも100km/hくらいならどうってことないので、高速道路も問題なく走れます。

ただし他の250ccも同じですが、高速道路では左車線キープをおすすめします。

風防性能はあまり期待できず、スピードを出したときの感覚はアメリカンに近いものがあります。

純正のシールドは飾りで、下半身はカウルに隠れますが胸から上は結構風が当たります。

 

マグザムとツーリングの相性は?

平地では十分に加速してくれますが、急な上り坂となると話は別。

車両重量は201kgもあるので仕方ないですね。

 

みなさんご想像の通り、ワインディングを楽しむのには向いていません。

後輪ブレーキを引きずりながらじゃないと曲がらないため、ツーリングでは仲間についていくのに苦労しました。

周りはのんびり、マグザムだけ全開走行って感じですね。

それも楽しいのですが(笑

低速の加速は悪くないので、「後輪ブレーキを引きずりながら向きを変えてトラクションがかかってからブレーキを離して加速する・・・」といった感じで走れば、タイトなワインディングでは意外とスポーティーな走りが楽しめます。

ただ少しでも上り勾配だとやっぱりモタつきますね・・・。

当然他のバイクと同じノリで傾けるとスタンドをがりがり擦ることになります(笑

どうせ傾けられないので、ニーグリップができないことは気になりませんでした。

まぁワインディングを楽しむのが目的ならスクーターは避けた方が無難です。

あくまでスクーター乗りがワインディングを楽しむ方法の話(笑

 

一般的なゆったりのんびりと走るようなツーリングであればビッグスクーターでも全く問題ありません。

シートが大きく柔かいのでお尻が痛くなりにくいですし、乗車姿勢も楽なので腰にも優しく、何より積載能力の高さから雨具やお土産などの荷物をたくさん積むことができます。

また、先ほどお話した“魔法の絨毯のような乗り心地”はツーリングの最中もとても優雅な気分にしてくれます。

それこそ海沿いの道をのんびり走るツーリングなんかは最高にマッチするかも。

正直バイクを操る楽しさはMTバイクに一歩及びませんが、最近はインカム等の通信機器が進化していますから、気心の知れた仲間とワイワイ話しながら一緒に走るだけでも楽しいんですよね。

・バイク用通信機器の売れ筋ランキング【Amazon】

・バイクのインカム・通信機器のおすすめ人気商品ランキング【バイクブロス】

 

ただし、最近流行りのキャンプツーリングに関しては注意が必要。

特にマグザムは車高と重心が低いため、大量の荷物を積んだ状態で荒れた路面を走るのは難しいんですよね。

ビッグスクーターでキャンプツーリングをする場合は、キャンプ場内の路面状況まで事前にしっかりとチェックすることが大切です。

 

マグザムの燃費

街乗りの燃費は新車時でおよそ27km/l、最終的に20km/l~22km/lで推移しましたが、ついに20km/lを切ることはありませんでした。

車体重量201kgの割には意外と良かったと思います。

ちなみに今乗っているVTR(160kg)は新車購入後1年未満ですが、22~23km/lといったところ。

・・・あれ?

 

マグザムのメットインや収納スペースについて

収納スペースの少なさはマグザム最大の弱点ですね。

リアが自動車のトランクのように開きますが、半ヘル一個がやっと(半ヘルで250㏄に乗ったらダメ)。

シート下はメットインスペースの他にA4サイズくらいの書類を入れるスペースがありますが、メットはもちろん鞄も入りません。

ハンドルの左下にはグローブボックスがありますが、無理やり詰め込めば雨具と500㏄のペットボトルが入るかなといった程度。

ハッキリ言いますが、マグザムに収納スペースを期待してはダメです。

その代り、タンデムシートが平らで広いため、バックレストから延びるフレームを有効活用すれば、シートの上に荷物を積載することは容易です。

メットインスペースにはフルフェイスメットも入りますし、個人的には困ることはなかったですね。

タンデムで出かけた先では、2つ目のメットの“あご紐”をシートとボディに挟んで固定していました(笑

 

スポンサーリンク

マグザムの人気と購入価格・売却価格

MAXAMとお別れ

それにしてもマグザムって本当に人気車種だったんですよ。

買ったばかりの頃は結構街中ですれ違いましたし、盗難された知り合いもいました。

今でもたまーに見かける250ccスクーターはマグザムが多い気がします(気がするだけ?)。

管理人が購入した当時はコミコミ64万円でしたが、最終的にはマイナーチェンジのほか増税の影響もあり702,000円~となりました。

 

ちなみに売却時のマグザムの状態はと言うと、10年落ちで走行距離は3万km強、ハンドルのみ社外品、足回りはへたりまくりで外装は傷だらけ(足回り修復歴有)・・・。

加えて250ccビッグスクーター自体が落ち目にも関わらず、最終的にバイク王さんで購入時の1割超で買い取ってもらうことができました。

 

無料の一括査定↓にて他社と比較した結果ですが、このときはなんだかんだでバイク王さんが一番好条件という結果に。

一括査定についてはこちらの記事にもまとめています↓

バイクの無料一括査定は面倒?実際に使ってみたらかなりお得だった話
愛車の価値、査定額を引き上げるポイントと一括査定利用時のコツをご紹介♪

 

スポンサーリンク

あとがき

VTRに乗り換えた今、改めてマグザムの良さがわかったような気がします。

何より快適で、単気筒とは思えないその上質な乗り味はMTバイクとはまた違った楽しさがありました。

スタートは比にならないくらいマグザムの方が速かったですし、しかもあまり頑張ってる感が出ない。

燃費も悪くないし荷物も積めるしタンデム楽々だし、ツーリングに誘われることがなければちょこちょこメンテナンスして更にもう10年乗れたかも・・・笑

 

それにしても、10年以上経った今でも街中で見かけて個人的にカッコいいなと思えるってことは、当時は高い買い物だったけどマグザムを選んで正解だったってことですよね。

マグザムを買って後悔したことは一度もありませんでしたし。

 

でも今もしビッグスクーターを買うとしたら、やっぱり「ヤマハ マジェスティS」や「ヤマハNMAX155」、「ホンダ PCX150」などの150cc前後のクラスがおすすめですね。

街乗りに必要十分なパワーと軽量さ、燃費もこちらの方が良いはずですし、何より本体価格が安い!

同じヤマハのマジェスティSなんて349,920円~(2017)ですよ!

マグザムの半額!!

 

そういえばマジェスティSは海外で新型が発表されたようですね。

このクラスのスクーターは国内外問わずまだまだ需要がありそうですし、各社新型をどんどん出しています。

逆に250ccのビッグスクーターはもうしばらくブームになることはないでしょうから、排気量主義の方は今のうちに“きれいな250ccビッグスクーター”を手に入れるのもアリかもしれません(笑

まぁ排気量で見たら上には上がいますが・・・。

 

やっぱりギアチェンジがないのはたまに物足りなく感じますが、それでも意外と悪くないですよ、スクーター♪

コメント