国内においては電動スケボーはまだまだマイナーな存在ですが、いざ購入するとなると思いのほか選択肢が多いことに気が付きます。
しかし、実は「失敗しない選択肢」となるとそれほど多くありません。
それくらい、電動スケボーには“アタリハズレ”があります。
では、具体的にどれを選べば損をしないのか。
これを1台目で判断するのは非常に難しい・・・。
正直な話、これまで30台近い電動スケボーに乗ってきたマニアックな管理人ですら、いまだに「乗ってみないとわからない」部分があります。
なぜなら、電動スケボーにおいては目に見えるスペック以上に実際の乗り味が大切だから。
そこで、今回は実際に管理人が乗って満足できると判断した「最新のおすすめモデル」を、目的に合わせて厳選し、“5つだけ”ご紹介したいと思います。
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2022年のおすすめ電動スケボーと選び方!
結論から言うと、最新のおすすめ電動スケボーは次の通り。
- コスパ優先で舗装路しか走らないなら【WINboard Spark S】
- 快適なクルージングを楽しみたいなら【WINboard DS】
- オフロードやキャンプに持ち込むなら【WINboard Spark X】
- オンもオフもバランスよく楽しむなら【Backfire Ranger X3】
- モンスターマシンで別世界を見るなら【PROPEL ENDEAVOR S】
これ以外の電動スケボーを含む個別のレビューはこちら↓
それぞれ個別に詳しく解説していきますが、その前に電動スケボー選びで失敗しないためのポイントをチェックしておきましょう。
- いくら安くてもMAX30km/h程度しか出ないモデルは避ける!
- 古すぎるモデルに手を出さない!
- 迷ったら日本国内のショップから買う!
1.安くても最高速が低いモデルは避ける!
特に声を大にして言いたいのが、「いくら安くても性能が低い電動スケボーには要注意!」ということ。
以前、「20km/hでも怖かったから、40km/hも出る電動スケボーを買わなくて良かった」と言った人がいました。
・・・ちょっと待って。
たった20km/hで怖いと感じたなら、それは明らかにその電動スケボーの品質が悪いせいです。
まともな電動スケボーであれば20km/hでの走行なんて快適そのもの。
その違いは実際に乗り比べてみないとわからないかもしれませんが、例えるなら時速120kmで走る軽自動車と高級セダンか、それ以上の違いがあります。
昨今ではコンパクトな電動スケボーですら38~40km/h程度の速度を確保することは技術的になんら難しくありません(過去にレビューしたBackfire Miniなんて42km/hも出る・・・)。
にもかかわらず30km/h程度しか出ないのであれば、その電動スケボーには低品質なパーツが使われている可能性が高いというわけです。
もちろんコストを抑えるためですが、厳しい言い方をすればほとんどが「安かろう悪かろう」。
管理人の経験上、モーターが非力な電動スケボーはデッキもトラックも操作性もチープです。
目安としては、ストリート用なら最高速度40km/h程度、オフロード用でも36km/h程度は欲しいですね。
じゃないと他の部分もかなり不安。
2.古すぎるモデルに手を出さない!
2つ目は「古すぎるモデルを選ばない」ということ。
先の「低スペックを避ける」というのに似ていますが、電動スケボーの良し悪しはカタログ上の数値だけでは決まりません。
例えばデッキの造形や柔軟性、トラックの品質やウィールの素材など・・・。
こういった数値でとらえにくい点も年々進化しているため、電動スケボーにおいては「最新モデルを選ぶ」ことも失敗のリスクを下げる秘訣といえます。
とはいえ、電動スケボーが出始めた頃と比べれば、正直その進化はかなり鈍化してきています。
「オフロードも走れるATモデル(All-Terrain│全地形対応モデル)が台頭してきた」というトレンドの変化こそありますが、技術面で継続的に進化を続けているのはバッテリーくらい。
しかし逆に言えば、それより前のモデルはバッテリー以外も”完成していない”可能性が高く、避けた方が無難です。
他のランキングサイトではいまだに2018年頃のモデルを紹介していたりしますが、はっきり言って正気を疑います。
特に未だにSTARYなんて旧車をおすすめしているサイトには だまされないように。
ここで紹介する5台とは高級スポーツカーと軽トラくらいの差があります。マジで。
ちなみに電動スケボーは中古価格が高い傾向にあり、これは言い換えるとリセールバリューが高いということ。
古いモデルを狙うメリットはあまりなく、やはり最新モデルを選んだ方がトータルで低リスクと言えます。
3.迷ったら国内ショップを選択
最後に重要なのが、「迷ったら日本国内のショップから買う!」ということ。
しかし敢えてここで断言します。
現状日本国内で正規販売されている電動スケボーの半数近くはハズレです。
その主な理由は、やはり性能の低さ。
大手通販サイトにおいても、先述のような性能が残念な電動スケボーがわんさか販売されています。
しかも、怖いのは高額な電動スケボーの中にもハズレがあるという事実。
先ほど「安かろう悪かろう」という言葉を使いましたが、高いお金を払ってハズレを引いては目も当てられません。
さすがに管理人も市販されている電動スケボー全てに乗っているわけではないので、もしかすると先の5台以外にも良いものがあるかもしれません。
しかし、近年販売されためぼしいモデルは一通り乗っているはずなので、大きくは間違っていないと思います。
もちろん今回紹介する5台には実際に乗ったことがありますので、その点はご安心を。
さて、「迷ったら日本国内のショップから買う!」に話を戻します。
まずアフターサービスを受ける際、日本国内の代理店を通した方が圧倒的にスムーズで安心できます。
これはネットでちょっと調べればわかることですが、中華製かどうかを問わず、海外メーカーにおいては発送が遅れたり、サポートの返信が催促するまで来ないなんてことも少なくありません。
特に注意したいのは各種クラウドファンディングに出資(支援)する場合で、いつ手に入るのか不透明な点や、最悪手元に届かないリスクがあるということをしっかりと理解しておく必要があります。
また、こういった分野はクラウドファンディング開始時点では革新的に見えても、いざ手元に届いた頃には性能的に時代遅れということも多々あります・・・(他にも途中で仕様が変わったり、多様に解釈可能なスペック表記なんかも散見されます)。
この点、国内代理店から購入すればメーカーと直接やり取りをする必要はなく、在庫があれば翌日発送も当たりまえ。
安心感が違います。
前置きが長くなってしまいましたが、次項からはいよいよ先に上げた5つの電動スケボーの特徴について、それぞれ詳しく解説していきたいと思います。
とにかく初めての電動スケボー選びは難しいもの。
少しでも参考になるよう、実際に乗ってみて「これは良い」と感じたものだけをおすすめします。
なお便宜上番号を振ってありますが、おすすめ順というわけではありません。
何を重視するかで最適なモデルは変わってきますので、あなたに合うモデルを5つの中から選んでみてください。
1.コスパ優先で舗装路しか走らないなら「WINboard Spark S」がおすすめ!
WINboard Spark Sは2019年10月発売の電動スケボー。
その後2020年に入って8.8Ahの大容量バッテリー版がラインナップに加わり、今に至ります。
発売からかなりの月日が流れましたが、2020年以降はこのクラスの電動スケボーの進化が鈍化したことと、各メーカーがATモデル(オフロードモデル)に注力したこともあり、ストリート仕様の電動スケボーは新しいモデルがあまり出ていません。
そんな背景の中、バッテリーはちゃっかりアップデートされているので、まだまだ安心して買える1台と言えます。
最高速度はおよそ40km/h、最大航続可能距離は約25kmから約32kmに進化(スピードモードや体重、傾斜等によって変化)。
Spark S最大のメリットはそのコスパの高さ。
日本国内の正規販売店価格が7万円強でありながら、上の価格帯のライバルモデルに負けない高いポテンシャルを持つ1台に仕上がっています。
具体的には、最高速度こそ40km/hと平凡ですが、非常にパワフルで鋭い加速を見せるため、実用域では数値以上に速く感じられます。
実はこの加速重視のセッティングこそが最新の電動スケボーにおけるトレンド。
扱い切れない最高速を追求するより、安全に使い切れる速度域を充実させる仕様と言えます。
またドロップスルー(トラックがデッキを貫通し、デッキが低い)方式や、深いコンケーブ(デッキの反り)といったデッキの造形へのこだわりが強く、快適に走りを楽しむためのツボがしっかりと押さえられています。
コンケーブがあるためデッキは硬めですが、それによって操作性がピーキーといったことはありません。
むしろ深いコンケーブのおかげで体重をかけやすく、初めてでも数時間もすれば意のままに操れるようになるはずです。
正直に言うとデッキの切り出し面の処理など、細部にやや雑さが目立つのも事実。
とはいえ、もちろん性能に影響があるような不備は見当たらないので、コスパにこだわるなら是非チェックしておきたい1台です。
実は管理人は買い替えで既に手放してしまったのですが・・・ちょっと後悔しています。
デッキが低くて乗り味がシャープで、他のストリート仕様の電動スケボーと比べてかなりスマートな1台。
「また似たような進化版が出るだろう」と思っていたら、どうやら時代はベルトドライブへ回帰してゴリゴリマッチョを追い求める様相・・・。マジで買えるうちにもう一回買おうかな・・・。
より詳しいレビューはこちらからどうぞ↓
2.快適なクルージングを楽しみたいなら「WINboard DS」がおすすめ!
「WINboard DS」は2022年初頭発売の電動スケボーです(コロナの影響で国内販売は4月から)。
WINboard DSは、過去に管理人イチオシの電動スケボーとして紹介していたSpark XRの後継機で、スペックのみならず、乗り心地と安定感が抜群に向上しています。
DSにはバッテリーの容量が異なるDS-S(スタンダード)とDS-PROの2種類があり、いずれも最高速度は45km/h、最大航続可能距離はDS-Sが約25km、DS-PROが約40kmを誇ります(スピードモードや体重、傾斜等によって変化)。
DSの最大の特徴は、何と言っても110mmのラバーウィールを履いていること。
オフロードの走破性という点では後述するATモデルに劣りますが、その分オンロードの快適性と操作性が抜群に仕上がっています。
また、Spark XRからの変更点として、トレッド(左右のウィールの間隔)の拡大が挙げられます。
これによって走行時の安定性が向上しただけでなく、なんとウィールに内蔵したモーターを半分露出させています。
いわばハブモーターとダイレクトドライブの中間のような方式で、ベルトドライブにはない静粛性はそのままに、従来のハブモーターの弱点であった放熱性の悪さを改善。
もちろん、ラバーウィールなのでロードノイズも極小で、高グリップゆえにブレーキの信頼性も抜群です。
WINboardお得意の「コンケーブの深いドロップダウンデッキ」に「大きすぎないラバーウィール」の組み合わせは見た目以上に重心が低く、ダブルキングピントラックの採用で小回りもOK。
ワイド&ローで安定感があって足も踏ん張りやすいし、トラックを硬めにセッティングすれば高速走行も快適。
ああ、なんてバランスの良い電動スケボーなんだ・・・!
ただ、きれいに整備された舗装路においては、先のSpark Sと比べてやや刺激が足りないと感じる人もいるかもしれません。
逆にオフロードでは後述の大径ウィールのモデルには敵わない・・・。
というわけで一見中途半端に見えるかもしれませんが、ぜひ一度この乗り味を体験してほしい・・・。
その”ちょうど良さ”は乗ればわかるはず!
【個別レビュー準備中】
3.オフロードやキャンプに持ち込むなら「WINboard Spark X」がおすすめ!
WINboard Spark Xはめちゃくちゃコスパに優れるオフロード対応電動スケボーです。
最高速度はおよそ38km/h、航続可能距離は最大でおよそ35km(スピードモードや体重、傾斜等によって変化)。
最高速度は一見やや控えめに感じられるかもしれませんが、オフロードモデルとしては一般的な数値。
最高速よりトルクに振られた出力特性というだけで、特別Spark Xが非力というわけではありません。
何より走破性の高さがウリで、当然舗装路においても路面のギャップをモノともしません。
ラバータイヤの採用によりアスファルト走行時の静粛性が高い点にも注目。
このWINboard Spark X、とにかくコストパフォーマンスが高すぎです。
その価格はなんとオフロード対応モデルでありながら約11万円。
例えばオフロード対応の電動スケボーと言えば、過去には「Backfire Ranger X1」がお手頃価格と言われたことがありましたが、それでも発売当初の国内正規販売価格は約13万円でした。
更に遡れば「Evolve Skateboards」のGTシリーズが有名でしたが、一番安い「BAMBOO GT」ですら、ボード単体の価格は日本円換算で約17万円。
これに送料や関税が加算され、最終的に20万円近くになってしまいました(発売当時)。
こうやって比較するとSpark Xがどれだけ良心的な価格設定かがわかりますが、本当にすごいのはこれだけの差額があるにも関わらずライバルモデルと比べて劣っている点が見当たらないということです。
むしろ勝る点が多数。
Spark Xは8インチ(20.3cm)にも及ぶ超大径ウィールを採用しており、ショック吸収と走破性に優れます。
一般的な電動スケボーと比べるとその差は歴然(Spark Sと比較)↓
Backfire Rangerシリーズと比べてもこれだけの差があります↓
この超大径ウィールとサスペンション式の足回りの採用によって、でこぼこの原っぱや砂利道はもちろん、林間などの凹凸の激しい本格オフロードでの走行だって思う存分楽しむことができます。
それだけでなく、舗装路における割れ目や段差、公園などでよく見かけるタイル状の路面までショックレスで難なく走行することが可能です。
振動が少ないので、大容量バッテリーの力で長距離をクルージングしても疲労感は少なめ。
さすがに舗装路においてはSpark SやMAX4 PROなどのストリートモデルほどのクイックさと素直さはなくクセの強さが感じられるのも事実です。
目線も高いので、限界までスピードを出そうとするとちょっと怖いかも。
しかし、日本では電動スケボーの公道走行が禁止されており、あらゆるステージを走破可能なオフロード対応モデルであれば遊べる場所を探すのが簡単な点が大きなメリットとなります。
最近ではキャンプ場でオフロード対応電動スケボーを見かけることも(管理人もよく持ち込んで遊びますw)。
これが他の一般的な電動スケボーと同等の価格で購入できるのですから、かなりお買い得感があると思いませんか?
欠点は他のモデルと比べて曲がりにくいこと。
なので、広いスペースで遊ぶことを前提とした方が失敗しにくいと思います。
これまでの電動スケボーではできなかった遊びが楽しめるので、初心者にはもちろん「既に電動スケボーを持っているけど、新しいモデルを買い足したい」という人にも1度体験してもらいたい1台です。
より詳しいレビューはこちらからどうぞ↓
4.オンもオフもバランスよく楽しむなら「Backfire Ranger X3」がおすすめ!
引用元:Backfire Ranger X3 All Terrain Electric Skateboard with 1500W X2 Ultra – Backfire Boards
「オンロードとオフロード、どちらもバランスよく楽しめる電動スケボーはどれか」という議論になったとき、おそらく真っ先に名前が挙がるのがBackfire Rangerシリーズではないでしょうか。
もう4年も前になりますが、初代のRanger X1が発売されたときはかなり衝撃的でしたからね。
実は管理人、いまだにX1を手放せないでいます。
もう最高の1台とは言えないけど、かといって目立った欠点もない。
シンプルなつくりで、どこでも遊べるオールマイティーさ。
そんなRangerシリーズの最新モデルが、X3です。
オフロードの走破性についてですが、路面の凹凸が激しいステージにおいては、やはり超大径ウィールを採用するSpark Xや、後述のENDEAVOR Sに劣ります。
しかし、オンロードの乗り味、特に荷重移動に対する素直さは、圧倒的にX3の方が上。
サイズも一回りコンパクトなので、車に積みやすいのも使いやすいポイント。
もちろんストリートモデルと比べるとわずかに小回りは効きませんが、本当に”わずか”です。
Ranger X1の頃から”ダブルキングピン”を採用し、オフロードモデルとは思えないほど、またその見た目からは想像ができないほどの、軽快な走りを体験できます。
ドロップダウンデッキのおかげでウィールが大きいのに目線が高くなりすぎないのも良い。
ラバーウィールゆえにロードノイズもほとんどなく、そのラバーウィールもチューブレスなので、パンクの心配をする必要も、空気圧を管理する必要もありません。
最高速度はATモデルということもあって38km/hと平凡ですが、路面のギャップにも強いため、オンロードをクルージングした際のアベレージスピード(平均速度)は他のストリート仕様の電動スケボーを上回ることも。
そのスペックを持て余すことなく、気兼ねなく発揮できます。
レビュー記事はRanger X1のものしか書いていませんが、本項と合わせ、よければ参考にしてみてください。
X3はX1より圧倒的にトルクフルです。
ちなみに、なぜ管理人がX1から買い換えないのか、理由は2つ。
1つは友人が持っていて、どんなボードが知ることができたから。
もう1つは、Ranger X1の方が静かだから。
X2、X3はややモーターが頑張っている音がするんですよね。個体差かもしれませんが・・・。
しかしわずかに気になる点もそこだけで、昨今主流のベルトドライブと比べた場合はデメリットにすらならないと思います。
そんな感じで手放すタイミングも失ってしまったこともあり、このまま乗り潰すつもりです。
なお、楽天の販売ページでは商品名こそRanger X3ですが、画像や商品説明欄の記載がX2のままとなっています。
購入検討時に”X2″の記載が残っていた場合、念のためX3であることを問い合わせてから購入することをおすすめします。
Maxfind FF PLUSも要チェック!
Ranger X3を検討する際、ぜひ一緒に検討してもらいたいのが、2020年10月にMaxfindから発売された「FF PLUS」です。
「Maxfind FF PLUS」は同じく165mmの大径ウィールやダブルキングピン仕様のトラックを採用するなど、Rangerシリーズに非常に似た特徴を持っています。
Rangerシリーズのような深いドロップダウンデッキではないものの、デッキ表面にラバーグリップが採用されており、脇に抱えやすかったり、手で引いて歩くためのグリップがついていたりと、持ち運び面に配慮がされています。
キャリーケースのように引いて歩けるので、乗らずに移動するのがかなり楽。
大きくて重い電動スケボーにおいて、気軽に持ち出せる工夫って実はめちゃくちゃありがたいんですよね・・・。
しかもモーターの駆動音はFF PLUSの方が静かで、トルクも十分すぎるほど。
こちらは航続可能距離が約18kmと短い点がネックですが、簡単に予備バッテリーに交換することが可能です。
なので、予備バッテリーを用いた管理をしたい人にもおすすめ。
なぜ一緒に検討した方が良いかというと、ただ特徴が似ているからというだけではありません。
問題は価格差。
2022年5月時点でRanger X3は189,800円ですが、対するFF PLUSは予備バッテリー付きで134,800円。
5万円以上もの差があります。
よほどのマニアだとか、こだわりが強い人でない限り、圧倒的にFF PLUSの方がお買い得に感じられるはず。
もちろん、Ranger X3は歴史のある良いボードなのですが・・・。
189,800円ともなると、このあと紹介するモンスターマシン「PROPEL ENDEAVOR S」が視野に入ってくるところも悩ましいですね。
ちなみに、先代のX2は当時楽天で約14万円、初代のX1は当時Yahoo!ショッピングで約13万円でした。
かなりお高くなってしまわれた・・・。
そんなわけで、Ranger X3を検討するなら、FF PLUSも要チェックです↓
5.ハイエンドマシンで別世界を見るなら「PROPEL ENDEAVOR S」がおすすめ!
とにかく高性能な電動スケボーが良いという人は、真っ先にこいつを検討してみてください。
PROPEL ENDEAVOR S(プロペル エンデバー エス)は、世界的に有名なBajaboardを意識して投入された最新モデル。
海外ユーザーから「BajaBoard Clone(クローン)」だの、「BajaBoard Killer(キラー)」だのと言われるほどの、正真正銘のモンスターマシンです。
最初に言っておきますが、その分価格も約23万円と、まさにハイエンドを地で行きます。
とはいえ、比較されるbajaboardは本体価格だけで50万円を超えるという超高級品。
そんなわけで、実は「めちゃくちゃコスパの良い電動スケボーが出たぞ!」って感じで、世界的にちょっとした騒ぎになったモデルだったりします。
最高速度は約45km/h、航続可能距離は約45km(スピードモードや体重、傾斜等によって変化)。
オフロード対応モデルでこのスペックは、やはり頭一つ抜けている印象。
ベルトドライブを採用したことでトルクもずば抜けていて、まぁ性能は間違いないです。
Spark Xと同じ203.2mm(8インチ)の超大径ウィールを採用しており、走破性もバツグン。
足回りはさらに本格的で、ギャップを乗り越えようとしてもデッキが傾くことなく、ぐんぐん走破しちゃいます。
なんなんだこれは。
当然クルージング性能も高く、長距離を走っても疲れません。
「ここまでの性能が要るかどうか」という点こそ議論の対象にはなりますが、その評価は世界的に見ても非常に高いものです。
日本国内でハイエンドマシンを狙うなら、2022年現在はコレ一択でしょう。
より詳しいレビューはこちらからどうぞ↓
まとめ│2022年のおすすめ電動スケボー5選+α
最後にもう一度だけおさらい。
- コスパ優先で舗装路しか走らないなら【WINboard Spark S】
- 快適なクルージングを楽しみたいなら【WINboard DS】
- オフロードやキャンプに持ち込むなら【WINboard Spark X】
- オンもオフもバランスよく楽しむなら【Backfire Ranger X3】
- モンスターマシンで別世界を見るなら【PROPEL ENDEAVOR S】
初めての電動スケボーで失敗したくなければ、とりあえずこの5台をチェックしておけばOK!(Ranger X3を検討する場合はFF PLUSも要チェック!)
オンロードにおける身軽さはSpark S>DS>Ranger X3といった感じ。
オフロード走破性はENDEAVOR S>Spark X>Ranger X2(≒FF Plus)ですね。
何を重視するかで最適な選択肢は変わりますが、どれも選んで損のないハイパフォーマンスなモデルばかりです。
ぜひ参考にしてみてください。
このうち、当サイトでは注目のモデルや特に気に入ったモデルを中心にレビュー記事を作成しています。
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