サス搭載の本格オフロード対応電動スケボーが安い!WINboard Spark X

電動スケボー WINboard Spark X スタンス レビュー

日本国内で電動スケボーを買うなら、オフロード対応モデルを選ぶのは間違いなく賢い選択です。

なぜなら、遊び場所にも困りにくいですし、舗装路の快適性も段違いだから。

とにかく活躍できるシーンが多いんですよね。

実際、最近はオフロード対応の電動キックボードを含め、大きな広場やキャンプ場などでもチラホラと見かけることが増えてきました。

しかし、お手軽なオフロード対応電動スケボーとして有名なBackfire Ranger X1は、実は少し前から国内販売店において品切れが続いています(後継のX2は日本未導入)

「オフロード対応電動スケボーが欲しいけど、Ranger X1が品切れで諦めてしまっていた・・・。」

そんなあなたに朗報です。

めちゃくちゃコスパの良いオフロード対応モデルがデビューしました。

その名も「WINboard Spark X」

この電動スケボーの何がすごいって、世界のハイエンドモデルにならったサスペンション式の足回りが採用されているんです。

これにより超本格派な走破性を誇るにも関わらず、価格は国内販売店においても10万円を切るというコスパの高さ!

「Ranger X1より安い!これはすごいのが来たぞ!」ってことで、早速手に入れてしまいました。

最新のオフロード対応電動スケボーを一緒にチェックしてみましょう!

オフロード対応電動スケボー「WINboard Spark X(AT)」のスペックと外観

電動スケボー WINboard Spark X 01

まずは基本的なスペックをチェック!

  • 最高速:38km/h
  • 航続可能距離:~35km
  • 重量:約15kg
  • デッキサイズ:1,040mm×280mm
  • ウィール直径:203.2mm
  • トレッド:406.4mm
  • 登坂能力:35%(19.3度)
  • 耐荷重:150kg
  • 防塵防水:IP65

最高速度は38km/h。

昨今の電動スケボーは40km/hが出るモデルが標準的なので、これをやや下回ります。

しかしオフロード対応でトルク重視の設定なので、乗っていて特別遅いと感じることはないはず(ちなみにRanger X1は36km/h)

むしろ、40km/hを出し続けるようなシチュエーションはほとんどないので、加速に優れたSpark Xは実際はかなり速く感じられます。

実は昨今の電動スケボーはこのように最高速よりもトルクを重視するセッティングがトレンドで、以前紹介したMaxfind MAX4やSpark Xの兄弟機のSpark Sも同じ傾向にあります。

しかもサスペンション式の足回りのせいかスピードが乗ってくるとどんどん安定感が増すようにすら感じられます。

走る前は「オフロードをのんびり走るのがぴったりなんだろう」と思っていましたが、意外にも高速走行時の乗り味が良いのはうれしい誤算です。

もちろんオフロードの走破性は高く、Ranger X1などと比べてもかなりパワフルに感じられます。

トルクフルでかつ超大径のタイヤを採用しているため、より荒れた路面も難なく走ることが可能。

 

そのトルクは登坂時にも活かされます。

スペック上は35%の勾配を登れるとのこと・・・!

日本ではもっとも傾斜のキツイ坂道ですら37%ですから、能力的には走れない場所を探す方が難しいですね。

 

大柄なボディで重量もありますが、しかし最大航続可能距離は35kmと標準的な電動スケボーを大きく上回ります。

特に未舗装地で遊ぶ場合は必然的にスピードも落ちますから、想像以上に長時間遊ぶことができます(仮に15km/hをキープできても2時間以上走り続けられる計算)

 

電動スケボー WINboard Spark X リモコン

リモコンはBackfire G2sやMaxfind MAX4と同じシンプルなリモコン。

つまりこれらと同様のESC(スピードコントローラ)が採用されていると思われ、実際にその操作性は快適そのもの。

アクセルオンでロケットスタートすることも、アクセルオフで急ブレーキがかかることもありません。

リモコン操作に対して常にマイルドな挙動を示すので、デッキの大きさも相まって乗っていて非常に安心感があります。

 

リモコンは上のボタンが電源ボタン、下のボタンがスピードモードの変更ボタン。

スピードモードはハイ、ミディアム、ローの3種類から選べます。

慣れてくればハイスピードモードしか使わなくなりますが、初心者にとっては安心の機能ですね。

側面には前進後退の切り替えレバーもあります。

電源ONの状態で更に電源ボタンを押すと、ボード側のおおよそのバッテリー残量を確認できます。

 

電動スケボー WINboard Spark X デッキ背面モニター

また、Spark Xは背面にディスプレイがあり、ここでもボード側のバッテリー残量を確認できます。

いちいちリモコンとペアリングしなくてもバッテリー残量がわかるのは便利。

細かなパーセント表示で確認できるので、シンプルなリモコンを採用しているデメリットがなくなっています。

良い組み合わせ。

 

電動スケボーWINboard Spark X 付属品

同梱物はリモコン、リモコンケース(ハード)、取説、充電器、Tツールなど。

当然ですが必要なものは全て揃っています。

本格派な足回りですが、ハブモーター仕様なので基本的にメンテナンスフリーで使えるのもうれしいですね。

 

電動スケボー WINboard Spark X 02

なお、管理人が購入したのは初回限定グラフィックですが、いずれ国内販売分もグラフィックが変わる可能性があると思われます。

グラフィック変更後も中身は全く一緒のようなので、現行グラフィックが気になっている人は早めにチェックしておきましょう!

 

オフロード対応電動スケボーに「WINboard Spark X(AT)」をおすすめする3つの理由

このSpark X、オフロード対応型の電動スケボーを探しているのであれば、ハッキリ言って超おすすめです。

その理由は、まずオフロード対応モデルとして十分な高い走破性を持っていること。

そして、その走破性を生み出す安定感がオンロード(舗装路)においても極上の乗り心地をもたらすこと。

極めつけは、必要十分なスペックに絞ることで価格を9万円台に抑えていること・・・!

どれだけすごいか、詳しくチェックしてみましょう。

 

魅力1.大径ウィールとサスペンションがもたらす高い走破性

 
引用元:WINboard Spark X(Yahoo!ショッピング)

Spark Xの魅力を語るとき、やはりその走破性の高さを無視することはできません。

なぜSpark Xが優れた走破性を持つのか、その理由は2つあります。

 

一つは8インチ(20.3cm)にも及ぶ超大径ウィールを採用しているから。

電動スケボー WINboard Spark X & Spark S ウィールサイズの違い

上の画像は兄弟モデルの「Spark S」と並べたもの。

Spark Sもストリート仕様の電動スケボーの中では大きめな96mmウィールを装着していますが、それでもこれだけの差があります。

Spark Xの大径ウィールはエア充填式のラバータイプで、高いグリップ力とクッション性を持ちます。

こうなるともはや自転車や車などと同じ「タイヤ」ですね。

タイヤ(ウィール)の径は大きければ大きいほどギャップを乗り越えやすくなり、バランスも取りやすくなります。

この辺りはタイヤを持つ乗り物全般に言えることで、一般的なスケボーに置いてもウィールサイズが大きい方が荒れた路面でも安定した走行が可能になります。

 

電動スケボー WINboard Spark X サスペンション

優れた走破性に貢献するもう一つの要素、それは「サスペンション」を搭載した本格的な足回りの採用です。

実は、サスペンションの装着は昨今のハイエンドな電動スケボーが持つ特徴の一つでもあります。

 

ちょっと脇道にそれますが、世界的に見ると電動スケボーの開発傾向は二極化しつつあります。

一つは従来からあるロングボードタイプの電動スケボー。

当サイトではBackfire G2tG2sMaxfind MAX4Teamgee H9など数々の電動スケボーを紹介してきましたが、これらも全てロングボードタイプの電動スケボーです。

ミドルクラスとも呼ばれるこのクラスは、コスパに優れる中華製電動スケボーの勢いが強く、欧米のメーカーは既にあまり力を入れていない印象を受けます。

 

そんな欧米のメーカーはどこに力を注いでいるのか。

それがもう一つの流れ、ハイエンドなATタイプの電動スケボーの開発です。

ATとはAll-Terrain(オールテレーン)のことで、「全地形対応の~」という意味があります。

その性能の高さはもはやスケボーの次元を超えており、中には最高速度が70km/hを超えるものまであります。すごい。

サスペンションを搭載した足回りも特徴的で、従来のスケボーのトラックではなし得なかった高い走破性を実現しています。

 

今回のWINboard Spark Xも、そんな高い走破性を持つサスペンション式の足回りを採用しています。

加えてそのトラックも、幅が16インチ(40.6cm)にも及ぶ超ワイドトレッド仕様↓

電動スケボー WINboard Spark X & Spark S トラック幅

管理人は同じくATモデルのBackfire Ranger X1(Ver2)を所有していますが、これと比べても確かに走破性は高いですね。

路面に合わせてトラックが良く動きますし、ハウジングの関係でデッキが硬めにも関わらず、スムーズにショックを吸収してくれます。

Backfire Ranger X1などが採用していたダブルキングピンナットも操作性(旋回性)という面では優れていましたが、Spark Xのサスペンションによる柔軟性の高さにはさすがの一言しかありません。

 

魅力2.オフロードだけじゃない、快適な乗り心地

様々な路面

オフロードにおける走破性が高いということは、当然オンロードにおけるギャップにも強いということです。

先述の通り、ATは全地形対応の意。

当然アスファルトの上や、上の画像のような様々なタイルの上だって難なく走破することができます。

ラバータイヤならではの柔軟性のおかげで、不快な振動や音がかなり低減されています。

この快適さは一般的な電動スケボーでは到底味わえるものではありません。

しかも先述の通りかなり幅の広い足回りを採用しているので、高速走行時の安定感もバツグンです。

ハブモーター仕様ということもあって走行時の騒音は極わずかで、実は見た目以上にスマートに乗れる1台なんです。

濡れた路面を走っても怖くない

そういった機会があるかどうかは別ですが、事実としてSpark Xは濡れた舗装路の上でも難なく走行することができます。

Spark Xに採用される大径のラバーウィールはエア充填式の「タイヤ」。

これが濡れた路面においても一般的なウィールとは比べ物にならない高いグリップ力を発揮します。

しかも径が大きいのでデッキ下のハウジングが水たまりに浸かるようなこともありませんし、そもそもSpark XはIP65相当の高い防水防塵性を誇ります。

これは「粉塵が中に入らない」こと、及び「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない」ことを満たす保護等級で、要するに「塵や水によって動作や安全性が影響を受ける可能性はほとんどない」ということです。

さすがATモデルですね。

 

「重量が15kgもあったら濡れた路面で止まれないだろう」という意見も聞こえてきそうですが、車やバイクと違い、人が乗った際の総重量に対するボードの重量の割合は極わずかなもの。

確かに一般的なミドルクラスの電動スケボーと比べると倍近い重量ですが、この重さが原因で止まりにくいと感じることはほとんどありません。

それよりタイヤのグリップ力が高いことの方が重要。

思いっきりブレーキをかけてもスリップしませんからね。

確かにドライの路面と比べれば制動距離は伸びますが、一般的な電動スケボーと比べれば段違いに安全な減速と停止が可能です。

 

魅力3.非常に高いコストパフォーマンス

Spark X最大の魅力、それはなんといっても抜群のコストパフォーマンスでしょう。

上記のメリットを持ちながら、なんと国内ショップの販売価格は10万円を切ります。

過去に同じくATモデルのBackfire Ranger X1が発売されたときもそのコスパの高さに驚きましたが、X1の販売価格は13万円ほど。

Spark Xは出だしから94,800円と、Ranger X1のおよそ3/4の価格設定です。

この価格は現行オンロードモデルのBackfire G2tMaxfind MAX4と同等か、それよりも更に安いんです。

にもかかわらず、世界のハイエンド機にならったサスペンションを搭載しています。

そのハイエンド機は30万円、40万円という価格設定が当たり前。

そんな中、Spark Xは日本国内の販売店から10万円を切る価格で買えるわけです。

ハッキリ言ってこのコスパの高さは異常。

もちろん、ハイエンド機と比べれば走破性や乗り心地も見劣りするでしょう。

ハイエンド機は強力なモーターや大容量バッテリーを搭載し、先述の通り中には最高速度が70km/hを超えるものまであります。

恐ろしい性能ですね。とても初心者が扱えるとは思えません。

しかし、果たしてここまでの性能が必要でしょうか。

本当に30万円以上を払う価値があるかどうかは慎重に考える必要があります。

 

先述の通り、管理人はATタイプのBackfire Ranger X1を持っていますが、オフロード走行時に出すスピードはせいぜい20km/h程度。

もちろんオンロードであれば40km/hに近い速度でクルージングを楽しむこともできますが、それでも40km/hを超えてくると、ちょっと国内ではオーバースペックかなと感じられるのが正直なところです。

こういった点を考慮すると、現時点では「ハイエンドATモデルはまだいらない」という結論に達するのですが、しかしハイエンドATモデルが持つ「走破性の高さ」自体は非常に魅力的です。

サスペンションを搭載した豪華な足回りと、必要十分なスペックを持つ電動スケボーがあれば・・・。

と思っていた矢先に登場したのが、今回手に入れたWINboardのATモデル「Spark X」だったわけです。

Spark Xはサスペンション搭載のAT電動スケボーのスタンダードモデルとして、確かな存在価値を持ちます。

 

オフロード対応電動スケボー「WINboard Spark X(AT)」の気になる点とデメリット

ATモデルとして破格のコスパが魅力的なSpark Xですが、もちろんメリットばかりではなく、ATモデルゆえのデメリットもあります。

お次は管理人が実際に買って走って感じた気になる点、デメリットを正直にレビューしてみたいと思います。

 

デメリット1.とにかく大きい

Spark Xは一般的な電動スケボーと比較してもかなり大きいです。

初めてみたときは「これってホントにスケボーかな?」という感じ(笑

なので「スケボーを電動化したもの」程度に考えて購入すると失敗してしまうかもしれません。

 

電動スケボー WINboard Spark X & Spark S

上の画像は兄弟モデルのSpark S(ストリートモデル)と並べて撮影したもの。

Spark Sは一般的なミドルクラスの電動スケボーですが、Spark Xの大きさはこれをはるかに上回ります。

遠近感がおかしくなるレベル。

 

先ほども触れましたが、まずなんといってもそのタイヤ(ウィール)のデカさがすごい。

直径8インチ(20.3cm)は、同じくATモデルのBackfire Ranger X1の6.5インチ(16.5cm)のウィールをはるかに上回る大きさです↓

電動スケボー WINboard Spark X & Backfire Ranger X1 ウィールサイズの違い

 

全長も1mを超えますし、幅や高さもかなりのもの。

こうなると困るのが置き場所。

Spark Xはたった1台でもかなりのスペースを占有することになります。

重量も15kgありますので、例えば階段を持って上がるとなるとなかなか骨が折れます。

できれば玄関の近くか物置にでも置いておきたいところですが、それだけのスペースが空いているかどうか・・・。

管理人は玄関を入ってすぐの部屋に置くことにしているので不自由はしていませんが、とにかく置き場所の確保は必須です。

 

とはいえ、この大きさこそがハイエンド機に近い走破性とワイルドな外観、オンオフを問わない高い快適性を生み出すわけで、結局は何を重視するかですね。

 

デメリット2.独特の乗り味には少しだけ慣れが必要

Spark Xは一般的なブッシュトラックとは異なるサスペンション式の足回りを採用しているため、その乗り味も普通のスケボー、電動スケボーとはわずかに異なります。

このため、最初のうちは若干曲がりにくく感じることがありました。

 

ポイントは、前足でしっかりと荷重をかけて、しっかりとデッキを傾けること。

トラック幅が大きいので、いくら荷重をかけてもボードが引っくり返るようなことはありません。

バランスを崩さないようにデッキを傾けるには慣れが必要ですが、1回目の充電が切れる頃にはある程度感覚がつかめているはずです。

なお、速度が速くなってくると極端な荷重移動は必要なくなり、操作が楽になります。

むしろ高速走行時は入力に対してやや過敏になるので、前足は45度においてややつま先荷重を意識し、やや身体を開いて前を向き、後ろ足で荷重をかけるようにするとバランスよくターンできます(このとき重心が前足と後ろ足のどちらか一方に寄り過ぎることがないように注意)

電動スケボー WINboard Spark X スタンス

 

個人的にはスケボーというよりスノボーに近い感覚のような気がしています。

Spark Xはコンケーブ(デッキ前方から見たときの左右の反り↓)が大きいので、ターンの際はデッキの端に体重をかけやすく、かつターン中も踏ん張りやすいという特徴を持ちます。

電動スケボー WINboard Spark X コンケープ

 

またドロップダウン↓も深く、この位置に足を押し付けるように置くと、加減速の方向に対して踏ん張れるようになります。

電動スケボー WINboard Spark X ドロップダウンとコンケープ

 

コンケーブやドロップダウンに足を押し付け、デッキと足が一体となったような感覚で荷重をコントロールする。

この感覚がどこかスノボっぽく感じられるんですよね。

もちろんスノボのようにスライドするようなことはないので実際の動作は大きく異なりますが、後足で荷重をかけるイメージがつかめると、かなりシャープなターンができるようになります。

 

デメリット3.アクセルオフのクルージングには不向き

電動スケボーに乗り慣れていないと気付かないレベルだと思いますが、Spark Xはアクセルオフ時に減速しやすいように感じられます。

これはアクセルオフで急激に減速するということではなく、「アクセルオフの状態で惰性で進もうとすると、思っているより減速する」ということです。

このため、スピードを出すだけ出して惰性で長距離を滑走するような使い方にはあまり向かず、速度を維持するためにはこまめにアクセルダイヤルを操作する必要があります。

とはいえ「減速方向は安全方向」ですし、アクセルオンの時間が長くなっても最大で35kmも走れる大容量バッテリーを搭載していますから、実害はほとんどないでしょう。

そもそも、タイヤ径が大きいとモーター1回転で進める距離が大きくなるため、電費に関しては必ずしも悪くなるというわけではありません。

 

問題は「アクセルオンありきの電動スケボーらしいその乗り味が気に入るかどうか」ということ。

普通のスケボーのように「シャー」っと流すような乗り方とはちょっと違います。

しかし、そもそもSpark Xを普通のスケボーのように使うつもりで買う人はいないでしょうから、やはりこれもあまり大きな問題ではないかもしれませんね。

重複しますが、アクセルを離した瞬間に強烈に減速してバランスを崩すとか、そういった挙動ではないのでご安心を。

あくまで「ハブモータータイプにしては自然減速が強い」といった程度です。

 

デメリット4.ウィールが大きい分、加減速がやや鈍い?

電動スケボー WINboard Spark X & Spark S ウィールサイズの違い

ウィールが大きいと、モーメントの関係でタイヤをコントロールするのに必要な力が大きくなります。

例えば棒を水平に持つとき、端を持つと重く、中ほどを持つと軽く感じられますよね。

これと同じで、タイヤの軸を回して外周上の点を動かそうとしたとき、径が大きいほど大きな力が必要となるわけです。
(しかも外周上に路面抵抗があります。逆に径が大きいほど外力で軸を回すのが楽。自転車の後軸のギヤがこれと同じですね。)

そんなわけで、ウィールの大きなSpark Xは加速面でも減速面でも、モーターには大きな負荷がかかるというハンデがあります。

こういった事情もあって、本来はハイエンドなAT電動スケボーにハブモーターが採用されることはほとんどありません。

しかし、そうは言ってもSpark Xの最高速度は38km/hと決して過剰なスペックではなく、最高速がこの程度であれば、今のハブモーターは十分にパワフルさを発揮できます。

実際、Spark Xも一度動き出せばグングンと加速していくので心配するだけ無駄かもしれません。

(そういえばコイツ、35%の激坂も登れるんでした・・・。)

 

万が一動き出しの負荷が心配な場合は、アクセルを入れる前にボードを足で軽く押してあげると良いかもしれませんね。(大柄ですがハブモーター仕様なので、頑張ればプッシュでも進めます)

 

電動スケボー「WINboard Spark X(AT)」の総評

かなり序盤に触れましたが、オフロード対応の電動スケボーを検討しているのであれば、Spark Xは超おすすめです。

ただし、その大きさはかなりのものなので、自分が何を求めるのかを明確にしたうえでチョイスしたいところ。

「スケボーを電動化したもの」を求めるのであれば、Backfire G2tMaxfind MAX4、Spark Xの兄弟モデルのWINboard Spark Sなどを検討した方が無難です。

しかし、「オフロードも走れる高い走破性を持った電動モビリティ」を求めるのであれば、Spark Xの価格はやはり魅力的。

キャンプ場や空き地など様々なフィールドを走れるので、普通の電動スケボーより遊び場所を探すのも容易です。

 

どうせ見た目からして普通のスケボーのように使うことはできないので、そういった意味では電動モビリティとして振り切った良いモデルだと思います。

何度も何度も言いますが、何よりそのコスパが最高・・・。

 

ATモデルの電動スケボーは、それこそほんの5年前には存在しなかった新しい乗り物です。

あなたもその革新的な乗り味を是非体験してみませんか?