あおられたらどうすれば良い?あおり運転対策を考えてみた!

目視で後方を確認する若い女性 安全運転

一般道、高速道を問わず多々見かける「あおり運転」。

自身がこれらの被害者となったとき、どのように対応するのが正しいのでしょうか。

 

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あおり運転の対処法

あおり運転とは・・・

前方を走行する車に対して、進路を譲るよう強要する行為であり、車間距離を詰めて異常接近したり追い回す、ハイビーム・パッシング・クラクション・幅寄せなどによって相手を威嚇する、嫌がらせをするなどの行為に代表される。

引用元 あおり運転 – Wikipedia

いわゆる「危険運転」の一つです。

 

2017年6月、東名高速道路神奈川県大井町付近でワゴン車が大型トラックに追突され、一家四人が死傷する痛ましい事故が起きました。

この事故は別の車がワゴン車の進路をふさいで無理やり停車させたことが原因であり、この別の車を運転していた25歳の男性が過失運転致死傷容疑で逮捕されたことで、10月に入って全国を揺るがすニュースとなりました。

手前のパーキングエリアで注意を受けた容疑者が逆上し、あおり運転や幅寄せを繰り返した上、ワゴン車の前に出て無理やり停車させたと言われています。

高速道路上、しかも夜間に停車させるなんて、これは”事故”で片付けて良い話ではありませんよね。

 

自分がこういったあおり運転をしないのはもちろんですが、自身に落ち度がなくても危険な車、ドライバーに”絡まれてしまう”ことは十分にあり得ます。

そんなときにどう対処すれば良いのか、管理人なりに考えてみました。

 

車を停める(絶対に窓を開けてはいけない!!)

もしあおられているのが一般道で交通の流れが速くなく、路肩など安全なスペースが確保できる場合、車を停めてしまうというのも一つの手です。

もし相手のドライバーが車から降りてきた場合、ドアは全てロックして窓も決して開けないようにしてください。

そして相手を挑発するような行動は控え、必要に応じて警察に連絡しましょう。

管理人は停車中にコブシ大の岩を運転席側の窓に投げつけられた経験がありますが、それでも窓にはうっすらと傷が入っただけでした。

ちょっとやそっとでは手が出せないはずなので、脅されてもじっと警察の到着を待つことが大切です。

 

ただし、この車を停めるという方法は上記の通り車を傷つけられる恐れや事件性の高い事案に発展する恐れがあり、警察の助力も必要なため、まずは以降紹介するいずれかの方法を試みることをおすすめします。

万が一以降紹介する方法が使えなかった場合、または対処として不十分だった場合の奥の手として考えるのが良いでしょう。

 

道をゆずる

残念ながら、高速道路上ではあおり運転は日常的に目にすることができます。

もちろんあおる方が悪いに決まっているのですが、「あおられている方も気付いていないのでは?」と感じるほど頑なに道をゆずらない車も多いように感じます。

車を運転する際は前方だけ見ていれば良いわけではありません。

後ろから接近してくる速い車や車間距離を確保してくれない車がいれば、早めに道をゆずることで不要なトラブルを避けることができます。

 

運転が上手なドライバーは必ず後方にも一定の意識を向けて運転をしています。

後方を確認する習慣がない人は、是非ルームミラーを意識して運転することをこころがけてみてください。

 

無視する(道交法の順守を徹底する)

いくら接近されても、空ぶかしされても、クラクションを鳴らされても、張り合ったりパニックになって逃げようなどとは考えないことです。

道をゆずることができないような狭い道であおり運転を受けてしまった場合、決して焦らずにまずは自分の運転に集中することが大切です。

速度が上がった状態よりもゆっくり走っている方が追突される心配は減りますし、自分が車であれば少し当たられたくらいで死ぬことはありませんから、自分の思う安全運転を実践することだけを考えてください。

露骨に変化する必要はありませんが、あおられたら改めて法定速度をはじめとする道交法の順守を徹底することを心掛けるのも大切なことです。

もし信号で停車する必要が生じた場合、前方を塞がれた場合などは、ドアロック等をお忘れなく。

身の危険を感じたらすぐに警察に通報するように。

 

バイクの場合

バイクの場合は車と比べて危険度が何倍にも膨れ上がります。

4輪車と違って少しでも接触されたら命にかかわりますから、あおり運転の対処は死活問題と言っても過言ではありません。

停まった場合も相手と自分を遮るものがヘルメットくらいしかありませんので、走っているときほどではないにしろ大変危険です。

逃げ切る方法としては、例えば加速して置き去りにする、道を変える、すり抜けで間に車を挟むなどの方法もありますが、どれもパニック状態で行えば危険を伴います。

 

バイクは後続車から見てドライバー(ライダー)が丸見えですから、ボディランゲージなどで形だけでも謝罪しているように意思表示をすることも効果的かもしれません。

例え自分に非がないと感じていても、死ぬよりマシ。

 

結局、バイクの場合は有効かつ確実な対策はないかもしれません。

ただでさえバイクは4輪ドライバーから疎ましく思われやすい存在ですから、少なくとも自身に非があるような運転は常にしないように心がける必要がありますね。

 

 

あおり運転と思われてしまった?道をゆずられたときは・・・

その気がなくても、前走車があおり運転をされたと感じてしまうケースはあり得ます。

例えばライトの位置が高い車やバイクの場合、前走車からすると他の車よりも接近されているように感じやすいものです。

逆に車高が低くてもスポーティーな見た目の車なら前走車にプレッシャーを与えかねませんし、カーブ手前でシフトダウンした際のエンジン音に「吹かされた」と感じる人がいないとも限りません。

 

もし勘違いしたドライバーが車から降りてくるような危険人物であれば、やはりドアをロックして窓を開けずに対処するのがベターです。

 

もし道をゆずってくれた場合は、すぐさまハザードランプでお礼をしましょう。

危険なドライバーの中には、わざと道をゆずって「あおり返す」人がいますが、ハザードランプでお礼をし、その後不必要にスピードを出すような挑発的な運転をしなければ、よほど狂った人間でない限りあおり返してはきません。

 

もちろん、なぜ道をゆずられたのかを考え、しっかりと自己分析することも必要です。

知らず知らずの内に前走車をあおっていたのでは危険すぎますからね。

 

あとがき

実際問題、あおり運転をされた時の有効な対策方法は限られています。

よくあおられたらブレーキを踏んで驚かしてやるだとか、交差点で再発信するときにバーンアウトをしてそのまま置き去りにする(笑)だとか、いろいろと過激な方法を唱える人もいますが、まずは不要なトラブルを避けることが第一です。

 

車に乗ると誰しも気が大きくなるものですが、エスカレートすれば生死にかかわるということを忘れないように!

  1. 匿名 より:

    心を鬼にして今まで煽ってきました・・・
    煽ることが正義・・

    って、狂ってますね。煽ることを肯定する人の論理はこんなものでしょう。

  2. 阪口巧 より:

    法定速度以下のノロノロ運転で後続車が列をなして渋滞してるのに道を譲ろうともしない運転者がいる。

    こんなのは煽るしかないのではないでしょうか?

    私はこういう車に遭遇した場合、心を鬼にして今まで煽ってきました。

    無論、あおり運転に対しての風当たりがきつくなってきた昨今も煽っていくつもりです。

    ノロノロ走るなとは言わない。法律で禁止されていないんだから。

    しかし後続車も巻き込んで自分だけゆっくり走るってのは違うと思う。

    こういう車は煽ることが正義と考えてます。

    • 管理人 より:

      コメントありがとうございます。
      記事内ではあおり運転の対処法として道を譲ることを提案しておりますし、譲らない方にも問題があるという考えにも同意いたします。

      しかし、「煽る“しかない”」なんていう状況は想像できません。

      そもそも、「後続車が列をなして渋滞しているのに道を譲ろうともしない」場合、その理由はほとんどが気付いていないか意図的なものかの2択でしょう。
      気付いていない(後ろを見ていない)ならあおるだけ無駄な可能性があるばかりか、そんな車に近づくのが危険なことは明白ですし、意図的に道を譲らない車をあおるのはトラブルの元です。
      自衛のためと思って、是非交通ルールを守った運転をお心がけいただけると幸いです。