バイクに乗るとき、髪型がくずれることを気にしたことはありませんか?
ヘルメットをかぶることで生じる最大のデメリット、それが「髪の毛ぺっちゃんこ問題」。
もちろん、ヘルメットの着用は法的に義務付けられているため、メリットデメリットで語るものではありませんが・・・。
しかし、実際にヘルメットによって髪型が崩れることは多くのライダーにとって悩ましい問題で、これがイヤでバイクから遠ざかる人だって少なからずいるはずです。
しかし、実はこの悩みを解消するアイテムが存在しました。
それがこちら↓
「ヘルメット用ベンチレーションライナー」です。
こちらはTWO WHEEL COOL(トゥー・ホイール・クール)というブランドのairheadというモデル。
airheadって、「頭の中が空っぽな人」とか「変人」って意味があるんですがそれは・・・。
まぁこの際名称なんてどうでもいいです。
頭を空っぽにしてとりあえず試してみてほしいくらい。
これまで「髪の毛ぺっちゃんこ問題」に悩んでいたあなたなら、きっと驚きと感動を味わえるはずですよ!
髪が潰れない!?ヘルメット用ベンチレーションライナーが超便利!
ヘルメットをかぶって髪型が崩れる原因には「潰れ」と「蒸れ」の2つがありますが、ベンチレーションライナーを用いることでこれらを大幅に軽減することが可能です。
今回はベンチレーションライナーについて、実際に使用した感想、レビューを含めて次の項目別に解説してみたいと思います。
- ベンチレーションライナーの仕組み
- 肝心の効果のほどは・・・?
- ヘルメットのサイズへの影響はほとんどない
- おでこに痕が付かないよう、取り付け位置に注意
- インナーキャップと比較
1.ベンチレーションライナーの仕組み
この商品、Amazonなどの商品ページではわかりにくいのですが、表面に無数の突起が付いているんです。
これが商品ページでわかりにくいのはもったいないですね。
ベンチレーションライナーを装着してヘルメットをかぶると、この突起が頭皮とヘルメットの間にわずかな空間を生みます。
この空間の分、髪の毛が潰れるのを防いでくれるわけです。
もちろん突起は頭に強く押し付けても痛くない程度の柔らかさで、実際にヘルメットに装着してかぶっても全く違和感がありません。
ヘルメットへの装着方法ですが、先の写真のようにただ中に押し込むだけでOK。
数多くのヘルメットにフィットするように設計されており、逆さにしても落ちてくることはありません。
写真はSHOEI GT-Airに装着した様子。
取り付けの向き個人的にはこの向きがしっくりきましたが、90度回しても問題なく取り付け可能です。
2.肝心の効果のほどは・・・?
結論から正直に言うと、残念ながら「全く潰れなくなる」というわけではありません。
先の仕組みを見てもらえればお判りのとおり、「突起を超えるふんわり感」はキープできないわけですね。
しかし、「ぺったんこ」にもなりません。
例えるなら、ベジータのツンツンヘアーはもちろん維持できませんが、トランクスのサラサラヘアーくらいならなんとか維持できるだろうといった感じ(あくまでイメージ)。
これが許容できるなら、ベンチレーションライナーは圧倒的に導入すべきアイテムと言えます。
注目したいのは、ツーリングなどで長時間着用し続けた場合もそれ以上に潰れることがないという点。
「通勤通学での潰れ具合は許せるけど、ツーリングのときの潰れ具合は無理」といった人にはかなりおすすめできるアイテムであると言えます。
加えて、頭皮とヘルメットの間にわずかに空間が生まれるため、ヘルメット内の空気の流れが良くなります。
つまり、普通にヘルメットをかぶるより圧倒的に蒸れにくいということです。
蒸れを軽減できればなおさら髪型は崩れにくくなりますし、夏場は単純に快適性の向上も期待できそうですね。
3.ヘルメットのサイズへの影響はほとんどない
キツキツのヘルメットを使用している場合、ベンチレーションライナーを使用することで若干かぶりにくくなる可能性はあります。
しかし、管理人はピッタリサイズだと感じていたヘルメットに装着してもほとんど違和感がありませんでしたし、もちろん突起が頭を圧迫して痛いということもありません。
この辺りは個人差があるかもしれませんが、あまり心配し過ぎる必要はないと思います。
万が一「使っているヘルメットがちょっとブカブカ」という人がいれば、こういったアイテムは積極的に導入しておきたいですね。
4.おでこに痕が付かないよう、取り付け位置に注意
わずかながら注意点もあります。
それは、誤った取り付け方をすることでおでこに突起の後がついてしまう可能性があるということ。
こんな感じでおでこに痕が残ります。
これなら髪型がくずれた方がマシですね。
対策は至極簡単で、おでこが当たる位置にベンチレーションライナーが来ないよう、気持ち後頭部側に寄せてセットすればOKです。
というか、写真はわざと前寄りにセットして撮影したものなので、あまり神経質になる必要はないかもしれません。
先述のとおり、向きを90度変えてみるのも良いかも。
5.インナーキャップと比較
インナーキャップ(ヘルメットインナー)とは、吸汗機能や消臭機能等に優れた蒸れを防止する効果が期待できる製品です。
締め付けの少ない水泳帽のようなものをイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれません。
実はこれがあるだけでもヘルメット内は非常に蒸れにくくなり、何も着けないときと比べれば圧倒的に髪型はくずれにくくなります。
管理人もベンチレーションライナーを購入するまではこちらを利用していました↓
髪質などによって個人差はあるでしょうが、正直管理人は短時間(最大20分程度)の着用であればインナーキャップでも十分だと考えていました。
ただ、実際にどちらも試してみて感じるのは、ヘルメットに装着しっぱなしでOKなベンチレーションライナーの方が圧倒的に使い勝手に優れるということ。
中には次のような製品もありますが、髪型重視ならやはりベンチレーションライナーの方が良いと思います。
インナーキャップとベンチレーションライナーを併用した場合、「蒸れにくさ」の更なる向上は期待できますが、一方で「髪型がくずれない」というベンチレーションライナー最大のメリットは効果が薄れてしまいます。
インナーキャップが髪を圧迫するのですから、ある意味当然ですね。
まとめるとこんな感じ↓
- 通勤通学等(短時間) → どちらでも良い
- ツーリング(長時間) → ベンチレーションライナー
- 髪型より蒸れ防止重視 → 両方使う
ベンチレーションライナーには通勤通学からツーリングまでこなす汎用性の高さがあり、圧倒的に優秀ですね。
まとめ│ヘルメット用ベンチレーションライナーの総評!
ベンチレーションライナーを使用して感じるのが、まず一定以上に髪の毛が潰れないというメリットが大きすぎるということ。
これはツーリング等で長時間ヘルメットをかぶっていても変わりませんし、しかも空気が流れる隙間が確保できて頭が蒸れにくく、なおさら髪型が崩れにくい設計。
夏場は蒸れ防止を狙うだけでも利用する価値があるかもしれませんね。
しかも、取り付けも簡単かつヘルメットに着けっぱなしにできるので、まるで手持ちのヘルメットがグレードアップしたかのような使い勝手の良さを感じられます。
もちろん、髪型や髪質、毛量などによって個人差が生じる可能性はありますが、現状髪型がくずれるのが気になっているのであれば、是非一度試してほしいところ。
あなたも髪型を気にせずツーリングを満喫してみませんか?