おすすめの電動スケボー「Backfire G2s」をレビュー!2018最新モデル

Backfire G2s Galaxy 01 レビュー

人気の電動スケボー「Backfire(バックファイヤー)」がパワーアップしました。

その名も「Backfire G2s

 

管理人はタイヤの付くものなら大体好きですが、そんな中でも特に最近急成長を遂げていて、個人的に注目をしているジャンルが“電動スケボー”です。

かの“小さな探偵さん”のように、「動力付きのスケボーでスイスイ進めたら気持ち良さそう、面白そう」と、密かに興味を持っている人も多いのではないでしょうか。

ですが、ハッキリ言って日本は電動スケボー後進国。

そこそこ品質の良いモノを手に入れようとすると、海外のWebサイトにアクセスしなければならなかったり、輸送費が高くついたりと、新規参入者にとってはかなりハードルが高かったんですよね。

海外のWebサイトで購入するとなると距離の壁や言葉の壁があり、仮にすんなり購入できたとしても、何か不具合があった際の対処に不安が残ることに・・・。

しかしここ最近、日本国内におけるメジャー級の通販サイトでもハイスペックの最新型電動スケボーが取り扱われるようになってきました。

日本国内サイトで購入できるとなれば、英語が苦手でも何の心配も要りませんよね。

そんな最新の電動スケボーの中でも特におすすめしたいのが、今回ご紹介する「Backfire G2s」です。

まずは、なぜ管理人が「Backfire G2s」を選んだのか、そのおすすめする理由・魅力から触れてみたいと思います。

 

※現在は後継機の「Backfire G2t」が販売されています。

本記事はG2sのレビュー記事ですが、G2tはG2sの正当進化モデルなので、G2t購入検討の際も多少はお役に立てるかも。

最新モデルG2tのレビューはこちら↓

 

オフロードにも対応した最新型電動スケボーをチェックしたい方はこちらもどうぞ↓

 

電動スケボー「Backfire G2s」をおすすめする3つの理由

Backfire G2s Galaxy 持ち運び

引用元:BACKFIRE G2s with Caliber Truck and Free 96mm wheels│Backfire Skateboards

今や電動スケボーも様々なモデルが販売されていて、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。

もちろん上を見ればもっと高性能な電動スケボーは存在しますが、しかし次の3つを考慮すると、やはり「Backfire G2s」は筆頭候補となります。

  1. 加減速がスムーズで初心者でも安心!
  2. デッキが柔軟で操作性が抜群!
  3. 日本国内の販売店から購入可能で各種パーツの入手も容易!

 

ちなみに、先述のオフロード対応モデル「Backfire Ranger X1」は「G2s」の上位互換ではなく、オンロード(舗装路)におけるバランス、走行性能は「G2s」の方が上です。

この他にもいろいろな判断材料がありますが、「電動スケボーの選び方」自体に興味がある人はこちら↓も参考にしてみてください。

 

1.加減速がスムーズで初心者でも安心!

電動スケボーの乗り方 Backfire G2s Galaxy

「Backfire G2s」最大のウリは、その乗り味の良さ。

これは乗ってみなければわからないことですが、加減速のスムーズさと旋回性の高さはライバルと比べても大きなアドバンテージを持っており、初心者でも安心して乗ることができます。

電動スケボーにおいて時速0kmからのスタートの際は慣性が強く働くため神経を使うものですが、「Backfire G2s」はこの“スタート”が優秀です。

ある程度ラフにリモコンを操作してもいきなり急加速したりしないので、バランスを崩しにくいんですよね。

それでいて動き出したあとは徐々にトルクが上がる感じがしてグイグイ加速しますから、遅いと感じることもありません。

このトルクの出し方は、少し上の価格帯の電動スケボーを探してもなかなか味わえないのではないでしょうか。

また、一度リモコンのダイヤル(アクセル)を戻した後の再加速もスムーズ。

再加速の際のタイムラグやギクシャクした感じがしないので、まさに自由自在に操ることができます。

 

更に大切なのが減速時の挙動です。

ある程度スピードを出したところからフルブレーキをしても前に吹っ飛ぶといったことはありませんし、それでいて徐々に制動力が大きくなるのか、しっかりと停止してくれます。

この“ブレーキのマイルドさ”は初心者にとって最も重視すべきポイント。

また、単純にリモコンのダイヤル(アクセル)を戻した際も激しく減速することがありません。

 

総じて走行中は好きなタイミングでリニアに加減速できるため、スケボーに乗り慣れていない人でも安心です。

それでも心配な方は下記の記事も参考にしてみてください。

 

2.デッキが柔軟で操作性が抜群!

引用元:Backfire G2s Galaxy│POWERZONE SHOP(Yahoo!ショッピング)

「Backfire G2s」はバッテリー等のハウジングをデッキの中央を避けて配置しているため、まるで普通のロングスケートボードのようにしなやかで、バッテリーなどの重さを感じさせない“軽快感”を実現しています。

引用元:Backfire G2s Galaxy│POWERZONE SHOP(Yahoo!ショッピング)

乗り心地には新採用のトラックも好影響を及ぼしており、操作性・旋回性という面でも「Backfire G2s」はライバルたちを一歩リードしている印象を受けます。

デッキが硬いと直進安定性には優れることが一般的ですが、「Backfire G2s」は操作性と直進安定性を高い次元で両立しており、慣れれば40km/hでも安定して走行することが可能です。

初心者から玄人まで、まさに「電動スケボー」を余すことなく楽しむことが可能な1台と言えます。

 

3.日本国内の販売店から購入可能で各種パーツの入手も容易!

引用元:Backfire G2s Galaxy│POWERZONE SHOP│Yahoo!ショッピング

おすすめする最大の理由が「日本国内での入手の容易さ」です。

電動スケボーに興味がある人にとって大きな障壁だったのが、ハイスペックモデルの購入先が海外サイトに限定されるという点でした。

もちろん「英語が話せないと買えない」なんてことはないのですが、高額な買い物となるため足踏みをしてしまう人も多かったと思います。

実際、海外から直接購入となると注文しても日数がかかりますし、モノによっては輸送費や関税も高くつきます(中には輸送費+関税だけで5~6万円かかるものも)

また購入後のサポートが全て英語、良くても片言の日本語となれば、不安になるのも当然ですよね。

 

この点、「Backfire G2s」は日本の国内販売店経由で簡単に購入可能で、かつ日本語のアフターサービスが受けられるため、初心者の選択肢としても最適です。

また先述の通り「Backfire G2s」には180日間(約半年!)の保証が付きますが、これを最大限有効活用するためにも日本語のアフターサービスは必須。

海外サイトから直接購入する場合と比べて若干高額にはなっても、日本語のアフターサービスが受けられるという点を考慮すれば十二分に検討の余地があります。

 

また「Backfire G2s」はアフターパーツの入手も容易です。

例えば、バッテリーやリモコン、充電アダプターはもちろん、ハブモーターが内蔵された状態のウィールまで・・・。

バッテリー等が内蔵されたタイプと比べたときのメンテナンス性の高さ(修理のしやすさ)も相まって、より安心して購入・使用することができます。

 

また、実はYahoo!ショッピングならポイント制度がかなりお得で、実際の差額は多少小さくなります(家電から家具まで、管理人は高額商品をネットで購入する場合は9割方Yahoo!ショッピングを利用しています)

↓は後継機のBackfire G2t。

参考記事↓

 

「Backfire G2s」はミドルクラスの電動スケボーとして性能と価格のバランスが良い!

「Backfire G2s」は当然先代の「G2」を上回る性能をもっていることはもちろん、「G2」最大のライバル「KOOWHEEL D3M 2G」をも凌駕する性能を持っています。

 

「Backfire G2s」の具体的な仕様は次の通り。

  • 最高速度:スポーツモードで約40km/h(エコモードで約25km/h)
  • 航続可能距離:スポーツモードで約20km(エコモードで約25km)
  • 充電時間:約3時間(0%→100%充電時)
  • ウィール:80mmと96mmの2セットが同梱
  • ブレーキ:操作性が良くかなりスムーズ
  • デュアルモーター搭載で左右のバランスに優れた旋回性
  • 最大約25%の坂道を走行可能
  • 重量は約6.5kg(ライバルのKOOWHEEL 2Gは約7.8kg)

これはミドルクラスの最新型電動スケボーとして安心しておすすめできる性能だと断言します先代モデル「G2」からの変更点は後述

 

まず最高速度。

“エコモード”では時速25km程度で頭打ちとなりますが、“スポーツモード”に切り替えると最高速度はおよそ時速40kmにも及びます。

ただ、心配なのは「40km/hも出してまともに走ることができるのか」という点ですね。

今や最高時速40km/hを謳う電動スケボーは意外と多いですが、その速度を出しても「危険じゃないか」、「コントロールできるか」という点は意外と見落としがちなポイント。

しかし先述の通り、Backfire G2sはデッキの柔軟性やトラックの性能の高さから乗り心地がとてもよく、最高速度40km/h付近でも無理なく進路変更したり、スムーズなブレーキで安全に停止することが可能です。

時速40kmともなればそこらの自転車より圧倒的に速いわけで、乗りこなすことができれば、気分はまさに名探偵!

コナン君はRX-7やバイクと並走できる速度(少なくとも80km/hくらい?)で走っていましたが・・・。

 

また搭載されるモーターは当然インウィールタイプの“デュアルモーター”

まず、ウィールの中にモーターが隠れる(インウィール)という構造上、ベルトで駆動するタイプと比べて故障にも強いというメリットがあります(ベルト駆動タイプは今やほとんど見かけなくなりましたが)

また左右両輪に搭載されるモーターによって力強くトラクションがかかるため、鋭く加速した際も安定感があり、かつ左右の旋回差は皆無です。

加えて先代モデルよりスムーズな加減速を実現しているため、ブレーキをかけても身体が前に放り出されるといったことが少なくなりました。

これなら40km/h近いスピードを出していても安心して減速することができます。

バッテリーの持ちも良く、およそ3時間の充電で最大約25kmの走行が可能です(走行速度や体重、傾斜により増減)

 

価格は管理人購入時(2018年春)で78,800円(送料無料)

これはかの有名な「Boosted board」の適正価格の半額程度!

しかも圧倒的に時代遅れなスペックの「初代 Boosted board」ですら20万を超える高値で出品されていることも・・・(第2世代が出るまでは日本版Amazonでも25万(!)もの高値がつく有様)

似たものに「STARY BOARD」も挙げられますが、こちらもなぜ未だに日本国内で人気が高いのかよくわからない性能と価格なんですよね・・・(乗ったことがありますが、モーターも一つだけですし、管理人ならBackfire G2sの半額でも買いません)

それほどみんな海外サイトからの購入に抵抗があるということの表れかもしれませんが・・・。

「しっかり調べないと失敗をする」、それが今の電動スケボーの現実です。

とにかく、「Backfire G2s」や先述の「KOOWHEEL D3M 2G」などは多くの面でこれらを圧倒しており、それでいて日本国内サイトでも7万円台で買えるわけですから、かなり良心的な価格設定だと断言できます。

 

もちろん価格が安ければ良いというものでもありません。

今やAmazonなどでは2万~3万円程度の安価な電動スケボーも氾濫していますが、ハッキリ言って最高速度が20km/h程度ではひと月もすれば飽きます。

2万円だって安い買物ではありませんよね。

「少しでも安く」と考えて結局使えない物を買っては、それこそ“安物買いの銭失い”というやつになりかねません。

20km/hしか出ない2万円の電動スケボーを買うくらいなら、いっそ同じ金額で“普通のロングスケートボード”を買った方が何倍もお得ですし、楽しめます。

 

粗悪品を避けてミドルクラスの電動スケボーを狙うのであれば、2018年現在「Backfire G2s」は最も間違いのない選択肢です。

 

ロングスケートボードタイプゆえの安定感はクルージングにも最適!

管理人が電動スケボーに求めるものがもう一つあります。

それが“高速走行にも耐えうるクルージング能力”

 

電動スケボーについていろいろ調べると、そのサイズは大きく2種類に分けられることに気が付くと思います。

一つはデッキの短い一般的な小型のスケボー、もう一つはデッキの大きな大型のスケボーです。

後者を“ロングスケートボード”と呼びます。

実はハイスペックな電動スケボーは全てこのロングスケートボードタイプなのです。

ロングスケートボードの大きな特徴は、トリックなどが難しい代わりに“直進安定性に優れる”ということ。

最大速度が時速40kmにも及ぶハイスペック電動スケボーにとって、「直進安定性はかなり大切な“重視すべきポイント”」と言えます。

 

また、そもそも電動化と小型スケボーの相性があまり良くないということもチェックしておきたいポイントです。

電動スケボーは搭載するバッテリーの影響でどうしても重くなるため、小型であってもキックフリップ(板を回す技)のような複雑なトリックにはあまり向いていません。

そうなると通常サイズの電動スケボーを選ぶメリットは正直あまりないんですよね。

強いて言えば「持ち運びや収納面でお手軽」という程度でしょうか・・・。

ですがせっかくの電動スケボー、できれば“乗り味”を優先したいですよね。

中には通常のスケボーサイズで最大速度30km/hをうたうような製品もありますが、ウィールも小さく前後ウィールの軸間距離も小さいため、直進安定性や走破性が悪く、実際は時速20kmでも怖さを感じることがあります。

小型電動スケボーのレビューにおいて「時速20kmで十分」という意見が多いのはこのため。

特に初心者がいきなり小型の電動スケボーに手を出すと、最悪乗りこなせずに終わる可能性も・・・。

 

その点、ロングスケートボードタイプであればバランスを取りやすく、時速40km付近でもとても安定していて、少し練習すれば怖さを感じることはほとんどなくなります。

2018年現在、「電動スケボーはクルージング能力に特化したロングスケートボードタイプを買うべき」と自信を持って断言します。

 

「Backfire」は従来から人気のおすすめ電動スケボー!最新の「G2s」はどこが進化した?

引用元:Backfire G2s Galaxy│POWERZONE SHOP│Yahoo!ショッピング

先述の通り、最新の電動スケボー「Backfire G2sは、従来から人気のあった「Backfire G2」の純粋なる後継機です。

となると、気になるのは従来モデルと比べて「どこが違うのか、どのように進化したのか」ですよね。

 

まず、見た目の変更はほとんどなし。

ウィールの径が変わった(バリエーションが増えた)以外はデッキ裏面(バッテリー側)のV字ラインの色が赤から紫へ変更されただけで、走行中に見分けることはほぼ不可能です(色のみでデッキの構造、品質自体は変化なし)

 

スペックは一覧にしたので見比べてみてください。

名称デッキサイズウィールサイズ重量最高速度 スポーツモード│エコモード航続可能距離 スポーツモード│エコモード最大登坂力最大荷重外観
Backfire G2s Galaxy(NEW)94cm×22cm×11cm~11.8cm80mm or 96mm6.5kg40km/h│20km/h20km│25km25%120kgBackfire G2s 320×240
Backfire G2 Galaxy94cm×22cm×11cm80mm6.5kg40km/h│20km/h14km│20km25%120kgBackfire G2 320×240

※公式ページ内でも条件や単位換算によって異なる数値が記されているケースがあるため、目安として考えたほうが無難です。

 

特筆すべきはバッテリー性能の向上!

最新のモーターコントローラモジュールMotor Controller Moduleの採用により、従来型より40%以上(!)も航続可能距離が伸びています。

特にスポーツモードでも最大20km走れるというのは驚異的進化と言えます(ライダーの体重75kg、平均速度30km/h、穏やかな風、平坦で滑らかな道路が条件とのこと)

 

数値以外もしっかりと進化していて、例えばリモコンは新型に変更されており、速度調整のダイヤル部分は程よい反発があるため、操作性の面でもブレーキはかなりマイルドに効かせることが可能です。

マイルドな加減速が得意というボード本来の特性に加えて、リモコン側でも細やかな操作がしやすく、意識しない限り“キッ”っと止まることはまずありません。

 

またG2sになって足回り(トラック)にも力が入れられるようになり、イメージ通りの旋回が容易になりました。

それでいて高速走行時の安定性も向上しており、トラックの重要性を再認識させられる仕上がりとなっています。

 

G2sとG2の比較としてわかりやすい動画がありましたので、リンクを貼っておきます↓

動画内にも出てくるライバル、「KOOWHEEL 2G」との比較はこちらの記事をどうぞ↓

上の記事では実際に2台を乗り比べてわかった次の5つ+αの違いについてまとめています。

  1. 加減速の違い
  2. 旋回性と直進安定性の違い
  3. 走破性の違い
  4. リモコンの違い
  5. 運搬性の違い
  6. その他の違い

「Backfire G2s」がどれだけ同クラスの電動スケボーと比べて優れているかが良くわかるはず。

 

電動スケボー「Backfire G2s」を買ってみた!乗ってみた!

Backfire G2s Galaxy 開封01

というわけで買っちゃいました、「Backfire G2s」!

早速開封の儀。

 

Backfire G2s Galaxy 開封02

箱を開けるといきなり本体の鮮やかなグラフィックが視界に飛び込んできました。

日本語のマニュアルが入っています。

 

ボードを取り出すとこんな感じ↓

Backfire G2s Galaxy 開封03

真ん中にあるのが96mmの大径ウィール。

径が異なるものの、ウィールがまるまる2セットも入っているというのはお得感があります(ちなみにライバルのKOOWHEEL 2Gは駆動輪のみ1セット予備が入っていました)

ウィールの下には大きなダンボールが1枚敷かれていて、その下に電子関連部品が収められた小箱があります。

 

小箱の中身はこんな感じ↓

Backfire G2s Galaxy 開封04

リモコンや充電器、ケーブル類、トラック調節用の“Tツール”や“ブッシュ”まで入っています。

当たり前ですが必要なものは全て揃っていますし、加えて必要最低限のメンテナンスも可能。かなり親切です。

 

同梱される大径ウィールの乗り味

Backfire G2s Galaxy VS KOOWHEEL D3M 2G ウィールサイズ

※右がBackfire G2sの80mmウィール、中央が同96mm、左はKOOWHEEL 2Gの96mmウィール

ウィールは最初からセットされているのが先代と同じサイズの80mm、同梱されているのが96mmの大径ウィールです。

一応乗り比べてみましたが、やはり荒れた路面における乗り心地は96mmの方が良いですね。

見た目はわずかな差に見えますが、径が大きい分段差に差し掛かった時の安心感が違います。

 

一方80mmのウィールはカービングなどのコントロール性に優れますので、よりアクティブな走行をしたい場合は80mmを選択するのもアリです。

80mmウィールはデッキに柔軟性のあるBackfireとの相性も良い感じ。

 

最高速度は大径ウィールの方がやや高いですが、大径ウィールはモーターにかかる負担も大きいはずなので、恐らくまったく同条件における航続可能距離は小径ウィールの方が良いはずです。

 

最高速と安定感に優れる96mm大径ウィールか、操縦性と燃費に優れる80mm小径ウィールか、どちらにせよ最初から2セット同梱されているのでお得感がありますよね。

どちらかに飽きたらウィールを履き替えて、気分もリフレッシュすることができます。

 

初心者であれば、まずは96mmウィールで練習し、「まっすぐ走るだけのクルージングに飽きてきたら、80mmウィールにシフトしてさらにクールなライディングを目指して練習してみる」というのも良いかもしれませんね。

サイズ的にはわずかな差ではあるものの、乗り味は全くの別物。最初から2セット同梱されているため、クルージングには大径、カービングには小径といったかたちで“選択できる”のがうれしい。

 

電動スケボー「Backfire G2s」の使い勝手

Backfire G2s Galaxy 外観03

引用元:BACKFIRE G2s with Caliber Truck and Free 96mm wheels│Backfire Skateboards

ボードとリモコンの無線接続は至って簡単。

まずはボード裏面にある電源ボタンを押して、電源ボタンが青く点滅すれことを確認。

この状態でリモコンの電源ボタンを1秒間長押しすれば、リモコンの電源が入って自動的にボードとの接続が完了します。

複雑なペアリングの設定等は一切なし。めちゃくちゃ簡単です。

電源を切るときは、ボード側は1秒間長押し、リモコン側は2秒間長押しすればOK。

 

起動時は毎回スポーツモード(最高速度約40km/h)で立ち上がります(ライバルのKOOWHEELはローモードで起動するのですが、慣れてからはいちいち切り替えが面倒だったので、これは地味にありがたいです)

リモコンのモード切替ボタンを押せばエコモード(最高速度約20km/h)に切り替えが可能。

もちろん、スポーツモードでも自分で速度を調節しながら走行することは可能なのですが、エコモードが役に立つのは長距離を淡々と走りたいときですね。

リモコンをフルスロットルにしても燃費の良い20km/hで速度が固定されるため、速度調節に神経質にならなくていい点はメリットと言えます。

モード切替の際は縦に配列された4つのランプが順番に点滅するのですが、素早く点滅した場合はスポーツモード、ゆっくり点滅した場合はエコモードといったかたちで見分けることが可能です。

 

また、リモコンの側面にあるレバーを動かすと進行方向が逆転。

この時も同じく4つのランプが点滅する順番で、向きがわかるようになっています。

進行方向の逆転は細い路地や行き止まりでUターンする場合などに便利。

個人的には前輪駆動の方が加速時の安定性が高く、後輪駆動の方が減速時に安定しやすくターンもしやすいように感じます。

というわけで管理人はほぼ後輪駆動で乗っていますね。

 

走行時の操作方法も単純明快。

リモコンにある“ダイヤル”を上に回せば加速、下に回せば減速します。

多少乱暴に操作してもマイルドに加減速するので、全く怖さはありません。

 

走り出した後は普通のロングスケートボードとほぼ同じ操作感

リモコンでブレーキを効かせられる分、むしろ普通のスケボーより安全かもしれません。

とはいえ、乗り方が普通のスケボーとはやや異なるのも事実。

こちら↓に電動スケボーの乗り方のポイントや、ちょっとした“コツ”をまとめていますので、心配な方はチェックしてみてください。

 

ただし、先述の通り普通のスケボー(ロングスケボー)と比べると重量があるので、派手で複雑なトリックはもちろん、急なターンも不得意です。

とはいえよほどの坂道でなければ普通のスケボーと同じように“プッシュ”して進むことも可能ですし、練習すればBackfire G2sでもスライドが可能です↓

ちなみにスライドにチャレンジするなら“スライドグローブ”は必須↓

 

もちろん、普通のスケボーのようにトラックの調整などで乗り味を変えることも可能ですが、あまりやわらかくしすぎると高速走行時に急激な横揺れ現象が起こってまともに直進できなくなるので注意が必要です(バイクのウォブル現象に近い)

Backfire G2sには調整用の専用工具(Tツール)が付属していますので、乗り慣れてある程度スピードを出せるようになってきたら、キングピンと呼ばれるボルトナットの締め具合を調整して自分の好みにセッティングしてみることをおすすめします。

個人的にはBackfire G2sに関してはあまりいじる必要はないと思いますが、初心者で乗るのが難しい(安定しない)と感じたら硬めにセッティングしてみるのがおすすめです。

 

リモコン表示について

電動スケボーの乗り方 Backfire G2s Galaxy リモコン

Backfireのリモコンは、「G2s」から新型に変更となりました。

見た目はとてもシンプルですね。

ランプは計6つあって、上の4つがモードチェンジやボード側のバッテリー残量表示に使われるランプ。

 

具体的には、電源ボタンを短く押したときに“上の4つのランプがいくつ点灯するか”でボードのバッテリー残量を把握することができます。

点灯するランプの数とバッテリー残量の関係は次の通り。

  • ●●●●:100%
  • 〇●●●:75%
  • 〇〇●●:50%
  • 〇〇〇●:25%
  • ○○○◎:<12.5%

(●:点灯,○:消灯,◎:点滅)

 

一番下はリモコンのバッテリー残量を表すランプです。

こちらは通常緑色に点灯し、バッテリーが25%を下回ると赤色に変化します。

 

実際に電源ボタンを押すと下の写真のようにランプが点灯します。

Backfire G2s Galaxy リモコン02

この場合、ボードのバッテリー残量はおよそ50%、リモコンのバッテリーは25%より多いということです。

 

上から5つ目(下から2つ目)はボードとの接続状態を表し、接続されているときは赤く点灯、接続されていないとき(ボード側の電源がOFFのとき)は赤く点滅します。

 

充電について

Backfire G2s Galaxy 充電

ボードを充電する際は専用の充電器を接続すればOK。

フル充電には約3時間を要します。

充電器(アダプタ)のランプが緑色になったら充電完了。

リモコンはUSBケーブルを使って充電し、こちらは一番下のランプが緑色に点灯したら充電完了です。

ボードのバッテリーは“リチウムイオン電池”なので、長期間使用しない場合も1ヶ月に1度はフル充電してあげると長持ちすると思います。

 

電動スケボー「Backfire G2s」のちょっと気になる点と使用上の注意

個人的に「Backfire G2s」は2018年現在間違いなくおすすめできる電動スケボーですが、気を付けたい点もいくつかあります。

購入後に後悔することがないよう、しっかりとチェックしてくださいね。

 

1.グラフィックが気になる?

これはかつて先代の「Backfire G2」と「KOOWHEEL D3M 2G」を比べた際に「KOOWHEEL D3M 2G」を選ぶ決め手となったほど個人的には気になるところなのですが、「Backfire G2 Galaxy」はとにかくデッキのグラフィックが派手なんですよね。

当然この辺りは好みの問題で、管理人もいざ所有してみたら全く気にならなくなったのですが(笑

ちなみに本家の海外サイトでは、黒地にゴールドで“BACK FIRE”と表示された「Backfire G2s Black Gold」と呼ばれるグラフィックモデルも販売されていますが、管理人は安心の国内サイトで取り扱いのある「Backfire G2 Galaxy」を購入しました。

その気になればデッキテープを貼り替えるという手もありますしね。

Baoblaze ロングボード スケートボード グリップテープ 全12種
Baoblaze

 

2.デッキ裏面がフラットじゃない

Backfire G2sは、デッキ自体は普通のロングスケートボードと同じような薄型のデッキで柔軟性が高く使いやすいのですが、デッキ裏面を見るとどうしてもハウジング(機械装置などを保護する箱形の部分)が大きいのが目立ちます。

電動スケボーであることがまるわかりで、ややスマートさに欠けるんですよね。

これは人によってはグラフィック以上に気になる点かもしれません。

とはいえ、「STARY BOARD」をはじめとする薄型フラットな電動スケボーよりスペック的に勝るBackfire G2sの方がおすすめであるという考えは変わりません。

現状、性能を第一に重視するのであれば、ここは妥協するしかありませんね。

 

3.公道では乗れない!

「日本国内における電動スケボーの欠点」といえばこれに尽きます。

そう、あのコナン君も道路交通法違反を犯していたわけですね(笑

実はモーター付きの電動スケボーは“原動力付き”と判断されるため、扱いは原動機付き自転車(原付)と同等です。

こうなるとライトやウインカー、ブレーキなどの保安部品、ナンバーなどを取得して取り付ける必要がありますが、現実的ではありませんよね。

 

原付が歩道を走れないのと同様、厳密には歩道を走行するのもNGです。

というわけで、かならず広い私有地や利用が許可された公園などで安全に配慮して楽しみましょう。

管理人は地元の山奥にある利用者の少ない大きな公園を利用するほか、週末に会社の駐車場を借りたり、最初の頃は近所の公園で人がいないときにひっそりとターンの練習をしたりしていました。

田舎に住んでいることがバレてしまいましたね(笑

 

4.坂道発進や長時間の登坂は避けよう

「Backfire G2s」は「およそ25%程度の急坂も登れる」とうたわれてはいますが、モーターへの負荷を考えると無理は禁物。

特に発進時は大きな力を必要とするため、“プッシュ”を併用することを強くおすすめします。

プッシュを併用することで、モーターの負担を軽減し、かつ1ランク上のスムースな発進が可能となります。

 

また長時間坂道を走る際にも注意が必要です。

ライバルの「KOOWHEEL D3M 2G」での話になりますが、管理人が実験的に試したところ、ハイスピードモード(最高速度約40km/h)でゆるやかな坂道を走り続けると、10分程度でオーバーヒートを起こしました(加熱警告で動作停止)。

もちろんセーフティーが働いて壊れるということはありませんでしたが、しばらく走行不可となってしまいました(バッテリー切れとほぼ同じ症状)

こういった症状は他の電動スケボーでも十分に起こり得ることですから、同じように注意が必要と考えて間違いありません。

10分間も最高速度付近で坂道を上り続けるということはあまりないかもしれませんが、「坂道に強い電動スケボーが欲しい」という人はあまり期待しすぎないように注意が必要です。

 

まとめ│最新モデルは伊達じゃない!「Backfire G2s」は電動スケボー初心者にもおすすめ!

今回は最新の電動スケートボード「Backfire G2s」についてまとめてみました。

昨今の電動スケボーは初期の電動スケボーと比べるとかなり性能が進化しています。

その中でも今回紹介した「Backfire G2s」は、2018年夏に発売されたばかりということもあってやはりイチオシ。

特に加速や減速のマイルドさは乗り手を選ばず、誰でも安心して遊ぶことが可能です。

デッキもトラックも柔軟かつ素直な特性で、コントロール性が高い(旋回しやすい)のが特徴です。

入手難易度が低く、それでいてハイスペックな最新モデル、かつ安心の180日保証とくれば、ミドルクラスの電動スケボーを選ぶ際には筆頭候補になるのは間違いありません。

また今秋にはBackfire初のオフロードモデル「Ranger X1」の発売も控えており、同じく国内サイトで販売が開始されることがあればレビューする予定なのでお楽しみに・・・。

 

2018.11.28追記:Ranger X1の国内ショップ正規販売が始まりました!

想像以上に楽しめる電動スケボーです!

詳細はこちら↓

 

まだ「電動スケボー」自体が一般的なアイテムではない今、このタイミングで入手して友達に自慢してみませんか?

これに乗ればあなたも「見た目は大人、頭脳は子供!」

 

・・・ん?

画像引用元:BACKFIRE G2s with Caliber Truck and Free 96mm wheels│Backfire Skateboards

電動スケボーに関するその他の記事はこちら↓

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