一足早い春を見に行こう!伊豆「河津桜」ツーリングのすすめ♪

河津桜とVTR250、Z250 ツーリング

河津桜という桜をご存知ですか?

河津桜とは、伊豆半島に位置する静岡県賀茂郡河津町で見られる早咲きの桜で、開花から約1ヶ月をかけて満開になります。

見頃となる開花期間が長いのも特徴です。

花はきれいなピンク色。

引用元:河津桜まつり公式サイト◆河津桜まつり実行委員会◆

 

ちなみに河津桜(カワヅザクラ)と命名されたのは1974年(昭和49年)のことだそうで、割と最近ですね(と言ってももう40年以上前ですが)。

ここ数年でかなり有名になった河津桜は全国各地でも目にすることができるようになりつつありますが、それらも河津町にある樹齢約60年にもなる原木からなります。

この原木は伊豆急河津駅から天城山へ向かって1.2km、河津町田中の飯田氏宅の庭にあります。

満開時の河津桜原木の写真

引用元:河津桜まつり公式サイト◆河津桜まつり実行委員会◆

 

さて、この河津桜、都心からも2~3時間で行ける伊豆に名所があるということで、開花期間中は寒い時期にも関わらずツーリングで立ち寄るライダーの姿も多く見られます。

管理人も春先に「河津桜を見るために伊豆をツーリングする」のが恒例になりつつありますが、河津桜って“寒い中ツーリング仲間を連れ出す口実”に最適なんですよね(笑

 

ツーリングの口実に!2018年の河津桜の見頃は?

河津桜と河津川

記事を書いているのが2018年2月中旬ですが、この時点で河津川沿いの河津桜の開花状況は1分咲きといったところ。

去年(2017年)は同じ時期にすでに見頃を迎えていましたから、今年(2018年)はやや遅めですね。

このペースで行くと、個人的には2月最終週から3月中旬頃までが見頃になるのではないかと思います(あくまで個人的予想です)。

 

実は河津桜の見頃は事前に予測するのが非常に難しいと言われていて、過去にはお正月に咲き始めたこともあったとか・・・。

なので、バスツアーなどで計画しようとするとちょっとリスキーなんですよね。

 

しかしツーリングであればそんな心配無用!

ソメイヨシノなどの普通の桜と比べて開花している期間自体は長いですから、バイクと週1程度の休日さえあれば見頃になったのを確認してから予定を組んでも余裕で間に合います!

 

開花状況は河津桜開花情報(河津桜まつり公式サイト)で確認できるほか、ライブカメラ│静岡県河津町役場でチェックすることも可能です。

 

「河津桜まつり」とは?開催期間はいつからいつまで?

河津桜まつりの開催期間は毎年2月10日から3月10日までの1か月間(気候により見頃が後ろにずれ込んだときは期間が延長されることもあります)。

期間中は河津川沿いに露店が並び、河津桜にちなんだやまんじゅうやいちごが丸ごと入った(?)大福↓、鮎の塩焼き、その他多くのご当地グルメを楽しむことができます。

河津桜まつり いちご大福

せっかくの伊豆、個人的にはおいしい海鮮系や「道の駅 開国下田みなと」にある下田バーガー(金目鯛バーガー)などもおすすめなので、日帰りツーリングの場合はここでガッツリおなか一杯に食べてしまうかどうかはなかなか悩みどころ(笑

 

また18時から21時の間は夜桜がライトアップされます。

バイクだと極寒の中走ることになってしまうので、こちらはツーリングよりもドライブの方が向いているかもしれませんね。

 

2017年は2月の終わり頃に見に行きましたが、満開を過ぎて葉が出始めていたにも関わらずこの人だかり↓

河津桜まつり 人波

 

【河津桜経由】おすすめの伊豆ツーリングコース

河津町を目指す際の伊豆への進入ルートとして有力なのは次の3つ。

  1. 熱海~伊東の海沿いから入る「東伊豆ルート」
  2. 三島市136号線から天城のループ橋を目指す「中伊豆ルート」
  3. 伊豆スカイラインから東伊豆ルートや中伊豆ルートに合流する「“伊豆スカ”ルート」

それぞれ一長一短で、何度も走りたくなるのが伊豆の良いところ。

 

1.東伊豆ルート

東伊豆ルートの良いところは海沿いの景色を楽しみながらのんびり走れるところ。

ただし行楽シーズンや週末などは一分車が詰まりやすいところがあるので、少し早めに出発した方が良いかもしれません。

欲張れば伊豆を飛び出して湘南~江の島方面まで楽しむことができるかも・・・。

 

2.中伊豆ルート

中伊豆ルートは東名沼津ICや第二東名長泉沼津ICからのアクセスが良好なルートです。

各ICから「伊豆縦貫道」(無料)にそのままアクセス可能で、それなりに快適に走ることができます。

そのまま「伊豆中央道」(有料)に乗ることもできますが、近年はこれらのおかげで下道の渋滞が緩和されたため、行楽シーズンや週末などは下道(ICから246号→1号→136号→414号)の方が快適ということも多々あります。

 

ちなみに去年(2017年)管理人たちが走ったルートは、136号から進入してそのまま天城を超えて河津桜を観賞、下田まで進んで下田バーガーを食べて、そこから西伊豆を回って土肥から136号に戻るという、いわば“伊豆半周ルート”でした。

更に土肥から沼津まで北上しようとするとかなり時間を消費するので注意!(本当は駿河湾沿いを沼津まで行きたかった)

 

3.“伊豆スカ”ルート

伊豆スカルートは適度なワインディングを楽しみたい人におすすめ。

欲張りな人には、伊豆スカイラインから東伊豆に出て河津桜を観賞、その後は中伊豆を県道59号まで上がり、西天城高原線~西伊豆スカイラインと走り、伊豆スカイラインに戻るというルートもおすすめです。

伊豆はほどほどにして、そのまま十国峠や芦ノ湖スカイラインなどを走るのも気持ちが良いですよ♪

ただし、これらの道は比較的標高が高いところに位置するため、いずれも“霧”には注意が必要です。

 

あとがき│河津桜ツーリングは冬眠から目覚めるのに最適

管理人は、ツーリングには「“走り”そのものを楽しむツーリング」「目的のついでに道中を楽しむツーリング」の2種類があると考えています。

例えばワインディングや林道を走るツーリングが前者、ご当地の食事や観光などを目的とした場合が後者です。

伊豆の何が良いって、この二つをかなり高い次元で満足させられるんですよね。

適度なワインディングに富士山や駿河湾を望む広大な景色、食べ物もおいしいし河津桜をはじめとした観光名所もたくさん。

しかも伊豆は比較的温暖!

みなさんもツーリング初めはぜひ伊豆&河津町へ! 笑