750cc以下のミドルクラス現行大型バイクのタイプ別一覧と比較!

スズキ GSX-S750 ABS 排気量別バイク一覧

突然ですが、「ナナハン」という言葉を知っていますか?

ナナハンとは、排気量750ccクラスの大型バイクの俗称です。

750の7が“ナナ”、50が百の半分で“ハン”というわけですね。

実はこの「ナナハン」、かつては日本国内で販売されるオートバイとしては最大排気量だった時代があります。

加えて、当時は大型バイクに乗るための「限定解除審査」の合格率がものすごく低く、ナナハンに乗るだけで1つのステータスだったことも想像に難くありません。

しかし、1988年の「ホンダ ゴールドウイング(海外モデル)」の国内正規ディーラー販売、1989年の「ヤマハ VMX1200」の国内製造・発売を皮切りに、この自主規制は撤廃されて今に至ります。

自主規制の撤廃と免許制度の改正以降のリッタークラスの台頭により、今や中途半端なクラスとして見られることが多いナナハンですが、代わりにリッタークラスにはない軽快感を持つという特徴もあります。

海外ではより軽快な600ccクラスも人気ですよね。

そこで、今回は大型自動二輪免許で乗れるようになる401cc以上のバイクのうち、750ccクラスまでのバイクをまとめてみます。

リッタークラスのバイクを狙っている人も、もしかすると新しい発見があるかもしれませんよ♪

 

【750cc以下】国産大型バイクのスペック一覧と比較

まずは国内メーカーが販売する750cc以下のバイクを全てまとめて一覧にしてみました。

メーカー車名排気量最高出力最大トルク車両重量全長×全幅×全高ホイールベースシート高定地燃費値(60km/h 2名乗車時)燃料タンク容量新車価格外観
ホンダNC750S745(㏄)40[54]/6,250(kW[PS]/rpm)68[6.9]/4,750(N・m[kgf・m]/rpm)218(kg)2,215×775×1,130(mm)1,520(mm)790(mm)42.5(km/L)14(L)740,880~(円)
ホンダNC750S(DCT)745(㏄)40[54]/6,250(kW[PS]/rpm)68[6.9]/4,750(N・m[kgf・m]/rpm)228(kg)2,215×775×1,130(mm)1,520(mm)790(mm)42.5(km/L)14(L)806,760~(円)ホンダ NC750S(DCT)
ホンダNC750X745(㏄)40[54]/6,250(kW[PS]/rpm)68[6.9]/4,750(N・m[kgf・m]/rpm)218(kg)2,215×845×1,320(mm)1,520(mm)800(mm)42.0(km/L)14(L)743,040~(円)ホンダ NC750X
ホンダNC750X(DCT)745(㏄)40[54]/6,250(kW[PS]/rpm)68[6.9]/4,750(N・m[kgf・m]/rpm)231(kg)2,215×845×1,320(mm)1,520(mm)800(mm)42.0(km/L)14(L)946,080~(円)ホンダ NC750X(DCT)
ホンダNM4-01745(㏄)40[54]/6,250(kW[PS]/rpm)68[6.9]/4,750(N・m[kgf・m]/rpm)245(kg)2,380×810×1,170(mm)1,645(mm)650(mm)38.0(km/L)11(L)1,020,600~(円)ホンダ NM4-01
ホンダNM4-02745(㏄)40[54]/6,250(kW[PS]/rpm)68[6.9]/4,750(N・m[kgf・m]/rpm)255(kg)2,380×810×1,170(mm)1,645(mm)650(mm)38.0(km/L)11(L)1,182,600~(円)ホンダ NM4-02
ホンダX-ADV745(㏄)40[54]/6,250(kW[PS]/rpm)68[6.9]/4,750(N・m[kgf・m]/rpm)238(kg)2,230×910×1,345(mm)1,580(mm)790(mm)40.0(km/L)13(L)1,236,600~(円)ホンダ X-ADV
ホンダCB650F648(㏄)66[90]/11,000(kW[PS]/rpm)64[6.5]/8,000(N・m[kgf・m]/rpm)208(kg)2,110×780×1,075(mm)1,450(mm)810(mm)31.5(km/L)17(L)923,400~(円)ホンダ CB650F
ホンダCBR650F648(㏄)66[90]/11,000(kW[PS]/rpm)64[6.5]/8,000(N・m[kgf・m]/rpm)213(kg)2,110×755×1,145(mm)1,450(mm)810(mm)31.5(km/L)17(L)999,000~(円)ホンダ CBR650F
ホンダCB650R648(㏄)70[95]/12,000(kW[PS]/rpm)64[6.5]/8,500(N・m[kgf・m]/rpm)202(kg)2,130×780×1,075(mm)1,450(mm)810(mm)31.5(km/L)15(L)961,200~(円)ホンダ CB650R 320x240
ホンダCBR650R648(㏄)70[95]/12,000(kW[PS]/rpm)64[6.5]/8,500(N・m[kgf・m]/rpm)207(kg)2,130×750×1,150(mm)1,450(mm)810(mm)31.5(km/L)15(L)1,036,800~(円)ホンダ CBR650R 320x240
ホンダレブル500471(㏄)34[46]/8,500(kW[PS]/rpm)43[4.4]/6,500(N・m[kgf・m]/rpm)190(kg)2,190×820×1,090(mm)1,490(mm)690(mm)40.2(km/L)11(L)785,160~(円)ホンダ レブル500
ホンダCRF450L449(㏄)18[24]/7,500(kW[PS]/rpm)32[3.3]/3,500(N・m[kgf・m]/rpm)131(kg)2,280×825×1,240(mm)1,500(mm)895(mm)31.0(km/L)7.6(L)1,296,000~(円)ホンダ CRF450L
ヤマハMT-07688(㏄)54[73]/9,000(kW[PS]/rpm)68[6.9]/6,500(N・m[kgf・m]/rpm)183(kg)2,085×745×1,090(mm)1,400(mm)805(mm)38.4(km/L)13(L)777,600~(円)ヤマハ MT-07
ヤマハXSR700688(㏄)54[73]/9,000(kW[PS]/rpm)68[6.9]/6,500(N・m[kgf・m]/rpm)186(kg)2,075×820×1,130(mm)1,405(mm)835(mm)38.4(km/L)13(L)899,640~(円)ヤマハ XSR700
ヤマハTMAX530 SX530(㏄)34[46]/6,750(kW[PS]/rpm)53[5.4]/5,250(N・m[kgf・m]/rpm)215(kg)2,200×765×1,420(mm)1,575(mm)800(mm)28.6(km/L)15(L)1,242,000~(円)ヤマハ TMAX530 SX
ヤマハTMAX530 DX530(㏄)34[46]/6,750(kW[PS]/rpm)53[5.4]/5,250(N・m[kgf・m]/rpm)218(kg)2,200×765×1,420(mm)1,575(mm)800(mm)28.6(km/L)15(L)1,350,000~(円)ヤマハ TMAX530 DX
スズキGSX-S750749(㏄)83[112]/10,500(kW[PS]/rpm)80[8.2]/9,000(N・m[kgf・m]/rpm)212(kg)2,125×785×1,055(mm)1,455(mm)820(mm)29.3(km/L)16(L)969,840~(円)スズキ GSX-S750
スズキVストローム650645(㏄)51[69]/8,800(kW[PS]/rpm)61[6.2]/6,500(N・m[kgf・m]/rpm)212(kg)2,275×835×1,405(mm)1,560(mm)835(mm)35.5(km/L)20(L)907,200~(円)スズキ Vストローム650
スズキVストローム650XT645(㏄)51[69]/8,800(kW[PS]/rpm)61[6.2]/6,500(N・m[kgf・m]/rpm)215(kg)2,275×910×1,405(mm)1,560(mm)835(mm)35.5(km/L)20(L)950,400~(円)スズキ Vストローム650XT
スズキSV650645(㏄)56[76.1]/8,500(kW[PS]/rpm)64[6.5]/8,100(N・m[kgf・m]/rpm)197(kg)2,140×760×1,090(mm)1,450(mm)785(mm)37.5(km/L)14(L)738,720~(円)スズキ SV650
スズキSV650X645(㏄)56[76.1]/8,500(kW[PS]/rpm)64[6.5]/8,100(N・m[kgf・m]/rpm)197(kg)2,140×730×1,090(mm)1,450(mm)790(mm)37.5(km/L)14(L)781,920~(円)スズキ SV650X
スズキスカイウェイブ650LX638(㏄)39[53]/7,000(kW[PS]/rpm)58[5.9]/4,750(N・m[kgf・m]/rpm)281(kg)2,265×810×1,420(mm)1,585(mm)760(mm)28.7(km/L)15(L)1,144,800~(円)スズキ スカイウェイブ650LX
カワサキNinja 650649(㏄)50[68]/8,000(kW[PS]/rpm)65[6.6]/6,500(N・m[kgf・m]/rpm)193(kg)2,055×740×1,135(mm)1,410(mm)790(mm)32.1(km/L)15(L)807,840~(円)カワサキ Ninja 650
カワサキZ650649(㏄)50[68]/8,000(kW[PS]/rpm)65[6.6]/6,500(N・m[kgf・m]/rpm)187(kg)2,055×775×1,080(mm)1,410(mm)790(mm)32.1(km/L)15(L)786,240~(円)カワサキ Z650
カワサキVULCAN S649(㏄)45[61]/7,500(kW[PS]/rpm)63[6.4]/6,600(N・m[kgf・m]/rpm)229(kg)2,310×855×1,090(mm)1,575(mm)705(mm)32.0(km/L)14(L)831,600~(円)

こうやって見ると、意外と排気量はバラついていますよね。

大型バイクにおける排気量関連の法規制や自主規制がない今、“そのバイクに合った排気量”を追求するメーカーの姿勢があるのかもしれません。

 

401cc~750ccのバイクはそれほど車種が多いわけではありませんが、今回は次のように大きくタイプ分けしてみました。

  • スポーツタイプ
  • アドベンチャータイプ
  • AT(DCT&CVT)タイプ
  • その他のタイプ(クルーザー&オフロード)

それぞれライバル関係にありそうなバイクについて比較していきます。

 

【750cc以下】ネイキッド・ロードスポーツタイプ比較【2019】

かつてナナハンと呼ばれたクラスに現存するネイキッドスポーツはわずかに2車種のみ。

加えて、ヤマハから700ccのバイクが2台ラインナップされています。

また、2019年現在は「650ccクラス」のバイクもラインアップが豊富です。

これらは排気量こそ100cc程度の幅があるものの、スペック的には十分にライバルと呼べる車種ばかり。

ということでまとめて比較してみたいと思います。

メーカー車名排気量最高出力最大トルク車両重量全長×全幅×全高軸間距離シート高定地燃費値(60km/h 2名乗車時)燃料タンク容量メーカー希望小売価格外観
スズキGSX-S750749(㏄)83[112]/10,500(kW[PS]/rpm)80[8.2]/9,000(N・m[kgf・m]/rpm)212(kg)2,125×785×1,055(mm)1,455(mm)820(mm)29.3(km/L)16(L)969,840~(円)スズキ GSX-S750
ホンダNC750S745(㏄)40[54]/6,250(kW[PS]/rpm)68[6.9]/4,750(N・m[kgf・m]/rpm)218(kg)2,215×775×1,130(mm)1,520(mm)790(mm)42.5(km/L)14(L)740,880~(円)ホンダ NC750S
ホンダNC750S(DCT)745(㏄)40[54]/6,250(kW[PS]/rpm)68[6.9]/4,750(N・m[kgf・m]/rpm)228(kg)2,215×775×1,130(mm)1,520(mm)790(mm)42.5(km/L)14(L)806,760~(円)ホンダ NC750S(DCT)
ヤマハMT-07688(㏄)54[73]/9,000(kW[PS]/rpm)68[6.9]/6,500(N・m[kgf・m]/rpm)183(kg)2,085×745×1,090(mm)1,400(mm)805(mm)38.4(km/L)13(L)777,600~(円)ヤマハ MT-07
ヤマハXSR700688(㏄)54[73]/9,000(kW[PS]/rpm)68[6.9]/6,500(N・m[kgf・m]/rpm)186(kg)2,075×820×1,130(mm)1,405(mm)835(mm)38.4(km/L)13(L)899,640~(円)ヤマハ XSR700
カワサキNinja 650649(㏄)50[68]/8,000(kW[PS]/rpm)65[6.6]/6,500(N・m[kgf・m]/rpm)193(kg)2,055×740×1,135(mm)1,410(mm)790(mm)32.1(km/L)15(L)807,840~(円)カワサキ Ninja 650
カワサキZ650649(㏄)50[68]/8,000(kW[PS]/rpm)65[6.6]/6,500(N・m[kgf・m]/rpm)187(kg)2,055×775×1,080(mm)1,410(mm)790(mm)32.1(km/L)15(L)786,240~(円)カワサキ Z650
ホンダCBR650F648(㏄)66[90]/11,000(kW[PS]/rpm)64[6.5]/8,000(N・m[kgf・m]/rpm)213(kg)2,110×755×1,145(mm)1,450(mm)810(mm)31.5(km/L)17(L)999,000~(円)ホンダ CBR650F
ホンダCB650F648(㏄)66[90]/11,000(kW[PS]/rpm)64[6.5]/8,000(N・m[kgf・m]/rpm)208(kg)2,110×780×1,075(mm)1,450(mm)810(mm)31.5(km/L)17(L)923,400~(円)ホンダ CB650F
ホンダCBR650R648(㏄)70[95]/12,000(kW[PS]/rpm)64[6.5]/8,000(N・m[kgf・m]/rpm)207(kg)2,130×750×1,150(mm)1,450(mm)810(mm)31.5(km/L)15(L)1,036,800~(円)ホンダ CBR650R 320x240
ホンダCB650R648(㏄)70[95]/12,000(kW[PS]/rpm)64[6.5]/8,000(N・m[kgf・m]/rpm)202(kg)2,130×780×1,075(mm)1,450(mm)810(mm)31.5(km/L)15(L)961,200~(円)ホンダ CB650R 320x240
スズキSV650645(㏄)56[76.1]/8,500(kW[PS]/rpm)64[6.5]/8,100(N・m[kgf・m]/rpm)197(kg)2,140×760×1,090(mm)1,450(mm)785(mm)37.5(km/L)14(L)738,720~(円)スズキ SV650
スズキSV650X645(㏄)56[76.1]/8,500(kW[PS]/rpm)64[6.5]/8,100(N・m[kgf・m]/rpm)197(kg)2,140×730×1,090(mm)1,450(mm)790(mm)37.5(km/L)14(L)781,920~(円)スズキ SV650X

 

スズキ GSX-S750

スズキ GSX-S750 ABS 02

引用元:壁紙ダウンロード│スズキ バイク

ご覧の通り、スポーツタイプの中ではGSX-S750が群を抜いて高スペックであることがわかります。

GSX-S750は現在のナナハンで唯一スポーツ性能を追求したモデルと言えますが、そのルーツは海外で販売されているスーパースポーツ「GSX-R750」。

「GSX-R750」は国内正規販売こそないものの、リッターキラーとの呼び声さえあるハイパフォーマンスマシンです。

というわけで、GSX-S750もこのクラスの他のバイクと比べるとステージが違うような印象を受けますね。

実はGSX-S750は兄弟車の「GSX-S1000」よりも3kg重いのですが、ネット上の評価を見てもGSX-S750の方が軽快に感じるという意見も多いです。

シート高が10mm高いことや、重量バランスなども影響しているのかもしれませんね。

GSX-S1000はフレームやスイングアームなどがアルミ製になったことで、エンジンの増量増分を消化しているようです。

というわけで、GSX-S750を検討する際は同クラスのバイクより「GSX-S1000」のようなリッターバイクがライバルになるかもしれません。

となると新型KATANAも気になるわけで・・・笑

 

ホンダ NC750S

ホンダ NC750S

引用元:NC750│Honda

NC750Sは同じくナナハンのバイクですが、他のネイキッドスポーツとはちょっと毛色が異なります。

味付けは果てしなくマイルドで、どの回転数でもそつなくこなす“お利口さん”具合は同メーカーのスーパーカブと通じるものがあります。

実はこのNC750S、ETCとグリップヒーターが標準装備されるんですよ。

面倒なクラッチ操作の要らない「DCT」搭載モデル(詳しくは後述)もラインナップされていて、利便性が追及されている感じ。

しかも燃料タンクに見える位置は実はラゲッジスペース!

ホンダ NC750S 大容量の収納を可能にしたラゲッジスペース

引用元:主要装備│NC750S│Honda

フルフェイスメットだって入っちゃいます。すごい。

650ccクラスと比べてもスポーツ性能自体は高くはありませんが、軽快さと“ゆとりのある走り”のバランスが良く、「気軽に乗れる大型ネイキッドをカタチにしたらこうなった」という感じ。

独自のポジションを築いているように感じられますね。

比較的お求めやすいお値段もGood!

 

ヤマハ MT-07

ヤマハ MT-07

引用元:フォトライブラリー:MT-07 – バイク・スクーター│ヤマハ発動機株式会社

MT-07のウリは何と言ってもその軽量さ。

183kgはオンロードモデルに限れば国産大型バイク最軽量ですし、加えて車体もスリムなので、良い意味で大型らしくないバイクと言えるかもしれません。

大型バイクというカテゴリーにありながら、小柄な人でも余裕を持って運転することができるはず。

当然乗車・非乗車を問わず取り回しが良いので、「普段使いできる大型」を探している場合も候補に挙がるのではないでしょうか。

もちろんパワーやトルクは400ccクラスのバイクと比べれば当然ゆとりがあり、軽さも相まってか、その扱いやすさは高く評価されています。

まさに大型ミドルクラスバイクの草分け的存在。

ヤマハのMTシリーズといえばその独特の外観も特徴の一つですが、兄弟車のMT-10やMT-09のライト形状が異質すぎるためか、このMT-07から得られるインパクトはやや控えめ。

MT-07をベースとした「XSR700」との違いは次の項で触れてみたいと思います。

 

ヤマハ XSR700

ヤマハ XSR700

引用元:フォトライブラリー:XSR900 – バイク・スクーター│ヤマハ発動機株式会社

XSR700はスペック的にはMT-07と同等ですが、デザインは大きく異なります。

どちらもファイター系であることは共通していますが、XSR700は丸目ヘッドライトを採用しており、今人気の「ネオレトロ」を彷彿とさせるスタイリング。

上の画像のようなカジュアルな服装もバッチリ似合いますよね。

 

気になるのは乗り味の違いですが、実は軽量と言われるMT-07と比べても3kgしか差はなく、XSR700も十分に軽量級のマシンであると言えます。

しかしシート高は30mmも高く、全幅は75mmも大きいため、実際にまたがってみるとXSR700の方が一回り大きいような印象を受けます。

重心もハンドルも高いため、見た目以上に操作性は良く、走りも軽快。

とはいえ、どちらもワインディングからツーリングまで楽しめるマシンである点は共通していますから、細かな乗り味よりも価格や見た目でチョイスするのもおすすめです。

 

カワサキ Ninja 650 / Z650

カワサキ Ninja 650 KRT Edition

引用元:Ninja 650・Ninja 650 KRT Edition│株式会社カワサキモータースジャパン

Ninjaシリーズはカワサキが誇るフルカウルスポーツモデルですが、この650ccまでは初心者にも扱いやすいバイクという印象を持つ人も多いのではないでしょうか。

例えばシート高790mmはフルカウルスポーツとしてはやや低めの数値で、足つきが良いため街乗りでも不自由さはありません(ちなみにNinja250は795mm、Ninja400は785mm)

ハンドルはセパハンですが位置は高く、乗車姿勢もアップライトなので、実際にまたがってみると見た目よりやや落ち着いた印象を受けます。

スポーツモデルというよりは、ややツアラー寄りにも感じられるかも。

シリーズ共通で装備される「アシスト&スリッパークラッチ」も便利な機能で、これによりクラッチレバーの操作に必要な力が軽減されるほか、シフトミスなどによる急激なエンジンブレーキによって生じるバックトルクを逃がすことが可能となり、リアタイヤがシフトロックするような事態を回避することが可能となります(特別な操作は不要)

スポーツ走行をする人、特に素早いシフトダウンに慣れていないビギナーにとってはうれしい機能ですよね。

 

Ninja650には「Ninja250」、「Ninja400」にはない余裕があり、かつ「Ninja1000」ほどの大きさや重さもありません。

気軽にまたがることができる大型フルカウルスポーツとして、唯一無二と言えるのではないでしょうか。

 

ちなみに650ccでよりスポーティーなモデルとして「Ninja ZX-6R」がありますが、こちらは現在国内正規販売はなし。

海外では新型が発表されたばかりですが、国内販売される可能性が濃厚です。

新型Ninja ZX-6R(2019欧州仕様)のスペックは次の通り↓

  • 全長×全幅×全高:2,025×710×1,100(mm)
  • 軸間距離:1,400(mm)
  • 車重:196(kg)
  • 最高出力:95.4[130]/13,500(kW[PS]/rpm)
  • 最大トルク:70.8[7.2]/11,000(N・m[kgf・m]/rpm)

よりスポーティーな650ccが欲しいなら「Ninja ZX-6R」の発売を待つのも手。

 

カワサキ Z650

引用元:Z650│株式会社カワサキモータスジャパン

Z650はNinja650のカウルを取り払った“ストリートファイター”モデルです。

Ninja650よりややゆとりのあるポジションを実現していますが、Ninja650はもともとハンドル位置が高いため、驚くほどの違いはありません。

カウルがない分、Ninja650より6kg軽く、車体もスリムな印象。

先の「MT-07」、後述の「CB650F」、「SV650」とは同じネイキッドモデルとしてライバル関係にあります。

 

ホンダ CBR650F / CB650F

ホンダ CBR650F

引用元:デザイン│CBR650F│Honda

CBR650Fはやや高回転型のエンジン特性を持っており、先のNinja650と比べると更にスポーツ色は強め。

高回転型というか、こちらはマルチ(四気筒)なので二気筒のNinja650などと比べるとその違いが現れている感じですね。

ただし四気筒な分、車重はやや重め。

2014年までは「CBR600RR」がラインナップされていましたが、CBR600RRはSS(スーパースポーツ)。

CBR650FはSSと呼べるほどスパルタンなバイクではなく、サーキット走行からツーリング、街乗りまで高い次元で走れるロードスポーツモデルといった位置付けです。

位置付け的にはSSとツアラーのちょうど中間くらいですね。

というわけで、「YZF-R6」や「Ninja ZX-6R」と比べると同じマルチでもやや控えめな印象ですが、「Ninja650」などの国内向け現行モデルと比べればスポーツよりの1台と言えそうです。

個人的には複眼より単眼の方が好きなこともあって、デザインはこのクラスのフルカウルスポーツの中では一番好み。カラーリングもGoodです。

 

ホンダ CB650F

引用元:デザイン│CB650F│Honda

CB650FはCBR650Fからカウルを取り払った“ストリートファイター”モデル。

基本的にスペックは共通で、同じく四気筒エンジンを搭載しています。

スタイル的には「MT-07」や「Z650」、後ほど紹介する「SV650」などとはライバル関係にあります。

ライバルが強すぎるせいか、正直ややマイナーな印象を受けますが、その分街中で同じバイクとすれ違う機会が少ない点はメリットと捉えることもできるかもしれませんね。

 

「CBR650F / CB650F」は、次に紹介する「CBR650R / CB650R」のデビューを受けて、近いうちにカタログ落ちする可能性が濃厚です。

新車で欲しい人は急いだ方が良いかもしれませんね。

 

ホンダ CBR650R / CB650R

ホンダ CBR650R 10

引用元:デザイン│CBR650R│Honda

CBR650Rは先の「CBR650F」をベースに開発された新モデルです(2019年3月15日発売)

外観的にはデザインが一新され、「CBR400R」や上位の「CBR1000RR」を彷彿とさせるヘッドライトを与えられました。

最大出力は「66[90]/11,000(kW[PS]/rpm)」から「70[95]/12,000(kW[PS]/rpm)」と、5PSアップ。

発生回転数が1,000rpm上がっており、より高回転型のスポーティーな味付けがなされています。

車重も213kg→207kgと6kgも軽量化。

「CBR650F」と比べるとハンドル位置が前方(奥)に移動し、更にアグレッシブなライディングポジションへと変更されています。

SSと呼べるほど尖ってはいませんが、その分気負わず乗ることができますし、価格はライバル勢と比べるとやや高く感じますが、「CBR650F」と比べれば+37,800円とわずかですから、十分に需要はあるはず。

 

ホンダ CB650R 04

引用元:デザイン│CB650R│Honda

CB650Rは「CB1000R」などの兄弟車を意識したシリーズ共通デザインを踏襲。

「CB650F」が“ザ・ストリートファイター”といった外観だったのに対し、こちらは丸目単眼ライトを採用し、昨今流行の「ネオレトロ」を彷彿とさせるスタイルでとてもおしゃれですね。

同クラスだと「SV650X」や「XSR700」と競合しそう。

ただし、こちらは四気筒エンジンを搭載しており、高回転型かつ高出力な点が特徴的。

コンパクトさとダイナミックさを併せ持つボディにスポーツ性の高いエンジンを搭載するCB650Rは、まさに「ネオスポーツカフェ」というシリーズコンセプトにふさわしい1台ですね。

 

スズキ SV650 / SV650X

スズキ SV650

引用元:SV650 ABS│スズキ バイク

SV650の“SV”には次のように複数の意味が込められています。

  1. Sporty V-twin(スポーティーなVツイン)
  2. Superior Value(優れた価値)
  3. Simple and Versatile(シンプルで多用途)

Vツインエンジンは中速トルクが太く、それでいて高回転の伸びも良好。

シート高は785mmと控えめで、Vツインゆえにボディもスリム。

エンジンの特性と相まって街中では最高の使い勝手を発揮します。

MT-07と同じく、こちらも小柄な人でも余裕を持って扱うことができそう。

また、SV650には「ローRPMアシスト」という機能が備わっており、これによって“発進時のエンジン回転の落ち込みが緩和”されます。

まさに扱いやすさはピカイチ。

 

また、SV650といえばそのコストパフォーマンスの高さもウリの一つ。

比較的安い「MT-07」と比べても、更に38,880円も安価です。

 

スズキ SV650 02

引用元:SV650 ABS│スズキ バイク

外観はメーターバイザーが特徴的ではありますが、基本は丸目ヘッドライトの“オートバイらしい”デザイン。

トラスフレームとその下に隠れたVツインエンジンの造形、ムリやムダのない“機能美”も、同クラスのライバルにはないSVらしさの一つ。

老若男女を問わず長く付き合えるデザインに仕上がっています。

 

スズキ SV650X 02

 

引用元:壁紙ダウンロード│スズキ バイク

SV650Xは、「SV650」を“カフェレーサー”仕様にアレンジした派生モデル。

メーターバイザーはロケットカウルを意識した造形のものに変更され、シートはタックロール仕立てでオールディーさが演出されています。

 

SV650Xの筆頭ライバルは「XSR700」でしたが、「CB650R」のデビューによって三つ巴といったかたちに。

スタイリングはそれほど共通していませんが、いずれもネオレトロを意識したモデルで、おしゃれさがウリのバイクですね。

しかし中でもSV650Xは圧倒的に安価で、次に安い「XSR700」と比べても差額はなんと117,720円!お得感やべぇ。

 

スズキ SV650X セパレートハンドル

引用元:SV650X ABS│スズキ バイク

中身はベースとなる「SV650」と大差ありませんが、ハンドルがセパハンに変更されているためライディングポジションはややアグレッシブなものとなり、その分乗り味も変化。

めちゃくちゃキツイということはありませんが、先のNinja650などと比べると結構低い位置にハンドルがありますね。

ちょっとワインディングを流す程度なら最高に気持ち良いバイクなのでは。。。

 

【750cc以下】アドベンチャータイプ比較【2019】

人気のアドベンチャーモデルはもちろんこのクラスにもラインナップされています。

アドベンチャータイプの優れる点は次の通り。

  • アップライトなポジションで長距離ライディングが楽
  • 大型スクリーンで風防性能も高め
  • ちょっとしたオフロードなら十分に走行可能
  • 積載能力が高い

他にもありますが、ざっと挙げただけでもその方向性が見えてくるのではないでしょうか。

ツアラーよりツアラー、それがアドベンチャーというジャンルです。

メーカー車名排気量最高出力最大トルク車両重量全長×全幅×全高軸間距離シート高定地燃費値(60km/h 2名乗車時)燃料タンク容量メーカー希望小売価格外観
ホンダX-ADV745(㏄)40[54]/6,250(kW[PS]/rpm)68[6.9]/4,750(N・m[kgf・m]/rpm)238(kg)2,230×910×1,345(mm)1,580(mm)790(mm)40.0(km/L)13(L)1,236,600~(円)ホンダ X-ADV
ホンダNC750X745(㏄)40[54]/6,250(kW[PS]/rpm)68[6.9]/4,750(N・m[kgf・m]/rpm)218(kg)2,215×845×1,320(mm)1,520(mm)800(mm)42.0(km/L)14(L)743,040~(円)ホンダ NC750X
ホンダNC750X(DCT)745(㏄)40[54]/6,250(kW[PS]/rpm)68[6.9]/4,750(N・m[kgf・m]/rpm)231(kg)2,215×845×1,320(mm)1,520(mm)800(mm)42.0(km/L)14(L)946,080~(円)ホンダ NC750X(DCT)
スズキVストローム650645(㏄)51[69]/8,800(kW[PS]/rpm)61[6.2]/6,500(N・m[kgf・m]/rpm)212(kg)2,275×835×1,405(mm)1,560(mm)835(mm)35.5(km/L)20(L)907,200~(円)スズキ Vストローム650
スズキVストローム650XT645(㏄)51[69]/8,800(kW[PS]/rpm)61[6.2]/6,500(N・m[kgf・m]/rpm)215(kg)2,275×910×1,405(mm)1,560(mm)835(mm)35.5(km/L)20(L)950,400~(円)スズキ Vストローム650XT

 

ホンダ X-ADV(DCT)

ホンダ X-ADV

引用元:X-ADV│Honda

X-ADVのADVはAdventure(アドベンチャー)の略。

まず目を引かれるのはその近未来的なデザイン。

街中も似合うアドベンチャーが欲しければX-ADVは筆頭候補になるはず。

 

ホンダ X-ADV シート下ラゲッジスペース

引用元:X-ADV│Honda

シート下のラゲッジスペースにはフルフェイスヘルメットを収納することが可能で、実用性の面でも気軽に乗れるスポーツスクーターのような使い方も可能。

加えて、X-ADVは「DCT」を搭載しており、クラッチ操作が要りません。

実はこのX-ADVは後述の「AT(DCT&CVT)タイプ比較」でまとめようかとも思ったのですが、敢えてアドベンチャー枠に書くことにした理由が足回り。

フロントは減衰力調整機能付きのφ41の倒立式フォーク、リアはプリロード調整が可能なプロリンクサスペンション、タイヤはブロックパターンと、スクーターにしては走りへのこだわりが強いんですよね。

更にフロントタイヤは17インチと大きく、やはりスポーツスクーターより悪路に強そう(後述のTMAX530はフロント15インチ)

スクーター的な使い勝手の良さを持ちますが、クロスオーバー的な立ち位置で他のアドベンチャーモデルと十分に比較検討が可能です。

 

ホンダ NC750X

ホンダ NC750X

引用元:NC750X│Honda

NC750Xの最大の特徴はそのコストパフォーマンスの高さ。

定価743,040円は750ccクラスとは思えない低価格です。

これより安いものとなると、先述の「ホンダ NC750S」と「スズキ SV650」しかありません。

実は400ccクラスの「ホンダ 400X(792,720円~)」よりも安いんですよね。

となると心配なのはその性能面。

簡単にスペックを比較してみましょう。

ついでに上位の「VFR800X(1,436,400円~)」も添えて・・・。

最高出力(kW[PS]/rpm)

  • 400X:34 [46] /9,500
  • 750X:40 [54] /6,250
  • 800X:79[107]/10,250

最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)

  • 400X:37[3.8]/7,500
  • 750X:68[6.9]/4,750
  • 800X:77[7.9]/8,500

 

重量を考慮すると、NC750Xは最も非力と言えるかもしれません。

しかしながら、当然排気量でトルクが大きく異なりますし、これらを発生する回転数はNC750Xが最も低いことから、低回転型のエンジン特性であることが読み取れます。

回さなくても速く、快適に走れるということですね。

ぶっちゃけ、400Xと比べたときのNC750Xという選択肢は、“大型免許を持っている人の特権”といっても過言ではないかもしれません。

残念ながらVFR800Xと比べると足回りなどを含め全体的に見劣りしますが、それでも“ほぼ半値”で買えることを考えるとやはりお得感があります。

スピードを出したりワインディングを攻めようとするとやや物足りなさを感じる可能性はありますが、よりツアラー的な要素を求めるのであれば、NC750Xは最適な選択肢となるのではないでしょうか。

 

こちらも面倒なクラッチ操作の要らない「DCT」搭載モデルがラインナップされています。

詳しくは後述しますが、「DCT」もツアラー的な使い方とマッチしますね。

 

スズキ Vストローム650 / Vストローム650XT

スズキ Vストローム650│Vストローム650XT

引用元:壁紙ダウンロード│スズキ バイク

Vストローム650はスズキが誇るアドベンチャーツアラー。

Vストロームシリーズは250、650、1000の3クラスにラインナップされており、このVストローム650はミドルクラスを担うモデルという位置付けです。

当然Vストローム250と比べれば車体も大きく、パワーにもゆとりがあります。

 

このVストローム650は2017年にモデルチェンジを迎えたばかりで、そこで手に入れたクラス初の「トラクションコントロール」が最大のウリです。

トラクションコントロールとは、各種センサーによってリヤタイヤのホイールスピンを検出し、自動でエンジン出力を低減することでスリップを抑制する機能です。

後輪スライドによってバランスを崩すことも減るため、悪路走行時の強い味方となるはず。

車重212kgはVストローム1000と比べると20kgも軽く、シート高も15mmも低いため、扱いやすさはこちらの方が上。

 

スズキ Vストローム650│Vストローム650XT ホイール

引用元:Vストローム650XT ABS / Vストローム650 ABS│スズキ バイク

Vストローム650とVストローム650XTの最大の違いはホイール。

XTはスポークホイールを採用しており、よりアグレッシブな印象と軽快なハンドリングを両立しています。

その他、XTはエンジンアンダーカウルとナックルカバーが標準装備されます。

価格差は43,200円とそれなりですが、これらの装備に魅力を感じるのであれば、後付けするよりXTを選んだ方がお買い得。

個人的には、アドベンチャーらしさというか、全体のまとまりはXTの方が圧倒的に上だと思います。

 

スズキ Vストローム650XT

引用元:壁紙ダウンロード│スズキ バイク

トップケースやサイドケースといった積載装置を増やしたり、タンデムをしたりしてもトータルバランスが崩れない点はVストロームシリーズの長所の一つ。

むしろ“こうあるべき”というくらいのまとまり。かっこいい。

 

【750cc以下】AT(DCT&CVT)タイプ比較【2019】

ホンダ DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)

引用元:Honda│Technology│デュアル・クラッチ・トランスミッション

ここまでに紹介したバイクのうち、「ホンダ NC750S」と「ホンダ NC750X」はMT搭載グレードとDCT搭載グレードの2通りが、「ホンダ X-ADV」はDCTグレードのみがラインナップされています。

いずれも共通点は「気軽に乗れる大型バイク」であること。

ただし、大型二輪のAT限定免許は650ccまでしか乗ることができませんので、この点には注意してください。

 

「DCT」とは“Dual Clutch Transmission”の略で、1速-3速-5速-発進用クラッチと、2速-4速-6速用クラッチという2つのクラッチ(デュアル クラッチ)を備えたトランスミッションのこと。

わかりやすく言うと、マニュアルトランスミッションの構造をそのままに「クラッチ操作とシフト操作を自動化したトランスミッション」です。

ATの簡単さと、MTのダイレクトでスポーティーな乗り味を両立しているわけですね。

DCTはMTのダイレクトな乗り味そのままにロスの少ないなめらかな変速を可能とするため、4輪ではもともとフェラーリやランボルギーニといったいわゆるスーパーカーに搭載されることが多かったという歴史も持っています。

 

またCVT(無段変速機)を搭載したバイク、いわゆる「スクーター」も利便性では負けていませんよね。

CVTはエンジンのおいしい回転数を使い続けることができるため、機構自体のロスを考慮してもかなり効率の良い走りが可能となります。

いずれもシフト操作が不要で運転がお手軽な点は共通。

というわけで、このクラスの「DCT&CVT搭載モデル」を見てみましょう。

メーカー車名排気量最高出力最大トルク車両重量全長×全幅×全高軸間距離シート高定地燃費値(60km/h 2名乗車時)燃料タンク容量メーカー希望小売価格外観
ホンダNC750S(DCT)745(㏄)40[54]/6,250(kW[PS]/rpm)68[6.9]/4,750(N・m[kgf・m]/rpm)228(kg)2,215×775×1,130(mm)1,520(mm)790(mm)42.5(km/L)14(L)806,760~(円)ホンダ NC750S(DCT)
ホンダNC750X(DCT)745(㏄)40[54]/6,250(kW[PS]/rpm)68[6.9]/4,750(N・m[kgf・m]/rpm)231(kg)2,215×845×1,320(mm)1,520(mm)800(mm)42.0(km/L)14(L)946,080~(円)ホンダ NC750X(DCT)
ホンダX-ADV745(㏄)40[54]/6,250(kW[PS]/rpm)68[6.9]/4,750(N・m[kgf・m]/rpm)238(kg)2,230×910×1,345(mm)1,580(mm)790(mm)40.0(km/L)13(L)1,236,600~(円)ホンダ X-ADV
ホンダNM4-01745(㏄)40[54]/6,250(kW[PS]/rpm)68[6.9]/4,750(N・m[kgf・m]/rpm)245(kg)2,380×810×1,170(mm)1,645(mm)650(mm)38.0(km/L)11(L)1,020,600~(円)ホンダ NM4-01
ホンダNM4-02745(㏄)40[54]/6,250(kW[PS]/rpm)68[6.9]/4,750(N・m[kgf・m]/rpm)255(kg)2,380×810×1,170(mm)1,645(mm)650(mm)38.0(km/L)11(L)1,182,600~(円)ホンダ NM4-02
スズキスカイウェイブ650LX638(㏄)39[53]/7,000(kW[PS]/rpm)58[5.9]/4,750(N・m[kgf・m]/rpm)281(kg)2,265×810×1,420(mm)1,585(mm)760(mm)28.7(km/L)15(L)1,144,800~(円)スズキ スカイウェイブ650LX
ヤマハTMAX530 SX530(㏄)34[46]/6,750(kW[PS]/rpm)53[5.4]/5,250(N・m[kgf・m]/rpm)215(kg)2,200×765×1,420(mm)1,575(mm)800(mm)28.6(km/L)15(L)1,242,000~(円)ヤマハ TMAX530 SX
ヤマハTMAX530 DX530(㏄)34[46]/6,750(kW[PS]/rpm)53[5.4]/5,250(N・m[kgf・m]/rpm)218(kg)2,200×765×1,420(mm)1,575(mm)800(mm)28.6(km/L)15(L)1,350,000~(円)ヤマハ TMAX530 DX

 

 

ホンダ NM4-01(DCT) / NM4-02(DCT)

ホンダ NM4-01

引用元:デザイン│NM4│Honda

ご覧の通り、NM4は全排気量を見渡しても他に類を見ない、ちょっと特異な形状・外観を持ったバイクです。

近未来的というかSFチックというか・・・。

個人的にはかつて「ヤマハ マグザム」が発売されたときにも似た衝撃を受けましたが、NM4のデビューで感じた衝撃はそれ以上でしたね。

 

NM4-01がいわゆるスタンダードなグレードで、NM4-02は“デザインを延長”するリアユーティリティーボックスやETC車載器、グリップヒーターを標準装備。

リアウインカーはリアユーティリティーボックスにビルトインされます↓

ホンダ NM4-02 リアユーティリティーボックス ビルトイン リアウインカー

引用元:NM4-02│NM4│Honda

 

気になる走りですが、重量はややあるものの排気量が750ccもあれば街中では十分すぎるほど。

「坂道でもストレスなく登っていく」というレビューが多いですね。

同時にDCTゆえに半クラが使えないため、発進や低速旋回に気を遣うという意見も多いのですが、それを相殺するのが650mmというとてつもなく低いシート。原チャ並み。

足つきが良いので、極低速時にバランスを崩しても十分に支えることが可能ですね。

 

気を付けたいのは積載性。

見た目の割に(?)荷物はあまり積めません(この辺りの特徴もマグザムを思い出します)

特にNM4-02に搭載されるリアユーティリティーボックスは完全に見た目装備で、あまり大きな荷物は入らず、NM4-01に社外のサイドバックを装備した方がよっぽどマシなくらい。

 

しかしこのバイクを選ぶ決め手は、やはり外見が気に入るかどうかでしょう。

街中でも目立つこと間違いなしで、手に入れたらオーナーの所有欲をバッチリ満たしてくれそうです。

NM4は見るからに高そうですが、それでも他のATバイクと比べると特別高額ではないところも〇

 

スカイウェイブ650LX(AT)

スズキ 650LX

引用元:壁紙ダウンロード│スズキ バイク

スズキが誇るビッグスクーター、スカイウェイブシリーズの最上級モデルがこのスカイウェイブ650LXです。

ビッグスクーターらしく便利で快適な機能が満載で、この650LXはなんとグリップヒーターのみならずシートヒーターまで標準装備されます。

ミラーが格納可能だったりパーキングブレーキがあったりと、4輪車に近い雰囲気すら感じるほど。

当然ラゲッジスペースも広く、シート下にはフルフェイスヘルメットを2つも収納することが可能です↓

スズキ スカイウェイブ650LXシート下トランクスペース

引用元:スカイウェイブ650LX│スズキ バイク

この他にも95mmの範囲で調節可能な「電動式可動スクリーン」も採用されています。

ただこれらの便利機能だけに目を向けると、今や排気量が小さくても装備が充実したバイクもあるわけで、なかなか食指は動きません。

 

しかし、スカイウェイブ650LXには大排気量ゆえの“圧倒的運動性能”があります。

車重をものともしないビッグトルクとCVTの組み合わせは、スタートダッシュから高速域までぐんぐん伸びる圧倒的な加速を生み出します。

 

ところでこのスカイウェイブ650LX、よく車体サイズが大きいと言われますが、実は管理人が所有していたマグザムと比べても縦横は小さいんですよね。

ただし重心は高く、降車時の押し引きはやや難しいかも。

車重は超重量級の281kg!

これは2018年にデビューした話題の3輪バイク「NIKEN(845cc│263kg)」よりも18kgも重いことになります。

NIKENは3輪で安定感があるからまだ良いのですが、こちらは少し気を抜くとヒヤっとする場面もあるかも・・・。

しかしながら重量級ゆえの扱いにくさは走り出せばほぼ消えるデメリットでもあり、スクーターならではの簡単操作や快適な乗り心地も相まって、特にまったりと景色を眺めながら走るようなロングツーリングでは最高の相棒になってくれるはずです。

 

ヤマハ TMAX530 SX(AT) / TMAX530 DX(AT)

ヤマハ TMAX530

引用元:フォトライブラリー:TMAX530 – バイク・スクーター│ヤマハ発動機株式会社

TMAXといえばスポーツスクーターの代名詞と言っても過言ではありません。

その秘密は前後重量配分とバンク角の深さ。

一般的なビッグスクーターは重心が後ろ寄りでブレーキングや鋭い旋回が苦手なのですが、こういった弱点を見事に克服しています。

現行のTMAXにはSXとDXの2つのグレードがあり、DXの方が上位のグレードです。

その違いですが、DXは135mmの範囲で調節可能な「電動調整式ウインドスクリーン」と「クルーズコントロールシステム」、「グリップウォーマー&メインシートヒーター」を標準装備。

更にリアサスペンションに「スプリングプリロードと伸側減衰力の調整機能」が追加されます。

「クルーズコントロールシステム」は、約50km/h以上での走行時にセットすることで自動で一定速度を維持してくれる機能で、設定後の速度調節はスイッチ操作。

ワンプッシュで2km/hごとに上下し、押し続けることで連続昇降させることができます。

クルーズコントロールシステムはブレーキ操作かスロットルグリップ操作で即時解除が可能。

SXとDXの差額は108,000円と小さくはありませんが、その価値は十分にあります。

スカイウェイブ650LXほどどっしりと乗る感じではありませんが、DXは快適装備も満載ですし、十分にラグジュアリーな乗り味を楽しむことができるはずです。

 

【750cc以下】その他│クルーザータイプや唯一のオフロードモデル【2019】

最後に紹介する3台はミドルクラスには珍しいジャンルのバイクたち。

メーカー車名排気量最高出力最大トルク車両重量全長×全幅×全高軸間距離シート高定地燃費値(60km/h 2名乗車時)燃料タンク容量メーカー希望小売価格外観
カワサキVULCAN S649(㏄)45[61]/7,500(kW[PS]/rpm)63[6.4]/6,600(N・m[kgf・m]/rpm)229(kg)2,310×855×1,090(mm)1,575(mm)705(mm)32.0(km/L)14(L)831,600~(円)カワサキ VULCAN S
ホンダレブル500471(㏄)34[46]/8,500(kW[PS]/rpm)43[4.4]/6,500(N・m[kgf・m]/rpm)190(kg)2,190×820×1,090(mm)1,490(mm)690(mm)40.2(km/L)11(L)785,160~(円)ホンダ レブル500
ホンダCRF450L449(㏄)18[24]/7,500(kW[PS]/rpm)32[3.3]/3,500(N・m[kgf・m]/rpm)131(kg)2,280×825×1,240(mm)1,500(mm)895(mm)31.0(km/L)7.6(L)1,296,000~(円)ホンダ CRF450L

それぞれの特徴に触れてみます。

 

カワサキ VULCAN S

カワサキ VULCAN S

引用元:VULCAN S│株式会社カワサキモータースジャパン

VULCAN S(バルカンS)は流線的なデザインが特徴的なクルーザー。

画像の「ストームクラウドブルー」という2019年モデルのカラーが最高にかっこいい。

クルーザーでありながらスポーティーであることが見た目から伝わってきます。

「アメリカンは大排気量が正義」のような見られ方をすることが少なからずありますが、VULCAN Sはエンジンも水冷並列二気筒でアメリカンっぽくありませんし、強いて言うなら「スポーツクルーザー」という言葉が似合いそう。

となれば扱いやすいミドルクラスにラインナップされていることも合点がいきます。

車重は229kgと軽くはありませんが、クルーザータイプであることを考えればそれほど悪くはありません(例えば有名な「ヤマハ ドラッグスター400」は234kg)

重心も低いこともあり、取り回しは悪くない部類に入るはずです。

250ccクラスにラインナップされていた「エリミネーター250V」ほどではありませんが、カワサキのクルーザーはスポーティーな印象が強いものが多いですね。

 

ホンダ レブル500

ホンダ レブル500

引用元:デザイン│Rebel500│Honda

レブル500は2017年にデビューした新世代のクルーザー。

レトロとモダンをうまく融合させたデザインで、街中では結構おしゃれに目立ちます。

目を引かれるとレブルってことが多い。

250ccクラスにラインナップされる「レブル250」とフレームを共有しており、車重はわずか190kgと圧倒的に軽量。

このことから先の「VULCAN S」と同様、かなりスポーティーな印象を受けますが、こちらは471ccと控えめな排気量なので、その分スペックはやや低め。

VULCAN Sはブンブン回してかっとぶクルーザー、レブル500はひらひらと華麗に舞うように走るクルーザーといったイメージ。

当然レブル250と比べれば走りに余裕があり、大型にしては車体が小さいのもメリットですね。

気軽に乗れる大型バイクの一つではないでしょうか。

 

ホンダ CRF450L(2018年発売)

ホンダ CRF450L

引用元:デザイン│CRF450L│Honda

最後に紹介するのはクラス唯一のオフロードバイク、CRF450Lです。

131kgという車重は圧倒的な最軽量。

125ccクラスのスポーツモデルかっていうくらい軽い。

CRF450Lはモトクロスのコンペティションマシン(競技用車両)「CRF450R」のデザインをベースに公道走行に必要な保安部品を装備したモデルで、徹底的に無駄が省かれており、そこが最大の特徴でもあります。

このCRF450L、特にオフロード走行時は初心者だとパワーを持て余してしまうのではないかと個人的には感じています。

特に林道のようなくねくね曲がった道を進むのであれば、250ccクラスのトレールバイクで十分という意見も多いですよね。

4輪に例えれば、CRF450Lはいわば、エアコンやオーディオ、後部座席や無駄な内装を取っ払ってがちがちにチューニングしたラリーカー仕様の「ランエボ」や「インプレッサWRX」のようなもの。

いろいろな意味で特殊なバイクですので、本格的に購入を検討する際はいろいろなサイトで情報収集することをおすすめします。

 

あとがき│750cc以下のバイクは大型でありながら軽快さがウリのモデルが多い。

750cc以下に絞ってみても、意外と多様な車種がありました。

特に大型となるとハイテク機能が搭載された車種も増えますが、今回やや大きめに取り上げた「DCT」もその一つ。

DCT搭載モデルについては、そのうちもう少し詳しくまとめてみたいですね。

 

実は今回の記事をまとめる際、排気量をどこで区切るかとても迷いました。

というのも、750ccのすぐ上にも781ccの「VFR800F」や「VFR800X」がいますし、ヤマハには「MT-09」をはじめ845ccのバイクが多数ラインナップされています。

冒頭にも書いた通り、何も縛りがない中“そのバイクに合った排気量”をメーカーが追求しているようで、厳密なカテゴライズが難しいんですよね。

ただ、今回はヤマハのMTシリーズ、MT-07とMT-09を同クラスとみなすのに違和感があったこと、かつて“ナナハン”という排気量が大きな意味合いを持っていたことから、750ccを一区切りとさせていただきました。

このクラスのバイクは総じて大きすぎず、扱いやすさとスペックのバランスに優れた車種が多いため、クラス自体がおすすめでもあります。

是非参考にしてみてください。