車両購入時に追加で5万円用意してバイクの楽しみ方を増やす方法!

ヤマハ YZF-R25(2018) 快適装備

あなたは新しいバイクを買ったら、そのバイクで何をしたいですか?

スポーツ走行?ツーリング?車載動画の撮影?それとも快適な通勤通学?

 

多くの人にとって大切なのは「バイクを買うこと」ではなく「バイクで楽しむこと」ですよね。

しかしバイク購入時に意外と多くの人が見落としているのが、バイクと一緒に揃えたい必須アイテムや便利アイテムの存在。

実は2輪を最大限楽しむには“トータルコーディネート”が必須なんです!

 

トータルコーディネートなんて聞くと「大げさな」と思うかもしれませんが、その通り。

全く難しいことはありません。

自分が何を楽しみたいかが定まれば、5万円程度の余裕で驚くほどバイクライフを充実させることが可能なのです。

アイキャッチ画像引用元:フォトライブラリー:YZF-R3/YZF-R25 – バイク・スクーター│ヤマハ発動機株式会社

 

【目的別】購入費+5万円の予算でバイクライフを充実させるトータルコーディネートを考えよう!

今回は「バイクの車体購入時にプラス5万円用意しておくとどれだけのことができるのか」を考えてみました↓

  1. 高機能なヘルメットなど、基本装備を充実させられる
  2. インカムでグループツーリングを満喫できる
  3. アクションカムで旅の思い出を残せる
  4. 積載装置を充実させられる
  5. 防犯グッズを充実させられる
  6. キャンプツーリング用品が揃う
  7. サーキットでスポーツ走行を楽しめる

 

ここに挙げたものはほんの一例で、5万円も用意すればこれ以外にもいろいろなことが可能です。

バイク購入時に5万円用意する手段・方法についても後述します。

先にチェックしたい方はこちら→バイク購入時に5万円を確保する方法】

 

1.基本装備を充実させる

ホンダ レブル500

引用元:デザイン│Rebel500│Honda

特に初めて、あるいは久しぶりのバイク購入時に注意してほしいのが、「自動車と違って、バイクに乗る際には意外と必要なものが多い」ということ。

結構見落としがち(というか見ないフリをしがち?)ですが、大切なポイントです。

 

ヘルメット、ジャケット、ブーツ、グローブ、プロテクター・・・。

バイクに乗る際にライダーが身に付けるものって実はたくさんあるんですよね。

もちろん、街中をのんびり走るというのであれば、ヘルメット以外はカジュアルな装備でも問題ありませんが、やはり専用の装備を揃えた方が安全性や快適性が向上する傾向にあります。

ツーリングなどの長距離走行をするのならなおさら。

 

ヘルメット一つに絞っても、購入資金に余裕があればより安全で快適な、また付加価値を持ったモデルを選択することが可能となります。

例えば管理人が使っている「SHOEI GT-Air」は平均的なフルフェイスヘルメットよりほんの少し高額ですが、インナーサンバイザーがもたらす付加価値が絶大で、自信を持っておすすめできるヘルメットです。

 

グローブやブーツもちゃんとしたものを購入すれば結構バカにならない金額になりますから、バイク購入前にしっかりとチェックしておきたいところですね。

ちなみに、スポーツ走行をするのであればプロテクターの入ったライダースーツは必須。

これがないとサーキットを走ることができません。

 

この他にも充実した防寒装備などを揃えることで、快適性を向上させることが可能です。

 

また昨今では標準装備化が進んでいる「ETC車載機」も、高速道路を多用したりツーリングを想定している場合は用意しておきたい装備ですね。

 

2.マスツーリングの強い味方「インカム」

引用元:SYGN HOUSE(サインハウス) B+COM(ビーコム) SB6X (Amazon)

インカムを使って仲間とツーリングをしたことがある人ならわかると思いますが、あるとめちゃくちゃ便利です。

 

管理人はイヤホンマイクでLINE通話をしながらツーリングをしたことも何度かありますが、LINEなどはスマホの電波に依存するため、山間部に入るとすぐに通話が途切れて結構ストレスが溜まるんですよね。

再接続のために一時停止する必要もありますし、そもそも機種やキャリアによる差が大きく、基本的に音質もあまりよくありません。

 

長距離Bluetooth接続等に対応したモデルであれば、そんなストレスとはおさらばですし、万が一接続が切れても距離が近づくと自動的に再接続されるのでとても便利。

操作性も良く、通話しながらナビ音声や音楽を聴くこともできたりと、利便性は段違いです。

 

ただし、インカムの存在が一般的になってかなりの月日が流れているように感じるのですが、いつまでたっても価格がこなれてきませんね。

まるで自動車のナビのよう。

ツーリングをするライダーが対象となると、絶対的な需要が少ないのかもしれませんが・・・。

厳密には中華製の安い商品も増えてきていますが、当たり外れが激しい印象です。

できれば、それなりに予算を確保して、定番モデルをゲットしたいところですね。

 

もちろん、ソロのときも無線でスマホの音声を流したりすることができるので、あって無駄ということはありません。

が、やはり頻繁に仲間内でツーリングに行く人に検討してもらいたいアイテムですね。

 

3.ソロツーリングも楽しくなる「アクションカム」

引用元:GoPro HERO7 Black CHDHX-701-FW(Amazon) 

youtubeなどで車載動画を見たこと、ありませんか?

動画をただ眺めているだけでも楽しめますが、GoProをはじめとするアクションカムがあれば実際に自分が走った景色や思い出を振り返ることが可能となります。

PCに取り込んで早送りで再生したりするとそれだけで楽しめますし、管理人は帰宅後に家族と眺めて、“ツーリングへ行かなかった人とも”楽しんでいます。

 

撮影中は昨今流行のドライブレコーダーの代わりにもなり、ツーリングにおける様々な記録を動画に収めることが可能。

もちろん、バイクでのツーリング以外にもサイクリングや電動スケボー、防水モデルであればサーフィンやダイビング、スノーボードなどのお供にもなります。

奥さんに「動きの激しい運動会の撮影用」と言って購入資金を確保した強者もいるとかいないとか・・・笑

 

バイクとセットで考えたとき、「動画が撮影できないハイスペックなバイク」より、「スペックが控えめでも動画が撮影できるバイク」の方が良いと感じられる人も多いのでは?

そのくらい、実はかなり費用対効果の大きなアイテムです。

GoPro HERO7 Black CHDHX-701-FW
GoPro(ゴープロ)

 

4.実用性抜群!「積載装置」

スズキ Vストローム250

引用元:壁紙ダウンロード│スズキ バイク

バイクを買っていざ「ツーリングに参加しよう!」となったときに意外と困るのが積載問題。

雨具程度であれば↓のようなツーリングネットでタンデムシートに固定すればOKですし、お財布やスマホなどはジャケットに入れたりスマホホルダーに設置すれば良いかもしれませんが、万が一お土産が欲しいとなったら困ることも。

デイトナ(Daytona)
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それでも日帰りツーリングならまだバックパックで十分な可能性がありますが、宿泊込みのツーリング、特にキャンプツーリングとなると+αの積載装置は是非欲しい・・・。

バックパックも良いですが、疲れにくいものは結局安くありません。

できれば防水性能も欲しいところ・・・。

 

各種ツアラー系はこういった積載装置が似合ったり、一気に印象が変わることも多々あります。

バイク購入時から“積載装置を装着した姿”を意識できると完成度が高まりそうですよね。

「カワサキ VERSYS-X 250 TOURER」のように、最初からお得なオプションセットが組み込まれた車種もあるので要チェックです。

 

5.防犯グッズで安心を買う

引用元:コミネ(Komine) モーターサイクルドームL AK-103(Amazon)

せっかくの高いバイクを選んでも盗まれてしまっては何にもなりません。

チェーンロックやディスクロック、簡易ガレージやバイクカバー、イモビライザーなどなど、バイクが盗まれないようにする工夫にも結構お金がかかります。

「車体を買うのにお金を使い果たしてせっかくの愛車を守り切れなかった・・・」なんてことがないようにしたいですね。

これは何かを楽しむという積極的なお金の使い方ではありませんが、備えあれば憂いなし。

安心を買うと考えれば、お金を使う価値は十二分にあります。

コミネ(Komine)
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6.アウトドア用品店でキャンプツーリングの準備をする

DOD ライダーズワンポールテント

引用元:ライダーズワンポールテント(タン) – DOD(ディーオーディー):キャンプ用品ブランド

最近キャンプをはじめとするアウトドアがブームですね。

キャンプの楽しみ方にはいろいろありますが、その中でもアウトドアブームが来る前から人気が高かったのが、バイクでツーリングがてらキャンプ場に立ち寄るキャンプツーリング、略して「キャンツー」です。

バイクは四輪車ほどの積載能力はありませんが、今やテントやチェアを中心にコンパクトに収納可能なキャンプギアが増えており、思いのほか充実したキャンプを過ごすことが可能。

しかしこれらのキャンプギアはそれなりのお値段がすることが多いので、興味がある人はバイク購入前にチェックしておきましょう。

 

7.サーキットでスポーツ走行を楽しむ

スズキ GSX-R1000R

引用元:壁紙ダウンロード│スズキ バイク

サーキットを走行するのにもお金が必要です。

しかし、5万円あればサーキットの年会費(ライセンス料)+α程度の費用は賄えるので、十分にスタートラインに立つことが可能。

特にスポーツ走行の場では、「初心者は高額な車両を買うより、まずは安い車両を用意して走行のための費用に充てて上達した方が良い」と言われることも多いですね。

ある程度の腕になると何かキッカケを得るまで足踏みすることもありますが、特に初めての人は1回より2回、2回より3回走った方が確実に速くなります。

 

あまり初心者が選択することはないかもしれませんが、特にハイエンドなリッターSSともなると、一部は逆輸入車としてしか入手できないこともあって価格差も驚くべきものとなります。

この差額をサーキット利用料やガス代に回せると考えれば、多少妥協してでも安いマシンを選ぶ価値はあります。

「自分のライディングスキルの向上に投資する」というイメージ。

 

もちろんサーキット走行は日常とはまた違った楽しさが味わえるので、ライディングスキルどうこうは置いておいても、一度走ってみる価値はあるかもしれませんね(ショップの走行会等を利用すればライセンス料が要らないことも)

 

バイク購入時に5万円を確保する方法

実はバイク購入時はこの5万円をねん出するチャンスでもあります。

3つほど例を挙げてみます。

  1. 高額査定を狙う(下取り車がある場合)
  2. 新車購入時に価格交渉をする
  3. 価格の安いライバル車を選ぶ

 

この他にも、新車にこだわらないのであれば中古車から選ぶのも一つの手。

車両購入価格を大きく抑えられる可能性が出てきます。

ただし、中古車は新車と比べれば各種トラブルのリスクも高く、購入時には上記の5万円とは別枠で「いざというときのメンテナンス費用」も確保しておいた方が無難。

またバイクショップによってはメンテナンスやオイル交換のサービス、ヘルメットプレゼントといった新車購入特典などが付くこともありますし、新車ならオプションも自由に選べるので、目先の金額に惑わされすぎないよう、しっかりと比較したいですね。

 

1.高額査定を狙う(下取り車がある場合)

買い替えの場合に個人的におすすめしたいのが「一括査定サービスの利用」です。

一括査定は複数社から電話が来たりと面倒な部分も確かにありますが、デメリットといえばそれこそ面倒なことくらい。

査定会社によって買取価格が数万円違うなんてことはザラですから、面倒な電話応対、出張査定応対も「日給数万円の割の良いバイト」と捉えることができますし、試す価値は大いにあります。

詳しくはこちら↓

 

2.新車購入時に価格交渉をする

正直、これはあまり現実的ではありません。

というのも、バイクは自動車と違ってそもそもの価格帯が低いため、5万円も引いてもらうのは容易ではないからです。

値引き交渉を受け付けないバイク屋もあるので注意が必要ですね。

最初にお店から「ここまで引ける」と言ってくることもありますが、暗に「これ以上はお断り」というメッセージでもあります。

 

例外として、年式の低い車両(売れ残り)は、積極的に値引いてくれるケースもあります。

最新のカラーじゃなくても構わないという場合やマイナーチェンジの内容に差額ほどの魅力を感じないことなどが条件で、“自分好みの車両が売れ残っているかどうか”という意味では運要素も強いですが、もし好みの車両に出会えたらラッキーですね。

お店側としても「いつまでも在庫として持っていたくない」と考えるのが一般的ですし、こういった車両は元々お得なプライスタグがついていることもありますので、いろいろなバイクショップを覗いてみると良いかも。

 

ただし、車両価格が安いからと遠方のバイクショップから購入するのはあまりおすすめできません。

定期点検やもしものときのことを考えると、バイクの購入店舗は普段の行動範囲から遠くなりすぎない位置にあるのが望ましいですね。

 

3.価格の安いライバル車を選ぶ

最後は車両購入費用自体を見直す方法。

下取り車がない場合、もっとも簡単かつ確実な方法は「比較可能なライバル車種を探すこと」です。

当サイトでは排気量別やタイプ別にバイクを一覧にしたり、ときに比較することもありますが、そうしていると同じクラス、同じタイプのバイクでも装備や生産地の違いで驚くほどの価格差が生じているケースがあることに気が付きます。

 

先のサーキット走行費用の項でも少し触れましたが、特に価格差が大きくなりやすい大型バイクにおいては、ライバルと新車価格が5万円違うということはそう珍しいことではありません。

加えて、今や低排気量であっても新車価格が5万円どころか10万円以上も異なるライバル関係が存在します。

現行モデルで言えば、「ホンダ CBR250RR」とライバル関係にある「カワサキ Ninja250」、「ヤマハ YZF-R25」の関係が有名ですね。

CBR250RRの756,000円~に対し、Ninja250は629,640円~と126,360円もの差額。

YZF-R25は567,000円~ですから、実に189,000円もの差額となります。

参考記事↓

 

この他にも250ccアドベンチャーツアラーの「カワサキ ヴェルシスX250」と「スズキ Vストローム250」、おしゃれな50ccバイク代表の「ホンダ クロスカブ50」と「ホンダ スーパーカブ50」など、5万円程度の価格差であれば排気量を問わずいくらでもピックアップすることが可能です。

 

当然価格差には「妥協」ばかりでなく「工夫」といった要素もあるわけですが、中には「予算が許せば高い方が良い」という“高いもの主義”な人もいるかもしれません。

しかし先述の通り、2輪を最大限楽しむには“トータルコーディネート”が必須!

バイク本体の他に、走るために必要なもの、あると便利なもの、これら全てをトータルで考えたとき、「自分の予算内でどこを妥協するか」が重要になってきます。

もちろん、全て良いものを揃えられるのであれば悩まなくて済むのですが・・・笑

 

まとめ│バイク購入費用を5万円浮かすとトータルでリッチな気分になれるかも!?

いつの時代もバイクはスペック至上主義の流れから価格が高騰しがちですが、一歩引いて「本当に必要なスペックか」、「本当に必要な機能か」といったところを見極めたいところ。

先述の通り、5万円もの価格差があればそれには何かしら理由があります。

しかし、例えば体感するのが難しいようなスペックの違いだとか、スイングアームがアルミ製のオリジナル形状か鉄の角材かだとか、生産地が国内か東南アジアかなんてことは人によっては気にならないポイントになり得ますよね。

そういった気にならないポイントを見つけることができればラッキー。

あとは浮いたお金で身に付ける装備や便利グッズを買ったり、旅費や走行費用に回しちゃいましょう!

また、バイクを買い替える人には是非面倒くさがらずに徹底的に愛車の価値を深堀してほしいですね。

 

重複になりますが、大切なのは「バイクを買うこと」ではなく「バイクで楽しむこと」。

トータルコーディネートを意識すると、購入から時間が経ってもバイクに乗るのを楽しむことができるので“マジでおすすめ”です!