FF車で速く走るために気を付けたい4つのポイントとは!?

新型シビックタイプR 2017 ドライビングテクニック

今回紹介するのは自動車の駆動方式の一つ、FFレイアウトを採用した車におけるスポーツ走行のポイントです。

FF車はドリフトのような派手な走行には向きませんが、ポイントを押さえれば十分にスポーツ走行を楽しむことができます。

 

FF車の特徴についてはこちらをご覧ください。

【FFのメリットとは?なぜ最近の市販車はFFが多いのか。】

 

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FF車の運転で気を付けたい4つのポイント

FFレイアウトは多くの市販車に採用され、今では最も一般的な駆動方式と言ってもいいでしょう。

しかし、実はスポーツ走行におけるFF車はかなりのクセを持っており、スピードを求めてFF車の性能を限界近くまで引き出そうとする場合は、相当の慣れとテクニックが必要と言えます。

というわけで、今回はFF車でスポーツ走行をする上で気を付けたいポイントを4つに絞り、順番にご紹介したいと思います。

 

1.スローインファストアウトを意識する

既に触れましたが、FF車はアクセルオンでアンダーステアが生じやすいため、スポーツ走行においては曲がりにくい車と言えます。

また前輪に負荷が集中しますから、急ブレーキをしながら旋回を始めると簡単にロックしてコースアウトしてしまいます。

そのため、オーバースピードでコーナーに進入することだけは絶対に避けたいところです。

 

要するにスローインファストアウトを徹底する必要があるということですね。

【教習所で習うスローインファストアウトはスポーツ走行の基本でもある】

 

具体的には、慣れるまでは早めかつ長めのブレーキを意識しましょう。

直線の内にガツンとブレーキをかけ、そこから徐々にブレーキを弱め、スピードを調整しながらコーナーに進入します。

 

タイムアップのためにはこの動作をより短期間で行えば良いのですが、それはこの次のステップです。

安全な方向から一つ一つ確実に実践し、限界を見極めていきましょう。

 

 

2.クリッピングポイントを奥に置く

アンダーステアが生じやすいFFにおいては、とにかく曲がり切れないという事態が最も怖いですよね。

そのため、コーナー後半に余裕を残しておくことが大切です。

 

確かにFFはアクセルを戻せばタックインで一時的に旋回力を高めることができます。

しかしタックインのためにアクセルを戻せば、その分前に進む力は減り、タイムをロスすることになります。

 

クリッピングポイントを手前に置いてしまうとなかなかコーナーの出口が見えず、アクセルを踏めません。

踏めばアンダーステアが生じてまた緩めるの繰り返しになってしまいます。

 

できることならアクセルを踏むタイミングを見極め、一度踏んだら次のコーナーまで踏んだままにする。

この方が圧倒的に効率が良いです。

そのためにも、後半で加速しやすいライン取りを心がけましょう。

 

具体的にはクリッピングポイントを奥に置くことを意識すると、ラインが安定しやすくなるはずです。

 

クリッピングポイントについてはこちらで詳しくお話しています。

【クリッピングポイントを意識してライン取りの完成度を上げよう!】

 

3.トラクションを意識して加速する

これは言われなくても多くの人が実践できると思います。

トラクションとはタイヤが地面を蹴る力のことで、FF車であれば前傾姿勢のときはトラクションがかかり、後傾姿勢のときはトラクションが抜けている状態と言えます。

 

FF車は先に述べた通り、急加速に不利な駆動方式です。

特にタイヤをフルに使っているコーナー出口付近や滑りやすい坂道などでは、一気にアクセルを開くとタイヤが空転してしまう恐れがあります。

 

そうならないためにも、加速の際は後傾姿勢になり過ぎないように注意しながらアクセルを踏むことが大切です。

 

4.アンダーステアを抑制する

FF車はフロント荷重が抜けると曲がりにくくなるため、コーナー中ほどまでブレーキを残しておいた方が曲がりやすいと言えます。

この場合のブレーキはフロント荷重を残すためのブレーキですので、大きな制動力が要らない点に注意しましょう。

わかりやすく言えば、最初にガツンとブレーキをかけ、そこからコーナー中ほどにかけて徐々に踏力を弱めるイメージです。

 

アクセルオンのタイミングにも注意しないと、次のような理由で曲がれなくなってしまいます。

アクセルオン→フロント荷重が抜ける→前輪のグリップが低下→アンダーステア→曲がれない

 

一度フロント荷重が抜けると、アクセルを踏み込んでもなかなかアンダーステアが解消しないため、そうなるとアクセルを踏めないままラインを外すことになるか、最悪コーナリング中にブレーキを踏む羽目にもなりかねません。

 

このため、アクセルを踏むのは車がしっかりと向きを変えてコーナーの出口が見えるまで我慢するようにしましょう

 

タックインとは

実はタックインという現象をうまく使うことができれば、コーナーによっては驚くほど速いコーナリングが可能になります。

 

こう言うと先ほどのスローインファストアウトと矛盾を感じる方もいるかもしれませんが、やはり無茶な速度でコーナーに進入するのはNGです。

前輪がロックすればタックインしませんし、仮にできてもすぐさまスリップという危険性もあります。

あくまで基本に忠実な運転を心掛ける必要があります。

 

詳しくはこちらをどうぞ。

【タックインとは?メカニズムと危険性を把握して有効活用しよう!】

 

まとめ

上記の通り、スローインファストアウト、アクセルのタイミング、クリッピングポイント、トラクションの4つを意識して運転してみましょう。

 

FF車はFR車よりも直感的な操作で速く走るのは難しいかもしれません。

しかし逆に、”知識を持っている人ほど有利”とも言えます。

よく考えて走ることを心がけてみましょう。

 

FR車とはまた違った楽しさがありますから、未経験の方は是非一度FFでスポーツ走行をしてみてください。

「FFはコンパクトカーやミニバンのための駆動方式」と思っている方がいれば、きっと考え方が変わりますよ♪

 

終わり。

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