教習所で習うスローインファストアウトはスポーツ走行でも必須!?

スローインファストアウト コーナリング

みなさん、スローインファストアウトという言葉に聞き覚えはありませんか?

スローインファストアウトはスポーツ走行のみならず、公道を安全運転するためにもなくてはならない考え方です。

そのため自動車学校で習った記憶があるという人も多いのではないでしょうか。

 

今回はそのスローインファストアウトによるメリットと、その実践方法について考えてみたいと思います。

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スローインファストアウトとは?

スローインファストアウトとは、コーナリングのテクニック、考え方の一つで、ゆっくりとコーナーに進入(スローイン)し、加速しながら高い速度でコーナーを脱出(ファストアウト)することを表します。

 

しかし、公道においては厳密には“ファストアウト”である必要はなく、大事なポイントは「コーナー進入までに十分に減速すること」と、「アクセルを踏みながら曲がること」の2つです。

アクセルを踏まずにエンジンブレーキがかかりながら曲がれる速度は、公道においては速度が出過ぎている可能性があります。

「アクセルを踏む必要があるくらいまで減速する」、それがスローインファストアウトの神髄と覚えましょう。

 

さて、安全のためにスピードを落とすということは誰でも簡単に理解できることと思いますが、これがなぜスポーツ走行にも有用なのでしょうか。

 

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スローインファストアウトによる恩恵

スローインファストアウトを実践することで得られる恩恵は大きく分けて3つあります。

どれも公道、サーキットを問わずに効果があるものばかりです。

 

リスクが少なく安全

最もイメージしやすいメリットがこれですね。

オーバースピードでコーナーに進入すれば曲がれ切れないことは免許を持っていない人でもわかるんじゃないでしょうか。

例えば壁に向かって全力疾走し、直前に左右に向きを変えて走り続けることは難しいですよね。

多くに人はそのまま壁に当たってしまうでしょう。

しかし壁の3m手前から歩いたらどうでしょうか。

恐らく壁に当たらずに容易に向きを変えることができるはずです。

公道やサーキットでも同じことが言えて、オーバースピードはコースアウトの原因となり、逆にゆっくりとコーナーへ進入すればそのリスクは限りなく小さくなるわけです。

 

車の向きを変えやすくなる

しっかりとスピードを落としてからコーナーに進入することで、急激な動作や急激な荷重移動が少なくなり、車の動きがスムーズになります。

そうなると運転も簡単になり、安定したコーナリングを実践することが容易になります。

これは乗り心地にも影響し、同時に車やタイヤへの負担を抑える効果もあります。

 

コーナー脱出速度を稼げる

スポーツ走行で「スローインファストアウト」と言うと「スローイン」の部分が注目されがちですが、「スローイン」によって「ファストアウト」が可能になるという点にも改めて注目してみましょう。

結論から言えば、スローインにより早めに車の向きを変えることで、コーナー後半で加速できる区間が長くなり、コーナーの脱出速度が高くなります。

これがスポーツ走行においては最も大きなメリットです。

 

脱出速度が早ければその後のストレートのトップスピードが上がり、結果総合的なラップタイムに好影響をもたらすということが多々あります。

 

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スローインファストアウトで気を付けたいこと

さて、スローインファストアウトと簡単に言っても、ただゆっくりとコーナーに入ればいいというわけではありません。

特にスポーツ走行を行う上では必要以上にスピードを落とすことは避けたいですよね。

 

スピードを落としすぎては速く走ることができないだけでなく、コーナー脱出時に余計な加速が必要になるため、燃費も悪化してしまいます。

その辺りも踏まえて、今度は具体的な実践方法を見ていきたいと思います。

 

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スローインファストアウトの実践方法

では具体的に実践方法を見ていきましょう。

意識したいポイントは次の3つです。

  1. コーナー進入前に減速を終えること
  2. 視線を先に送り、早めに出口を見つけること
  3. 走行ラインを意識すること

 

1.コーナー進入前に減速を終える

ファストアウトを実践するためには早めにアクセルを踏み出す必要があります。

しかし、減速が遅いと車の向きを変えるのに時間がかかり、アクセルを踏むタイミングまで後ろへずれてしまうのです。

 

更にコーナリング中にブレーキを踏み続けると車が曲がりにくいというデメリットがあります。

仮にオーバースピードでコーナーに進入し、減速しながら旋回をしようとすると、減速と旋回2つの向きにタイヤのグリップを消費することになります。

その結果グリップが不足して思い通りに曲がらなかったり、場合によっては限界を超えてスピンしてしまうこともあり得ます。

 

しかし、しっかりと減速ができていればタイヤのグリップ力は車を旋回させることだけに使うことができるので、曲がるのが容易になるのです。

 

2.視線を先に送り、早めに出口を見つける

先も述べましたが、スポーツ走行におけるスローインファストアウトの最大の利点は脱出速度の高さにあります。

そこで、早い段階でアクセルを全開にして加速するために、スローインによってこれまた早めに加速のための姿勢を作るわけですね。

 

ここで言う加速のための姿勢とは、つまり車がコーナーの出口を向いているかどうかということです。

その判断のために重要になってくるのがドライバーの目線です。

目線をコーナーの先に送って出口を見つけることができれば、あとはその出口に向けてアクセルを踏み込めるかどうか、コースアウトするかどうかが直感的にわかるはずです。

早めに出口を見つけ、素早くコーナーを脱出することを心がけましょう。

 

3.走行ラインを意識する

どこまで減速すればいいのか、というのも慣れないうちはわかりにくいですよね。

先ほども述べましたが、スピードを落としすぎてはタイムも燃料もロスが多くなってしまいます。

 

しかし、走行ラインを明確にイメージすることができれば、その減速が適切だったかどうかがわかりやすくなります。

例えばラインをトレースすることが難しいと感じたら、それはスピードを出しすぎている可能性が高いです。

 

仮にコーナー出口が見えてないにも関わらずアクセルを踏みたいと感じたら、それはコーナー進入前に減速しすぎな可能性が高いと言えるでしょう。

 

ライン取りについては以下の過去記事を合わせて読んでいただけると更に理解が深まると思います。

 

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公道におけるスローインファストアウトの神髄

先述の通り、スローインファストアウトは教習所で習うこともあります。

理由は簡単で、「スローインファストアウトが安全運転のためになるから」に他なりません。

 

さて、公道でスローインファストアウトを推奨すると必ずと言って良いほど出てくる意見が、「公道でファストアウトは不要だ」というもの。

しかし、公道におけるスローインファストアウトにおいて重要なのが「スローイン」の部分だということくらい、少し考えればわかることですよね。

スローインゆえのファストアウト、つまり「加速しながらコーナーを立ち上がらなければならないほどコーナー手前で減速する走り方」、これが公道におけるスローインファストアウトの神髄です。

 

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まとめ│スローインファストアウトは公道でもサーキットでも重要なテクニック!

教習所でも習うスローインファストアウト。

公道のみならずスポーツ走行をする上でもとても大切な考え方、テクニックであることがお分かりいただけたでしょうか。

その実践のためには、次の3つが大切です。

  1. コーナー進入前に減速を終えること
  2. 視線を先に送り、早めに出口を見つけること
  3. 走行ラインを意識すること

 

スローインファストアウトを実践して安全かつスピーディなドライビングを楽しみましょう♪

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